Labyrinth バラの迷宮 pickup191『ムッシュ サティ』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | フランス アンドレ・エヴ |
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花色 | 淡いピンク |
花径 | 中輪 |
花型 | カップ咲き/四季咲き |
香質 | ダマスクにティー、パウダーの中香 |
樹形 | 高さ0.9~1.2mの木立性 |
淡いピンクのカップ咲き中輪。咲き進んでロゼット咲きへ。
花付き良く、房咲きで細めの枝先に花をたわわに咲かせ、潔く散る。四季咲きで秋もよく咲く。
ダマスクにティー、パウダーの中香。アニスを感じることも。
樹は木立性で高さ0.9~1.2m。耐病性に優れ、年5回の剪定後の殺菌剤散布で葉をきれいに保つ。樹勢が強く秋に花枝が少し伸びて咲くので、つる利用も。
代表作‘ローズ ドゥ グランヴィル’から作出。2024年日本発表。
花名は、しなやかな枝先に軽やかにリズミカルに咲く風情から、フランスの作曲家エリック・サティのピアノ伴奏によるシャンソン「ジュ・トゥ・ヴー」の曲イメージから命名。
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。