葉はイタリアンの定番食材、種はスーパーフード。バジルを育ててみよう
これから家庭菜園に挑戦するなら、ハーブ栽培はいかがでしょうか。摘みたてのハーブは、お店で売られているものにくらべて香りも鮮度も抜群!なかでもおすすめなのが、葉はイタリアンの定番食材、種はスーパーフードとして注目されているバジルです。まさに二度おいしい、しかも簡単に育てられるバジルの育て方をご紹介します。
簡単!バジルの上手な育て方は?
バジルをおうちで育てるなら、苗を購入してきてプランター栽培するのが手軽です。苗植えに最適な時期は4月~6月。順調に育てば、7月~10月前後にかけて収穫できます。
まずは、市販のハーブ用培養土を用意し、そこに市販の苗を植え付けていきましょう。60cm幅のプランターに2~3株が基準です。そして、日当たりの良い場所に置き、土が乾燥しないようこまめに水やりを。また、バジルは生育が早く、肥料を多く必要とするため、1週間に1度、液体肥料『ハイポネックス原液』をあたえましょう
このほか、たくさん収穫できるようにするためには「摘芯」という作業も欠かせません。草丈が20cm程度になったら芽先を摘み、わき芽が伸びるようにします。わき芽が伸びてきたら、今度はそのわき芽の芽先を摘みます。この摘芯作業を3回~4回繰り返してください。なお、摘芯で摘み取った芽先も、もちろんハーブとして使うことができます。
このように、バジルの育て方はとっても簡単。ぐんぐん育つので、毎日お料理に使っても追いつかないくらいかもしれません。
イタリアンの定番食材、バジルの栄養素を知って賢く使おう!
バジルといえばイタリアンの定番食材。マルゲリータピザやバジルソースパスタなどに用いられています。
そんなバジル、実はとても栄養価が高い食材だということをご存知でしょうか。バジルには、抗酸化作用が高いとされるβカロチンとビタミンEが豊富に含まれています。美容や健康を気にかける人には、とても嬉しい食材だといえるでしょう。
また、バジルの香りには、気持ちを落ち着かせる効果もあるといわれています。さらに、殺菌・抗菌作用が風邪予防にも役立ってくれるのだとか。ぜひおうちで収穫したバジルを、お料理やハーブティー、うがい薬などに使ってみてください。
話題の「バジルシード」、健康効果は?収穫の仕方は?
みなさんは、バジルシードという食品を知っていますか。何を隠そう、これはバジルの種のことなのです。
バジルシードは、水につけると約30倍に膨れるという性質があります。ゼリーのような不思議な食感をしていて、飲み物に混ぜて食べるのが一般的です。
食物繊維を豊富に含んでおり、少量を食べただけでお腹が膨れることから、ダイエットフードとして注目されています。また、αリノレン酸を含むことから、がんや高血圧の予防効果や脂肪の燃焼促進効果があるともいわれています。
おうちでバジルを栽培していれば、もちろんバジルシードも収穫することができます。
バジルシードを収穫するには、7月~9月に花がついたら、摘み取らずにそのまま育てましょう。花が枯れて全体が茶色くなったら、株元から茎を切り、乾燥させます。乾燥がおわったら種だけを取り、密封容器に入れて保存。使うときは、小さじ1杯のバジルシードに対して150mlの水で戻してください。そのまま一晩程度放置し、プルプルのゼリー状になったら完成です。
バジルは、育て方が簡単なうえに、さまざまな楽しみ方ができるハーブです。ぜひおうちで栽培してみてくださいね。
動画でわかりやすく!HYPONeX Smile
『バジルの寄せ植え』
HYPONeXのYouTubeチャンネルは植物の楽しみ方が充実しています。
是非、ご覧ください。
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この記事で紹介された植物について
バジル
学名:Ocimum basilicum /科名:シソ科 /別名:バジリコ、メボウキ /原産地:熱帯アジア、インド /分類:一年草 /耐寒性:やや弱/耐暑性:強
イタリアやアジア料理などでなじみのあるバジルは食欲を誘うような香りがあり、カロテンやミネラル分などの栄養分も豊富です。