更新日:2018.03.29
春から始めるアザレア栽培。アザレアの魅力は?育て方のコツは?
暖かな陽気に誘われて、ガーデニング熱が上昇する春。
「何か新しい植物を植えてみようかな」という人に、ぜひおすすめなのがアザレアです。
今回はアザレアの魅力や育て方のコツ・育て方の注意点などをご紹介します。
アザレアの特長、どんな魅力があるの?
アザレアは、もともと日本に分布しているツツジを交配種として、ヨーロッパで作られた植物です。
別名では、オランダツツジや西洋ツツジなどとも呼ばれています。
花色は赤やピンク・白・紫などさまざまで、4月から5月にかけて開花します。
花姿はツツジと非常によく似ていますが、アザレアのほうがツツジよりも一回りサイズが大きく、また、アザレアはツツジとちがって寒さにあまり強くないという性質を持っています。
アザレア栽培を始めよう!育て方のポイント・注意点は?
・植え付け適期について
アザレア栽培は、苗を購入して植えつけるのが簡単なので始めやすくなっています。
春になると、園芸店にはアザレアの苗が出回るようになります。
購入した苗を5月から6月に植えつけると、その後12月から3月くらいにかけて花を咲かせます。
なお、2月頃に花が咲いた状態で販売されているものは、温室栽培されたものです。こういった苗は特に寒さに弱いので、室内で育てたほうが安心です。
・栽培場所について
アザレアは寒さに強くないので、冬場は室内の日当たりのよい場所で育てましょう。
また、暖房の温風が直接当たると、つぼみが落ちたり株が乾燥したりするので注意を。
4月以降は、屋外の日当たりと風通しのよい場所で管理します。
日差しが強くなる7月下旬頃になったら、葉焼けしないように半日陰の場所に移しましょう。
その後、夏が過ぎ涼しくなってきたら、再び日当たりのよい場所に。
寒さが本格的になる11月下旬頃に、室内に取り込みます。
・植え付け時の土について
アザレアは水はけのよい酸性土壌を好みます。
植えつけ時の用土は、鹿沼土7:ピートモス3の割合で混ぜたものを用いましょう。
・肥料について
花が咲き終わったら、お礼肥として置肥「プロミック草花・鉢花用」を与えましょう。
また、9月頃にリン酸を多く含む肥料を与えると、つぼみの生育が促されますので、この時期には週に1度「ハイグレード原液」を与えてください。
・水やりについて
春の開花時期に水が足りないと花がしぼむので、水切れしないように注意してください。
ただし、水の与えすぎは根腐れの原因になります。
水やりの目安は、「鉢土の表面が乾いてから」と覚えておきましょう。
地植えの場合は、土壌がかなり乾いてしまった時に水やりをするようにしてください。
・剪定について
剪定を行うことで、株の生育が促されます。
株全体を2cm程度ドーム状に刈り込み、樹形を整えましょう。
剪定の時期は、花が終わってから6月までを目安に。
アザレアは7月頃に翌年の花芽がつきますので、それ以降に剪定を行うと花芽まで切り落とすことになってしまいます。
・植え換えについて
アザレアの鉢植えは、2年に1度植え換えましょう。
花が咲き終わってから一回り大きな鉢に植え換えます。
この際には、古い土はしっかりと落として新しい土を用いるようにしてください。
新しい土を足すのではなく、古い土をそっくり新しい土に入れ替えるようにするのがポイントです。
その際には、元肥として「マグァンプK大粒」を新しい土に混ぜ込むようにしましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘86:アザレアの育て方|苗の植えつけ方や日々の管理、水やりや肥料の与え方などご紹介