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【観葉植物】テーブルヤシの育て方|季節別の水やりや肥料、植え替え方法や、挿し木での増やし方などもご紹介

【観葉植物】テーブルヤシの育て方|季節別の水やりや肥料、植え替え方法や、挿し木での増やし方などもご紹介

テーブルヤシは小型なヤシで、その名の通りテーブルやオフィスの机にも飾ることが出来るインテリア性の高い観葉植物です。育てやすく、管理も楽なので、100円ショップなどでも手に入れることが出来ます。原産地の中南米では、標高の高い森に自生していて、耐寒性が強いです。この記事では、一鉢飾るだけでスタイリッシュなインテリアになるテーブルヤシに関して、育て方や、増やし方、種類のご紹介などをします。

動画でわかりやすく栽培法をご紹介|【PlantiaQ&A】

☘13: テーブルヤシの育て方|初心者でも育てやすい?枯れる原因や増やし方などもご紹介

テーブルヤシの図鑑情報

テーブルヤシ

科名:ヤシ科
別名:parlor palm
原産地:中南米
分類:常緑低木
耐寒性:弱
耐暑性:強

テーブルヤシの特徴

テーブルヤシはヤシ科の常緑低木です。ヤシという名前から、南国のような日当たりを好むイメージがありますが、耐陰性があり徒長もしにくく、室内で管理しやすい植物です。また、成長も遅くインテリアとしても扱いやすい特徴があります。さらに、病気にもかかりにくいです。卓上サイズで、高さ10cm程度のサイズ感のものから、せいぜい50cm程度の大きさのものが一般的に流通していまです。大きくなると、2,3mになることもあります。

テーブルヤシの名前の由来は?

テーブルヤシの別名は、parlor palmと言います。parlorは「居間」を意味し、palmは「ヤシ」を意味します。まさに、室内用の小型のヤシという名前が付けられています。

 

テーブルヤシの風水効果は?

細かい葉を沢山持つテーブルヤシは、鋭い気を発し、やる気を高める効果があります。勉強する部屋や、仕事場に置くと効果を発揮するでしょう。「あなたを見守る」という花言葉もありますので、仕事や勉強に頑張る人へのプレゼントにも良いでしょう。

テーブルヤシの育て方

テーブルヤシ

成長スピードこそ遅いものの、テーブルヤシは、寒さに強く、耐陰性があり、病気にもなりにくい、初心者でも育てやすい植物です。ここではテーブルヤシの基本的な育て方をご紹介します。

置き場所

テーブルヤシは耐陰性があるといっても、日光の光は必要です。秋から春までは日光のよく当たる部屋で、夏場は直射日光を避けた場所で管理しましょう。カーテン越しの窓辺が理想的です。室温は冬場でも5度以上の温度があると良いです。

夏の置き場所

カーテン越しの窓辺に置きましょう。直射日光には弱く、夏の強い日差しに当たると葉焼けしてしまう事がありますので、直射日光は避けましょう。

冬の置き場所

エアコンの風が直接当たらないように注意しましょう。またテーブルヤシは寒さに強いとはいえ0℃以下になると色あせることがあります。窓辺に置いている場合、夜は冷え込むため、窓辺から離してあげると良いでしょう。

用土

テーブルヤシは水はけの良い土を好みます。水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまいます。市販の土を購入するのであれば、元肥として緩効性肥料「マグァンプK」が配合されている「ハイポネックス培養土 鉢・プランター用」がおすすめです。、鹿沼土や赤玉土などブレンドしても良いでしょう。無機質の用土を使えば、コバエの発生を防ぐことが出来ます。また、テーブルヤシはハイドロカルチャーでも育てることが出来ます。無機質の用土やハイドロカルチャーには根から出る老廃物を分解する微生物がいないため、根が腐ることもあります。こまめなお手入れを心がけましょう。

 

水やり

テーブルヤシは、多湿を好む性質を持っていますので、冬以外は、土の表面が乾いたら水を与えると覚えておいて良いでしょう。特に夏場は生育旺盛なので、鉢の底から水が流れ出るまで、水を与えましょう。

夏の水やり

上記に記載した通り、夏場はたっぷりと水やりをしてください。ただし、午前中でもお昼頃に、水やりをすると、日中の高温で、鉢の中の温度も上昇して煮えたようになってしまいます。根にダメージを与えますので、夏場の水やりは、早朝か夕方以降に行いましょう。

冬の水やり

冬場は休眠期間に入りますので、断水気味にします。2週間に1回程度でも十分です。土が完全に乾いてから水をやるようにして、根腐れに気を付けましょう。また、霧吹き等で、葉水はこまめに行いましょう。ハダニの防止にもなります。葉が下を向いてしおれてきた場合は、明確な水やりのサインです。

葉水に関して

葉水は毎日行うと良いでしょう。ホコリを落とすことにもなりますし、害虫のハダニやアブラムシの予防にもつながります。霧吹きで行いましょう。テーブルヤシは、葉水をしっかり行うことで艶も良くなります。

肥料の与え方

テーブルヤシは肥料を与えると大きくなります。置き肥タイプの緩行性化成肥料を与えるか、葉に元気がない時は液体肥料を与えても良いでしょう。植え替え直後は根が弱っている場合があるので、2週間ほど間をあけてから肥料を与えましょう。

夏場の肥料

5月~10月の春から秋は、育期間です。この期間に、2ヶ月に1回程度、「プロミック 観葉植物用」や「土に置くだけ 錠剤肥料 観葉植物用」等の緩効性肥料を株元から少し離して置いてあげましょう。もしくは、1,2週間に1度「キュート 観葉植物用」や「Top Quality 専用液肥 観葉植物」等の液肥を与えるのもよいでしょう。これらの肥料は、観葉植物用に窒素を多く含むので、葉をより緑鮮やかに育てることができます。なお、「ハイポネックス原液」をすでにお持ちなら、汎用性の高いこちらの肥料を与えても問題ありません。化成肥料を使うことでコバエの発生を抑制することもできます。

冬場の肥料

冬場は成長が止まるので、肥料は控えましょう。元気がなく気になる場合は、「植物用活力液リキダス」等の活力剤を与えると良いでしょう。

剪定

テーブルヤシの剪定は注意が必要です。テーブルヤシは茎の内側から新しい葉を生やします。そのため、新しい葉が生える生長点を切ってしまうと新しい葉っぱが生えてこなくなります。葉が込み入ってきた場合は、株分けがおススメです。剪定が不安な方は、古い葉を切り落とす程度にしておきましょう。

テーブルヤシの植え替え

テーブルヤシ

テーブルヤシは成長が遅いため頻繁に植え替えを行う必要はありません。ただ、100円ショップ等で購入してきた場合は、新しい鉢に植え替えて元気に育つ環境を用意してあげましょう。

植え替えのタイミング

生育旺盛な期間である、5月~6月に行いましょう。植え替え自体は、植物に負担がかかる作業です。育成期間であれば、ダメージの回復も早いので、この時期に行います。葉の茂り方に対して鉢が小さく感じてきたら、植え替えのサインです。植え替える際は、大きすぎる鉢への植え替えは禁物です。理由は、十分に水を吸い上げることが出来なくなってしまうからです。余った水によって土が湿りっぱなしになり、根腐れの原因にもなります。一回り大きい程度の鉢に植え替えましょう。

植え替えの手順

鉢からテーブルヤシを引き抜きましょう。植物にダメージを与えないように、慎重に引き抜きます。根についている土は、手で優しく揉んで落とします。黒ずんで腐っている根はハサミで切り落としましょう。その後は、一回り大きい鉢に植え替えてあげます。水はけが大事なので、鉢底石を入れて、観葉植物用の、水はけの良い土を使ってください。植え替え後は水をたっぷり与え、直射日光の当たらない明るい日陰で様子を見ましょう。1~2週間は肥料を控えて、直射日光に当てないようにしてください。

テーブルヤシを小さく育てる場合

なかには、100円ショップで購入された観葉植物が大きくなりすぎて困ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。かといって、植え替えを行わなかったり、肥料を与えないとテーブルヤシが元気に育たなくなることも。肥料を多めに与えたり、植え替え時に一回り大きな鉢に植え替えると、テーブルヤシはどうしても大きく育ちます。 そのため、テーブルヤシを元気に、しかしあまり大きくしないで、小さく育てたい方は、与える肥料の量を半分にし(液体肥料の場合は通常より薄くして肥料を与えます)、植え替え時には、同じ大きさの鉢に植え替えることでテーブルヤシが巨大化することを防ぐことができます。 なお、植え替え時には、根が詰まると根腐れの原因になってしまうため、下の方の根を取り除きましょう。観葉植物の根は、下(根の方)から上へ上へ(茎の方へ)と生えていきます。下に生えている根は上に生えている根より古いため、取り除いてもテーブルヤシに与えるダメージが少なくすることができます。

テーブルヤシをハイドロカルチャーで育てる

テーブルヤシ

キッチンスペースや、寝室などでテーブルヤシを育てる場合、ハイドロカルチャーで育てる方法もお勧めです。土を使用せずにハイドロボールで育てるため、匂いもなく衛生的です。土の有機物が原因で発生するコバエも発生しません。また、水の過不足を目で把握することができ、ハイドロボールは水をため込む性質があるので、水をあげる頻度が少なくて済むというメリットもあります。しかしながら、前述のとおり、ハイドロボールには微生物がいないため、根が排出する老廃物をため込み根腐れが起こりやすいため、お手入れはこまめにしてあげましょう。

テーブルヤシの枯れる原因

テーブルヤシ

テーブルヤシは初心者でも簡単に育てることが出来る植物ですが、もちろん枯れることもあります。原因をあらかじめ知っておくことで対策が可能です。ここでは枯れる主な原因をご紹介します。

原因① 冬の寒さ

冬の時期、寒さが厳しい場所に置いておくのは厳禁です。5℃以上の室内で管理しましょう。また冬場のテーブルヤシは、生育がほぼ止まりますので、乾燥気味に育てることで根腐れを防ぎます。

 

原因② 害虫被害

後ほど説明しますが、ハダニやカイガラムシの被害にあうことがあります。葉から栄養分が吸い取られ、枯れる原因になります。こまめに観察し、見つけたら早めの駆除を心掛けましょう。

原因③ エアコンの風が直接当たっている

エアコンの風を直接充ててしまうと、乾燥が急激に進んでしまいます。葉水をしていても、エアコンの風が直接当たる場所には置かないようにしましょう。

原因④ 直射日光を当ててしまった

その名から、太陽が好きと思われがちですが、テーブルヤシが最も好きなのは、明るい日陰。窓際で直射日光にあてたまま放置すると、枯れる原因になります。

テーブルヤシの増やし方

テーブルヤシ

テーブルヤシは株分けで増やす方法が一般的です。生育旺盛な期間、5月~8月に行いましょう。テーブルヤシは購入してきたときから、複数の茎が生えていることが多いです。購入のタイミングから株分けを行っても良いでしょう。

株分けに使う土

新しい土を使いましょう。古い土だと養分が少なく、根からの栄養の吸収も悪いです。

株分けの手順

手順としては植え替えの時と同様、まず鉢からテーブルヤシを引き抜きます。植物にダメージを与えないように、慎重に引き抜きます。根についている土は、手で優しく揉んで落とします。黒ずんで腐っている根はハサミで切り落としましょう。その後、引き続き手で揉みながら茎の単位で引き離していくか、真ん中からナイフで切り分けても構いません。通常は古い土をもみ落としているうちに、自然に分かれるでしょう。あとは植え替えと同じ作業を行ってください。

株分け後の管理

1種間程度は様子を見る期間です。風通しの良い、明るい日陰で管理し、土が乾燥しきらないように、水を与えましょう。

テーブルヤシで注意する病害虫に関して

テーブルヤシ
テーブルヤシで注意する病害虫に関して

テーブルヤシは、病気よりも害虫被害を受けるケースがあります。風通しの悪い場所に置いている期間が長いと発生します。被害にあうと生育に影響が出てしまいます。ここではテーブルヤシの被害にあいやすい病害虫をご紹介します。

乾燥しているときは、ハダニに注意

ハダニは夏と、乾燥している冬に発生しやすい害虫です。発生した場合は、テーブルヤシの葉の後ろに住み着きます。葉の裏も定期的に観察してあげると良いでしょう。ハダニは水に弱い害虫ですので、霧吹きでこまめに葉水をしていると予防になります。数が少なければ、霧吹きの水で退治できますが、数が多い場合は、殺虫剤を吹きかけて退治しましょう。

夏場は、カイガラムシに注意

夏場は、カイガラムシが発生しやすい時期です。葉がべたべたしていたらカイガラムシが発生している可能性が高いです。カイガラムシの成虫は体が硬い殻で覆われているため、薬剤での駆除が難しいです。ピンセットで取り除いたり、数が多い時は歯ブラシでこすり取ったりして、駆除しましょう。

テーブルヤシの種類

テーブルヤシ

テーブルヤシは世界に100種類ほどあるといわれています。ここではテーブルヤシの人気品種をご紹介します。

 

エレガンス

上手に育てると、樹高2mにもなることのある種類です。小型のものから大型のものまで、種類があります。直射日光に弱く日陰でも育つため、人気があります。

ヒメテーブルヤシ

上手に育てても、せいぜい1m程度の大きさにまでしか育たない種類です。葉が双葉状で先端に切れ込みが入ります。

メキシコケンチャ

テーブルヤシの中でも寒さに強い品種です。0℃を下回らなければ、寒い日陰の中でも育てることが出来ます。

テーブルヤシを育ててみよう

いかがでしたか?この記事では、小さな一鉢でもトロピカルな印象をもたらしてくれる、テーブルヤシの育て方に関してご紹介させていただきました。テーブルヤシは耐陰性もあり、初心者でも育てやすい植物です。株分けで簡単に増やすことが出来てハイドロカルチャーで育てることもできます。風水としてもよいテーブルヤシを是非一度育ててみませんか?

テーブルヤシにおすすめの商品|キュート ハイドロ・水栽培用

浸透剤の働きで植物に必要な成分をすばやく根に行きわたらせ、目に見えて鮮やかな効果を発揮します。使う量が一目でわかる計量目盛り付きで簡単、便利で手軽い使えます。優れたミネラルバランス効果により、土を使わないで栽培する植物の花・葉色を鮮やかに美しく育てます。 ハイドロカルチャーで育てる場合は、こちらがおすすめです。

テーブルヤシにおすすめの商品|プロミック 観葉植物用

「プロミック 観葉植物用」は、早く効く成分とゆっくり効く成分を含み、土におくだけで安定した肥料効果が約1~2か月間持続します。施肥する回数を減らしたい方向けの商品です。チッソを多く含み、葉色を鮮やかにし、生育を促進します。

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