- 目次
-
- カラテアとは
- 種類が豊富なカラテア
- カラテアの人気の品種
- カラテア・マコヤナ
- カラテア・クロカータ
- カラテア・オルビフォリア
- カラテア・ゼブリナ
- カラテア・ランキフォリア
- カラテア・インシグス
- カラテア・ムサイカ
- カラテア・ホワイトフュージョン
- カラテアの開花時期と花を咲かせるコツ!
- カラテアの花を咲かせるコツ
- 水を与えすぎない
- 葉水を行う
- 直射日光を避ける
- 冬の寒さに気をつける
- カラテアの開花条件は?
- 花が咲いた後は?
- カラテアの選び方
- カラテアの株の選び方
- カラテアの日当たり・置き場所
- カラテアを屋外で育てる場合の置き場所
- カラテアを室内で育てる場合の置き場所
- カラテアの管理温度
- カラテアの夏越し・冬越し
- カラテアの夏越し
- カラテアの冬越し
- カラテアの土づくり
- 水苔単用の土
- 自作した土
- カラテアの肥料
- 肥料を与えるタイミング
- カラテアの植えつけ・植え替え
- カラテアの植えつけに適している時期
- カラテアの植え替えに適している時期
- カラテアの植え替えに適している時期
- カラテアの植え替え方法
- カラテアの水やり
- 夏場の水やり
- 冬場の水やり
- 葉水
- カラテアの剪定方法
- カラテアの増やし方
- カラテアを株分けで増やす
- カラテアの株分けに必要な道具
- カラテアの株分けの方法
- カラテアの病害虫
- カラテア栽培で気をつけたい病気
- ・黒斑病
- ・斑点病
- カラテア栽培で気をつけたい害虫
- まとめ
個性的なしま模様の葉を持つカラテアは、お部屋にアクセントを加えるインテリア植物としても人気の植物です。昼間は葉を開き夜になると葉を閉じて眠ったようになるカラテアは、耐陰性に優れ室内栽培にも適していることから初心者でも育てやすくおすすめです。
今回は、はじめて観葉植物を育てる方にもおすすめのカラテアの特徴や育て方のポイントなどを詳しくご紹介します。
カラテアとは
カラテアは、ブラジルをはじめとする熱帯アメリカ原産の植物です。クズウコン科カラテア属に分類される観葉植物で、英語名では「Jungle velvet」と呼ばれています。
国内・海外問わず人気のカラテアは、しま模様が入った葉が最大の特徴です。色味がはっきりしていて、ほかの植物とは異なる独特な雰囲気を醸し出しています。
種類が豊富なカラテア
カラテアは、世界中に100種類から300種類以上もの品種が存在しているといわれています。葉の模様や形は品種により大きく異なり、一部のカラテアは黄色や白などの美しい花を咲かせます。
カラテアは、およそ1m~1.5mの高さまで生長します。たまごのような楕円形の葉と、地面から広がるように生い茂る葉も特徴のひとつです。カラテアの種類で特に人気の品種は、ブラジル原産の「カラテア・マコヤナ」です。カラテアの中で最も流通している品種で、葉が薄く光沢感があるのが特徴です。
カラテアの人気の品種
カラテアは葉の模様が品種によりさまざまで、お部屋に置いたときの雰囲気もガラッと変わります。ここでは、カラテアの品種の中で人気の高い品種をいくつかピックアップしてご紹介します。
カラテア・マコヤナ
カラテア・マコヤナは、カラテアの中で最も人気があり日本にも多く流通している品種です。和名は「ゴシキヤバネショウ」といいます。カラテアの最大の特徴であるしま模様の大きな葉が美しく、夏に白い小さな花を咲かせるのが特徴です。
葉の模様は広い楕円形で、表面はツヤがあり濃い緑をしています。葉の裏は赤紫色をしていて、表と裏で色が異なることから英語で「ピーコックプラント」と呼ばれています。
カラテア・クロカータ
カラテア・クロカータは、花を咲かせる品種として有名です。カラテアの多くは葉の模様を楽しみますが、カラテア・クロカータは色鮮やかなオレンジの小さな花を咲かせることから別名「ゴールドスター」と呼ばれています。カラテアの中でもサイズが小さい部類に入り、初心者でも育てやすいのが特徴です。
カラテア・オルビフォリア
カラテア・オルビフォリアは人気品種ですが、希少種のためあまり流通していません。葉は丸く厚みがあり、他のカラテアよりも個性的な形をしています。色鮮やかな明るい緑に、シルバー色のしま模様が入っているのが特徴です。
カラテア・ゼブリナ
カラテア・ゼブリナは最大1m以上と、カラテアの中で最も大きく生長する品種です。「ゼブリナ」の名前の由来は葉のゼブラ模様で、緑と黒の明るい鮮やかな色をしています。カラテア・ゼブリナは小さい黄色の花を咲かせる品種で、マツボックリに似ているといわれています。
カラテア・ランキフォリア
カラテア・ランキフォリアはカラテアの中でも珍しく葉がシャープで、楕円形のドッド柄模様が特徴です。葉裏の全体がワインのような色合いをしています。葉がまっすぐ上に伸びるため、置き場所が最小限で済むと人気があります。
カラテア・インシグス
カラテア・インシグスの葉の模様や形状は、カラテア・ランキフォリアと似ています。葉がまっすぐではなく波打っているのが特徴で、葉の裏には赤紫色の斑が入っています。カラテア・インシグスは丈夫な品種としても知られ、初心者でも育てやすいカラテアとして人気があります。
カラテア・ムサイカ
カラテアの多くは葉がしま模様をしていますが、カラテア・ムサイカは淡い緑の葉に黄緑色のモザイク模様が入っているのが特徴です。樹高50cmほどと小さいため、室内でカラテアを育てたい方におすすめの品種です。
カラテア・ホワイトフュージョン
カラテア・ホワイトフュージョンは、名前に「ホワイト」とあるように葉に白い班が入っている見た目が特徴です。葉の緑と白のコントラストが美しいことから「フュージョン」と名付けられました。
カラテアの開花時期と花を咲かせるコツ!
カラテアは、すべての品種が花を咲かせるわけではありませんが、一部の品種は黄色や白、青紫色などの美しい花を咲かせます。中でも「カラテア・クロカータ」は、初夏に開花する品種で、黄色や橙色の小さな花をらせん状に咲かせます。
カラテアの花を咲かせるコツ
カラテアの花を咲かせるのには少しコツが必要で、元気に育てることが花を咲かせる第一歩といえます。
【カラテアを元気に育てる4つのコツ】
- 水を与えすぎない
- 葉水を行う
- 直射日光を避ける
- 冬の寒さに気をつける
水を与えすぎない
「水を与えすぎない」はカラテアに限らず、他の植物にも共通していえることです。植物に水を与えすぎると根腐れの原因となり、最悪の場合は植物全体が枯れてしまう恐れがあります。水を与えすぎない、適度に与えることが植物を枯らすことなく上手に育てられるポイントです。
葉水を行う
水やりの代わりに、カラテアに「葉水」をしましょう。葉水であれば定期的に行っても、根腐れを起こす心配はありません。特に室内でカラテアを育てていて部屋が乾燥しているときは、こまめに葉水を行ってください。葉水はカラテアに発生しやすいハダニ予防にも有効です。
直射日光を避ける
カラテアは熱帯が原産ですが、直射日光に弱い植物です。直射日光に当たると、葉焼けを引き起こす恐れがあります。鉢植えを窓から離して日光が直接当たらない場所、または窓際のレースのカーテン越しに置きましょう。
冬の寒さに気をつける
カラテアは耐寒性の低い植物です。日本の冬の寒さには耐えられないため、寒い時期は室内に移動して、できるだけ暖かい場所で育ててあげましょう。
カラテアの開花条件は?
カラテアの開花条件は明らかになっていません。カラテアの花が咲くのは初夏です。気温が高く暑い夏の時期に咲くことから、開花条件には「温度が関係しているのでは」といわれています。
花が咲いた後は?
カラテアの美しい花を楽しんだ後は、完全に花が枯れたのを確認してから摘み取りましょう。枯れた後に花を摘む理由は、栄養が枯れた部分に行き渡ることを防ぐためです。
カラテアの選び方
カラテアの株を購入する際は、どのようなことに気をつけて選ぶとよいのでしょうか。
カラテアの株の選び方
カラテアの株を購入する際のポイントは、主に3つです。
- 葉にツヤや張りがあるカラテアを選ぶ
- 害虫がついていないかを葉の裏側までよく観察する
- 徒長しているカラテアは避ける
カラテアは、ハダニやアブラムシなどの害虫がつきやすい植物です。害虫が付いている株を購入すると、元気に育たない可能性があります。家で育てている植物がある場合は害虫がついているカラテアを持ち帰ったことで、ハダニやアブラムシが他の植物についてしまう可能性があります。
また、生長しているものと勘違いして、植物が必要以上に生長している「徒長」したカラテアを選ばないように注意しましょう。徒長しているカラテアは株自体が弱っている可能性が高いです。
アブラムシを見つけたらアブラムシ退治と肥料やりが同時にできるハイポネックス原液殺虫剤入りがおすすめです。
カラテアの日当たり・置き場所
カラテアは直射日光が当たる場所ではなく、1年を通して明るい日陰に置いて育てると葉が元気に育ちます。またカラテアは強い光に弱い植物である一方で、日が全く当たらない暗い場所で育てると上手く生長せず葉の形や色が悪くなります。カラテアの日当たりや置き場所は屋外と室内で異なるため、ここからは屋外と室内に分けて置き場所のポイントをご紹介します。
カラテアを屋外で育てる場合の置き場所
カラテアは、直射日光に当たると葉焼けを起こす恐れがあります。屋外で育てる場合は、直射日光が当たらないように木陰や、やさしい木漏れ日がそそぎこむ明るい日陰に置くのがおすすめです。日がほとんど差し込まない日陰は、カラテアが生長しないため置き場所としては不向きです。
カラテアは耐陰性に優れているため室内で育てられますが、生長期である春から秋は屋外で育てたほうが徒長を防ぐことにもつながり、管理もしやすくおすすめです。マンションなどにお住まいで庭木がない場合は、直射日光が当たらない場所に鉢植えをおいてください。カラテアを置く場所を確保できず、どうしても直射日光が当たってしまう場合は、園芸店やホームセンターに売っている遮光ネットや遮光板、板などを利用して光を遮る工夫をしてみてください。
また、カラテアは強い風に弱い植物です。マンションの高層階など、風が当たりやすい場所に置くのは避ける、置く場合は風よけになるものを用意しましょう。
カラテアを室内で育てる場合の置き場所
カラテアは耐陰性が備わっているため、室内でも十分に育てられます。窓のそばに置くときは直射日光に気をつけて、レースのカーテン越しにやわらかな日光が当たるようにしください。
カラテアは、気温が10℃を切ると生長が止まります。室内で育てる場合は、室温12℃以上をキープするとよいでしょう。真冬の寒い時期は、ダンボールなどで囲って保温するのがおすすめです。
カラテアは風や乾燥に弱いことから、室内栽培の場合はエアコンの風が直接当たらないように気をつけましょう。エアコンの風や暖房が直接カラテアに当たると、枯れてしまう恐れがあります。
カラテアの管理温度
屋内栽培、屋外栽培に限らず、カラテアを育てる際は常に気温を10℃以上にキープしましょう。気温が20℃を下回ると、カラテアは少しずつ生長や活動が緩やかになります。暖かい国を原産とするカラテアは高温を好むため、真冬の寒さが厳しい時期はカイロや湯たんぽなどを使って鉢植えを温めてあげるのが有効です。
カラテアの夏越し・冬越し
カラテアを夏越し、冬越しさせるために、注意すべき点を紹介します。
カラテアの夏越し
カラテアは、乾燥にあまり強くありません。夏の暑い時期は、カラテアが乾燥しないように注意が必要です。真夏の暑い時期は、受け皿など使用して鉢を水に浸す「腰水法」で水を与えるのがおすすめです。尚、暑い時期は鉢が蒸れる可能性が高いため、風通しのよい場所に置いて管理しましょう。
カラテアは、直射日光に当たると葉焼けを起こす可能性があります。強い光が当たらない明るい日陰に置いて育てましょう。明るい日陰とは、日光を50%ほど遮光した状態のことをいいます。明るい日陰がない場合は、遮光ネットや遮光板などを使ってください。
カラテアの冬越し
カラテアは寒さに弱いため、冬は室内で管理しましょう。気温が10℃以下になると、生長が緩やかになります。11月くらいからは暖かい室内に移動してあげてください。寒さで生長が止まったら、水やりの回数を減らします。1週間に1~2回ほどの頻度で水やりをしましょう。
カラテアの土づくり
カラテアに適している土は、水はけがよい土、保水性に優れている土、通気性のよい土です。市販の観葉植物用の土を利用する際は、川砂を少し混ぜるのがおすすめです。
水苔単用の土
水苔単用の土はカラテアを育てるのにおすすめですが、多湿になりやすいため注意が必要です。土の表面が乾いていても、土の中はまだ乾いていないことが多いです。土が乾いていないのに水をあげると、根腐れを引き起こす恐れがあります。
自作した土
水の与えすぎを防ぐために、赤玉土にピートモスや川砂を混ぜたオリジナルブレンドの土を作るのがおすすめです。赤玉土をメインに鹿沼土なども混ぜて、排水性を調整しましょう。
カラテアの肥料
カラテアは基本的に肥料を与えなくても枯れることは少ないですが、与えたほうが生長は速く、葉色が鮮やかにきれいに大きく育ちます。
肥料を与えるタイミング
肥料は、真夏と真冬以外の生長期に与えるとよいでしょう。冬は生長が緩やかになり、肥料を与えると肥料焼けする可能性があるため、肥料は与えません。
カラテアに肥料を与える場合は、液体肥料ハイポネックス原液を500倍に希釈し1週間~10日に1回程度の頻度であたえます。また手軽に管理したい方は、緩効性の置肥プロミック観葉植物用を鉢の縁に沿って施肥します。
プロミック観葉植物用は、早く効く成分とゆっくり効く成分を含み、安定した肥料効果が約2ヵ月間持続し葉の色を鮮やかにし株を丈夫に育てます。
室内の管理には有機肥料ではなく、化成肥料を与えるとコバエの発生予防になるためおすすめです。
カラテアの植えつけ・植え替え
カラテアの植えつけや植え替えに適している時期、やり方についてまとめています。
カラテアの植えつけに適している時期
植えつけのタイミングは、5月~7月頃、まだ涼しさが残る時期がよいとされています。カラテアは耐暑性を備えていますが、真夏は気温が高く土が乾燥しやすいため、植えつけをしたら根が出るまでは土を常に湿らせた状態で管理しましょう。
カラテアの植え替えに適している時期
カラテアは葉と茎だけでなく、土の中の根の生長も速いのが特徴です。根が伸びて、鉢植えの中で生長するスペースがなくなると「根詰まり」を起こします。根詰まりが起こると、植物が枯れる原因となるため、1年~3年に1回、一回り大きな鉢に植え替える必要があります。
カラテアの植え替えに適している時期
- 一回り大きい鉢植え
- 清潔なハサミ
- 土
- 元肥マグァンプK大粒
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 割り箸のような棒
カラテアの植え替え方法
- 植え替えの数日前から水やりを控える
- 植え替えやすいように土を乾燥させておく
- 一回り大きな鉢植えを用意する
- 鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を入れる
- 土を鉢植えの1/3まで入れる
- 鉢底から水が溢れ出るまでたっぷりと水を与える
- 元肥としてマグァンプK大粒を土に混ぜ込みます
- 土の割りばしでつついて根のあいだに土が入るようにする
- 古い鉢植えからカラテアを取り出す
- カラテアについている土をやさしく落とす
- 根に黒ずんでいて腐っている部分があれば清潔なハサミで切り落とす
- 新しい鉢植えにカラテアを入れる
- 鉢植えの1番上から下4cmほどのところまで土を入れる
※根の活着促進のため植物用活力液リキダスを1,000倍に希釈してあたえましょう。
カラテアの水やり
カラテアの水やりは、夏と冬で方法が異なります。ここからは、夏場の水やりと冬場の水やりを分けてご紹介します。
夏場の水やり
カラテアは高温多湿を好むため、夏は土が乾いたらたっぷり水を与えます。しかし、土が常に湿っているのに水を与えてしまうと、根腐れをおこす恐れがあるため注意が必要です。土が乾いているのを確認してから、たっぷり水を与えるようにしてください。
夏場は乾燥しやすいため、朝に水やりをして夕方に土が乾いていれば、1日に2回水やりをしてもいいでしょう。根腐れ防止のために、必ず土の乾燥具合を確かめてから水やりを行ってください。真夏で土が乾燥しやすいときは、腰水で鉢植えを管理するのがおすすめです。
冬場の水やり
カラテアは気温が10℃以下になると、生長が緩やかになるため、水を与える回数を減らします。水やりの回数を減らしてもカラテアが枯れて元気がない場合は、水を与えずに休眠させてあげましょう。枯れた部分は放置せずに、すぐに取り除きます。
春になるとカラテアから新芽が出てきます。新芽が出てきたら断水をやめて、通常のように水を与え始めてください。
葉水
カラテアは普通に水を与えるだけでなく、葉水をするのがおすすめです。葉水はハダニを予防できるため、定期的に霧吹きで水を拭きかけるとよいでしょう。
カラテアの剪定方法
カラテアは生長が速いため、何もしないでいると葉がたくさん生い茂り、通気性が悪くなってしまいます。通気性が悪いと病害虫が発生しやすくなるため、「剪定」をして通気性をよくします。
カラテアの剪定は、「形を整えるため」、「生長を促すため」にもおすすめです。カラテアの余分な葉や茎をカットすることで、本来カットしたところに行くはずだった栄養分が新たな葉や芽を出すために使われます。その結果、葉が増えて茎がより生長しやすくなります。
カラテアを剪定するときは、清潔で切れ味のよいハサミかナイフを使い、不要な葉や茎を切り落とします。剪定は、カラテアの生長期後半、または生長期が過ぎたてから行いましょう。
カラテアの増やし方
カラテアの株の増やし方についてまとめています。
カラテアを株分けで増やす
カラテアは、「株分け」で増やせます。株分けは、1つの植物を2つ、3つに切り分けて増やす方法です。株分けでは1つのカラテアを複数に切り分けるため、サイズは小さめになります。カラテアを小さく育てたい方は、植え替え時に株分けをすることで小さいまま育てられます。
株分けは根がついたまま行うため、ほかの増やし方に比べて比較的簡単です。カラテア栽培に慣れてきたら、ぜひ株分けにも挑戦してみてください。
カラテアの株分けに必要な道具
- 清潔なハサミもしくはナイフ
- 株と同じ数の鉢植え
- 土
- 元肥マグァンプK大粒
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 割り箸のような棒
カラテアの株分けの方法
- 株分け前の水やりを控えて土を乾燥させる
*カラテアを鉢から引き抜きやすくするため
- 鉢植えからカラテアをやさしく引き抜く
- 枯れた葉や痛んだ根は切り取る
- 根をほぐしながら古い土をやさしく落とす
*根を傷つけないように注意
- 根にナイフで切れ目を入れて株を2つ~3つに分ける
- 水はけのよい新しい土を鉢に入れる
- 元肥としてマグァンプK大粒を土に混ぜ込みます
- 土を入れた新しい鉢植えにカラテアの株を置く
- 鉢植えの1番上から下4cmほどのところまで土を入れる
- 土の割りばしでつついて根のあいだに土をしっかり入れる
- 鉢底から水が溢れ出るまでたっぷりと水を与える
※植えつけ後は根の活着促進のため植物用活力液リキダスを1,000倍に希釈してあたえましょう。
カラテアの株分け直後は、直射日光を避けた風通しのよいところで育ててあげましょう。株分けから1~2週間経ったら、いつも通りに育ててください。
カラテアの病害虫
カラテアを育てる際に気をつけたい病害虫について紹介します。
カラテア栽培で気をつけたい病気
カラテアを育てる際に気をつけたい病気は、「黒斑病」や「斑点病」です。どちらも春から秋にかけて発生しやすい病気です。
・黒斑病
「黒斑病」は名前のとおり、植物の葉や果実に黒い斑点ができます。多湿になると発生しやすいため、予防するには風通しをよく育てることが重要です。カラテアに黒斑病が発生している葉や茎を発見したらすぐに取り除き、他の葉に広がらないように薬剤をまいて対処します。
・斑点病
「斑点病」は黒斑病と似ています。黒斑病と同じで斑点ができる病気ですが、黒い斑点ではなく、小さな丸い淡褐色や褐色の斑点ができます。多湿だと斑点病にかかりやすいため、風通しのよい環境を整えることが大切です。
斑点病にかかったら、二次被害が起こらないように病斑が出ている葉や茎は取り除いてください。薬剤をまく必要はありませんが、毎年斑点病が発生する畑では発病前から薬剤の散布を行います。
カラテア栽培で気をつけたい害虫
カラテアを育てる際に気をつけたい害虫は、「アブラムシ」、「ハダニ」、「カイガラムシ」です。乾燥するとこれらの害虫がつきやすくなるため、乾燥対策が必須です。特にハダニには葉水が効果的です。
害虫が発生した場合は殺虫剤や殺菌剤をまいて、これ以上被害が拡大させないことが大切です。
虫を予防するマグァンプDは肥料やり+害虫の予防・退治が同時にできるのでおすすめです。
カイガラムシは、大きくなると殺虫剤が効きません。発見したら歯ブラシなどでこすり落としてください。
まとめ
今回は人気の観葉植物「カラテア」の育て方をご紹介しました。カラテアは熱帯が原産のため、暖かい場所であれば育てやすい植物です。直射日光を苦手とするため、置き場所には十分気をつけましょう。
模様が特徴的なカラテアをお部屋にひとつ置くだけで、雰囲気がガラッと変わりおすすめです。観葉植物を育てみたい、インテリアグリーンを部屋に置きたいとお考えの方は、ぜひこの機会にカラテアを育ててみてはいかがでしょうか。