お部屋にいい香りが満ちる・・・イングリッシュラベンダーを育ててみよう
お部屋にポプリや芳香剤を置く代わりに、香りの良い植物を育ててみるのはいかがでしょうか。
植物のナチュラルで優しい香りがお部屋を満たし、とても幸せな気持ちになれますよ。
今回ご紹介するのは、イングリッシュラベンダーという植物。
香りがよく、育て方もそれほど難しくありません。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
イングリッシュラベンダーってどんな植物?
イングリッシュラベンダーは、シソ科ラベンダー属の多年草です。
原産地は地中海地方沿岸で、ヨーロッパでは古くから薬草やアロマとして用いられています。
イングリッシュラベンダーの特長は、香りが強いこと。
ラベンダーの品種の中でも最も香りが立ちやすいといわれています。
イングリッシュラベンダーの育て方のポイント、育て方の注意点
イングリッシュラベンダーの育て方はそれほど難しくはありません。
耐寒性も高いので、越冬も可能です。ですが、イングリッシュラベンダーは、高温多湿には強くありません。
特に梅雨から夏場にかけては株が弱りやすいので、注意が必要です。
以下に育て方のポイントや注意点をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
植えつけ時期と開花時期について
イングリッシュラベンダーの植えつけは3月後半から4月前半、または10月に行いましょう。
5月半ばから6月にかけて開花します。
なお、鉢植えの場合は10月の植えつけがおすすめです。
10月に植えつけることで開花時期までにしっかりと根が張り、丈夫で枯れにくい株に育ちます。
庭植えでも鉢植えでもOK
イングリッシュラベンダーは、庭植えでも鉢植えでもどちらでも育てられます。
ただし、イングリッシュラベンダーは高温多湿に弱いため、季節や気候によって移動させられる鉢の方が管理しやすいといえます。
用土
イングリッシュラベンダーは水はけの良い土壌を好みます。
「野菜の培養土」に、元肥として『今日から野菜 野菜を育てる肥料』を混ぜ込みましょう。
栽培場所
イングリッシュラベンダーは高温多湿に非常に弱い性質をしています。
できるだけ風通しの良い場所で管理しましょう。
湿度が高くなる梅雨時期や台風・秋雨の時期は、雨が当たらないところに移動を。
また、夏場は直射日光が当たらないよう、涼しい半日陰に移動させてください。
水やり
イングリッシュラベンダーは、基本的には乾燥気味に育てた方がよく育ちます。
水やりは土の表面がしっかりと乾いてから。
水をやりすぎると、土中が加湿状態になり根腐れしやすくなってしまいます。
ただし、開花中は水切れを起こすと花が止まってしまいますので、気持ちたっぷりめに水を与えてください。
肥料
植えつけ時に元肥として用土に「今日から野菜 野菜の肥料」を混ぜ込んでおきます。
肥料効果が2~3ヶ月間持続します。
また、生育期に当たる春と秋には2週間に1度を目安に追肥 液体肥料「ハイポネックス原液」を。
夏と冬は生育が衰えるため、肥料は必要ありません。
剪定
梅雨から夏にかけての高温多湿な時期には、株が蒸れて枯れやすくなります。
そこで、梅雨前に刈り込みをして傷んだ葉を除去し、株の風通しをよくしておきましょう。
特に株の内側が蒸れやすくなりますので、混み合っている枝はしっかりと整理し、不要なところは大胆にカットしてください。
2018.09.26 公開
2021.03.16 改訂
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植物の疑問をQ&A形式で回答していく「PlantiaQ&A」(プランティア) たくさんの植物に関する良くある疑問にお答えしています。
この記事で紹介された植物について
ラベンダー
豊かな香りと美しい紫色の花が特長のラベンダー。オイルにはリラックス効果や殺菌効果があり、香料など幅広く利用されているハーブの代表格です。ラバンディン系やストエカス系など、さまざまな品種があり生育環境や好みに合わせて選べます。