植物の育て方
デンドロビウム(ノビル系)
学名 | Dendrobium |
科名 | ラン科 |
別名 | デンドロビューム(ノビル系) |
原産地 | オーストラリア |
分類 | 多年草 |
耐寒性 | 弱 |
耐暑性 | 強 |
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特長
節のある茎状のバルブをほぼ直立に伸ばして生育するランで、香りのある花を咲かせます。
開花期は春ですが、店頭では冬に満開の鉢が多く出回っています。
近年は、セッコクと交雑した小型タイプも出回り始めました。落葉性。
デンドロビウム(ノビル系)の育て方・栽培のポイント
寒さに強く、凍らせなければ丈夫で育てやすいランですが、冬は屋内の日あたりの良い窓辺で育てます。夏は葉焼けをしないよう遮光します。乾湿を交互に調整し、根腐れしないように注意します。株が大きく育ったら、バルブを3~4本つつけて株分けしましょう。小さく分けてしまうと生育不良になる場合もあるので注意。花が咲き終わったら、バルブを切らずに花がらのみを摘みます。
栽培カレンダー
置き場所
春~秋は日あたりの良い屋外(初夏~秋は葉焼けに注意)、晩秋~冬は日あたりの良い屋内の窓辺
水やり
春~秋は表面が乾いたら、花に水がかからないように株元にたっぷりと水やりをします。秋~冬は乾燥させましょう。
植えつけ
過湿が苦手です。プラスチック鉢を使用する場合は、程良い湿度を保つため、バークと軽石がミックスした洋ラン専用の培養土を使用します。素焼き鉢の場合はミズゴケを使いましょう。植えかえは2年に1回を目安に、春の花後すぐに行います。
肥料
4~7月末まで置肥『プロミック シンビジューム・クンシラン用』を2ヵ月に1回施します。もしくは液体肥料『専用液肥 -洋ラン-』と植物の活力剤『リキダス』を週に1回与えましょう。8月以降は肥料は必要ないので、長期効く肥料は施しません。
プロミック シンビジューム・クンシラン用
専用液肥 ―洋ラン―
リキダス
病害虫
虫:ナメクジ ナメクジ駆除剤『ナメトール』を鉢のまわりにまきます。
病気:葉に黒い斑点
ナメトール 120g /300g
花がら摘み
花後はバルブを残しカットします。
高芽取り
3月~9月下旬、バルブの脇から出てきた高芽を切り取ります。
葉が3~4枚、根が3~4㎝まで育ったものを使用し、湿った水ゴケを培養土として2.5号鉢ぐらいの小さめの鉢に植えます。