更新日:2024.10.28
モウセンゴケの育て方を解説!植え替えや、増やし方、気をつけるべきトラブルは?
モウセンゴケは虫を捕食する食虫植物の一種で、葉の表面に生えている腺毛からねばねばとした粘液を出して虫を捕まえます。
モウセンゴケの魅力は、その珍しい生態と特徴的な見た目にあるといわれており、さまざまな種類のモウセンゴケをコレクションしている愛好家も少なくありません。
「ちょっと変わった植物を育ててみたいな」と考えている方にぴったりの植物といえるでしょう。
本記事ではモウセンゴケの育て方や注意点、主なモウセンゴケの種類について詳しく解説します。この記事を参考に、ぜひモウセンゴケを育てる楽しさを堪能してください。
モウセンゴケ(ドロセラ)とは?
モウセンゴケは、モウセンゴケ科モウセンゴケ属の食虫植物で、日本では主に栄養分の少ない湿地に自生しています。
食虫植物とはその名のとおり、虫を捕まえて食べる珍しい植物です。モウセンゴケの仲間は世界中に分布しており、生態も種類によってさまざまで、日本に流通しているものは温帯性と熱帯性のものがほとんどです。
コケと名がついていますがコケの仲間ではなく、種子植物に分類されます。初夏から夏にかけての開花期になると花茎を伸ばし、5枚の花びらからなる白や赤の小さくて可愛らしい花を順番に咲かせます。
モウセンゴケの特徴
モウセンゴケは葉の表面に「腺毛(せんもう)」と呼ばれる毛が隙間なく生えているのが特徴です。腺毛の先からねばねばした粘液を出して虫を捕らえます。
粘液は捕らえた虫を消化する役割も担っており、消化された虫は腺毛から吸収されて栄養分になるのです。
モウセンゴケは「ドロセラ」とも呼ばれており、これはラテン語で「露が多い」という意味です。その名のとおり、粘液には露のような透明感があるため、日差しに当たるとキラキラと輝く美しい姿が楽しめます。
また、モウセンゴケは食べられるものと食べられないものを区別できるのも特徴です。たとえば葉の上に石ころを置いても腺毛がかすかに動く程度で、粘液が追加で分泌されるなどの捕食行動は見られません。
モウセンゴケの苗の選び方
モウセンゴケの苗は、葉が多く、株元が太くてしっかりしているものを選びましょう。葉が多く枝元が太いほど、元気に育ちます。
元気な苗なら育てていくうちに花は咲くので、苗を選ぶ時点で花が咲いていなくても問題はありません。
また、苗に害虫がついていないかをしっかり確認することもポイントです。害虫がついているとたとえ駆除しても育ちが悪く枯れてしまう可能性があります。
葉の裏など隠れているところもしっかりチェックしましょう。
モウセンゴケの植えつけ方法
続いて、モウセンゴケの植えつけ方法を解説します。
・土を準備する
まずは鉢に土を入れます。鉢は深めのものではなく、浅めの鉢を選ぶと栽培しやすいでしょう。
鉢底の4分の1から5分の1程度まで桐生砂や日向土を入れます。モウセンゴケは湿度の高い土を好むため、土は事前にしっかり湿らせておきましょう。
・苗を植える
次に苗を鉢の中心に置いて反対の手で水苔を詰めていきます。水苔は湿度を保って乾燥を防ぐ役割があります。
隙間があいてしまわないように、指や棒で押し込むように詰めてください。このとき、深植えにならないよう気をつけましょう。
モウセンゴケの育て方
モウセンゴケを元気に育てるためには、栽培環境や水やり、肥料などいくつか気をつけたいポイントがあります。それぞれ詳しく解説しましょう。
栽培環境、栽培場所
まずはモウセンゴケの栽培に適した場所および栽培環境を選ぶ際の注意点を紹介します。
・適した場所
年間を通して、風通しと日当たりのよい場所が栽培環境に適しています。風通しがよい場所で育てることで、通気性が確保できます。
また、日光に当ててあげると、太くたくましく育つでしょう。庭植えにする場合は常に湿っている日当たりのよい場所を選んでください。
寒地性、温帯性のものは寒さにもやや強いため、冬に用土が多少凍る程度の場所であれば、問題なく生育できます。
・注意点
モウセンゴケの栽培は日当たりのよい場所が適していますが、直射日光が当たりすぎると葉焼けを起こす可能性があるので気をつけましょう。
また、冬は凍結や寒風、霜に注意してください。ベランダなど葉が凍らない場所で栽培しましょう。
水やり
モウセンゴケはもともと湿地帯で育つ植物です。そのため、用土は常に湿らせておく必要があります。鉢で育てる場合は「腰水」という水やり方法を実施してください。
腰水とは、鉢の下に水をためた受け皿を置き、底面から水を吸収させる方法です。受け皿には常に水をためておきましょう。腰水を行うことで、自生地に近い環境で栽培できます。
冬の休眠期にも腰水を行い、常に水を切らさないように注意してください。
用土
モウセンゴケの栽培に適しているのは保水性と通気性がよく、肥料分が少ない用土です。保水性と通気性がよいと水がほどよくたまり、適度に乾燥した環境を作ってくれます。
花用の培養土はモウセンゴケの栽培には不向きなため注意しましょう。
おすすめは日向土にヤシがらやピートモスを配合したものです。ヤシがらやピートモスを配合することで土壌の酸度が高まり、モウセンゴケが好む酸性の土壌になります。
植えつけ部分は水苔を詰めておくとよいでしょう。
肥料
モウセンゴケは痩せた土地に自生するため、基本的に肥料は必要ありません。風通しと日当たりのよい場所で育てれば、光合成を利用して元気に生長します。
肥料を与えてしまうと栄養分のとりすぎで肥料焼けを起こし、葉が小さくなる可能性があるので注意しましょう。
なかには「食虫植物だから虫を与えなければいけないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、その必要もありません。
モウセンゴケは光合成で栄養を吸収し生長する植物です。虫は、どうしても栄養が必要な場合のみ摂取するサプリメント的な存在だと覚えておきましょう。
植えかえ
モウセンゴケが生長したら植えかえが必要です。植えかえと聞くと、初心者の方はハードルが高いイメージを持つかもしれませんが、モウセンゴケの植えかえはそれほど難しくありません。
ここからは、モウセンゴケの植えかえの手順を詳しく解説していきます。
・やり方
モウセンゴケを購入してから1~2年経過し、苗が大きく育っていることが確認出来たら植えかえのタイミングです。植えかえのやり方は以下のとおりです。
- 新しい鉢に日向土を4分の1程度入れ、苗を中央に置きます。
- 苗の周りを水苔で詰めます。隙間があかないようにしっかり詰めましょう。
- 苗を植えます。なるべく浅い場所に植えるように意識してください。深植えすると生長が悪くなってしまいます。
- たっぷりと水を与えたら、植えかえの完成です。
・回数は1~2年に1回
植えかえは1~2年に1回の頻度で行います。水苔が腐りやすいので、植えかえのタイミングで新しい水苔に交換するとよいでしょう。
また、大きく生長したタイミングで鉢を大きなものに植えかえることも大切です。
・時期は冬
モウセンゴケの植えかえは、生育期の前の休眠している冬の間に行います。具体的には気温の低い2~4月に行うとよいでしょう。
この時期に植えかえをしておくと、多少根が痛んでも夏の生育に大きな影響を及ぼしません。冬以外の季節に植えかえが必要になったとしても、真夏は避けるようにしましょう。
モウセンゴケの増やし方4つ
モウセンゴケを増やす方法は、大きく分けて4つあります。それぞれ詳しく解説しましょう。
①葉挿し
土にモウセンゴケを挿して増やす方法です。葉は元気で傷みのないものを選びましょう。傷んでいる葉は生命力が低く、葉挿しには向いていません。必ず健康な葉を選んでください。
・やり方
- 葉挿しする元気な葉を選び、先から10cm程度に切ります。
- 十分に湿った水苔の上に、モウセンゴケを粘液の面を上側にして起きましょう。
- 明るめの日陰にそのまま置いて、発芽するまで待ちます。
- 発芽が確認できたら鉢に植えかえて完了です。
②種まき
種をまいて増やす方法もあります。モウセンゴケは夏から秋にかけての暑い時期に種子ができます。できた種子を収穫して種まきに挑戦してみてはいかがでしょうか。
もちろん、購入した種を使用してもかまいません。
ちなみに、収穫した種は保管せず、すぐにまくようにしましょう。発芽は種をまいた翌春で、粘液が出てくるころに移植をします。
寒い冬を乗り越えさせることで、春に発芽できるモウセンゴケへと育つのです。
・やり方
- 夏から秋にかけてモウセンゴケの種子を収穫します。
- しっかりと湿らせた水苔をまいた土に種をまきます。このとき、土を種に被せないように注意しましょう。
- 腰水をして常に湿った環境を維持して翌春の発芽まで育てます。
③株分け
モウセンゴケはある程度大きくなると根元から株分かれするため、株分けで増やすこともできます。あまり暑い時期に株分けをすると、株に悪影響を与えるので、暑さがあまり厳しくない3~5月に行いましょう。
・やり方
- モウセンゴケを鉢から引き抜きます。このとき、あまり力を入れすぎず、優しく引き剝くようにしましょう。
- 株を均等に分けます。葉などの偏りを防ぐために、2~3株に分けるのがおすすめです。
- 分けた株を植えつけます。
④ムカゴ
モウセンゴケは葉の付け根に「ムカゴ」と呼ばれる球根のようなものができる品種があります。ムカゴができやすい代表的な品種がピグミー種です。ムカゴを利用してモウセンゴケを増やすこともできます。
・やり方
- 用土を準備します。栄養分が入っていない通気性と保水性がよい土を選びましょう。
- 表面に湿ったピートモスを貼り付けます。また、ムカゴが発芽しやすいよう、土を湿らせましょう。
- ピンセットでムカゴを乗せます。
- 腰水をして、常に湿った環境を整えれば終了です。
モウセンゴケを育てる際に気をつけること
モウセンゴケを育てる際は、害虫と暑さ・寒さに気をつけましょう。ここでは、害虫および暑さ・寒さ対策について詳しく解説します。
害虫
害虫を駆除するためには早めに薬剤を散布しましょう。早めに対策することで被害が抑えられるので、モウセンゴケの苗を買うときは、一緒に薬剤も購入するようにしましょう。
ここからは、モウセンゴケにつきやすい害虫と対処法を紹介します。
・カイガラムシ
白いフワフワとした毛を持つ害虫で、葉から栄養を吸収して植物を弱らせます。モウセンゴケに小さく白っぽいものがたくさん付着しているときは、カイガラムシの可能性が高いです。
・スリップス
アザミウマとも呼ばれる、モウセンゴケにつきやすい害虫です。集団で新芽や新葉、花などから栄養を吸収し、被害に遭うと葉が萎縮したり褐色に変化したりします。
モウセンゴケを苗で購入する場合、スリップスが付着していることもよくあるので、購入の際は必ず確認しましょう。
ハダニ
カイガラムシと同様に、葉から栄養を吸収してしまう害虫です。まれにモウセンゴケにつくこともありますが、風通しのよい日の当たる環境で育てていれば、つくことはないでしょう。
暑さや寒さ
モウセンゴケは暑さ・寒さにも弱いので注意が必要です。ここでは暑い時期、寒い時期の注意点を紹介します。
・暑い時期に気をつけること
モウセンゴケを育てるときにある程度の日差しは必要ですが、あまり日差しが強すぎると葉が傷んでしまいます。特に35℃を超える猛暑のなかに置いておくと、葉が焼けたり弱ったりするので注意しましょう。
また、夏の暑い時期は水の蒸発も早いので、腰水栽培をしていてもすぐに水がなくなってしまうことがあります。1日1回は注意深く観察して、水がなくなっていたら都度足してあげましょう。
・寒い時期に気をつけること
モウセンゴケは比較的寒さには強い植物ですが、冬は凍えない場所で育てるようにしましょう。明け方に路面が凍結したり、雪が降ったりする環境に置いておくと、凍結し、最悪の場合枯死してしまいます。
冬は日当たりがよく、冷えすぎないベランダなどで育てましょう。寒い地域で育てる場合は、冬場は室内で育てるのがおすすめです。
モウセンゴケに起こりうるトラブル
モウセンゴケを育てていると、さまざまなトラブルに直面します。最も起こりやすいのが、粘液が出ないというトラブルです。
モウセンゴケは健康な状態であれば粘液を出す植物です。粘液が出ていないなと思ったら、まずは育てている環境をチェックしてみてください。主なチェックポイントは以下のとおりです。
- 水やりの回数は適切か
- 置き場所は適切か
- 肥料を与えてしまっていないか
たとえば葉の状態がよく、日光にしっかりと当てているのに粘液が出ない場合は、水不足もしくは日光の当てすぎが考えられます。
水分をしっかり補充してあげるか、日光に当てる時間を短くしてあげましょう。
朝や夜に粘液を出すのに日中に粘液を出さない場合は、日差しが当たりすぎる、強風にさらされている、などが考えられます。置き場所をかえてあげましょう。
ただし、粘液が出ないからといって、必ず健康状態がよくないとは限りません。たとえばアフリカナガバモウセンゴケという種類のモウセンゴケは、粘液の出ない時期があります。
このように、モウセンゴケには粘液を出す時期と出さない時期に分かれる種類もあるので、購入する際に粘液が出る時期をチェックしておきましょう。
モウセンゴケには種類がある!
モウセンゴケには、たくさんの種類があります。それぞれの品種の特徴をチェックして、好みの品種を選ぶのも楽しいものです。
ここでは数あるモウセンゴケの種類の中から、6つの品種をピックアップして紹介します。興味を持たれた方は、ぜひ自宅での栽培にチャレンジしてみてください。
アングリカ
モウセンゴケのなかでは小型に分類され、最大で10㎝くらいに生長します。葉が長いため、「ナガバノモウセンゴケ」とも呼ばれています。日本では北海道と尾瀬にしか自生していない、非常に珍しい種類です。
すっと立ち上がった細長い葉柄の先端にあるヘラ型の葉が、粘液をまとって輝く姿がとても美しいとファンが多い品種です。葉はすべて根生し、基部が徐々に細くなって葉柄に移るため、葉身と葉柄の区別があまりはっきりしません。
アングリカの開花時期は7月から8月にかけてで、花茎の下に直径1~1.2cmほどの白く小さな花を咲かせます。
ホームセンターなどで500円から1,000円程度で売られているため、比較的入手しやすい品種です。
スパスラタ
スパスラタは「コモウセンゴケ」とも呼ばれており、モウセンゴケのなかでも小型に分類される品種で、生長しても大きさは3~7㎝程度です。
広範囲に生息しているのが特徴で、日本をはじめ中国、パプアニューギニア、東南アジアなどで見られます。スパスラタはホームセンターなどでも購入できるため、自宅で栽培している人も多い品種です。
モウセンゴケは夏緑性の植物ですが、スパスラタは冬でも緑色の葉をしている常緑性の植物で、冬眠しない育てやすいモウセンゴケとして人気です。
夏は濃い緑をしていますが、冬には美しく紅葉します。葉は地面からあまり立ち上がらず横方向へと伸びていき、6~9月になると1㎝程度の鮮やかなピンク色の花を咲かせます。
スパスラタの花は、晴れた日に咲くとは限りません。何かのきっかけで一斉に可愛らしい花を見せてくれますが、そのきっかけは解明されておらず開花しないことも少なくありません。
アデラエ
アデラエは育てる環境によって葉の色や形が変化する、育てていて面白い品種です。
オーストラリアの固有種で、熱帯および山岳地帯に生息しています。日本では戦前、あるいは1970年ごろに栽培が始まったといわれています。
寒さにも比較的強く、冬場も5℃くらいまでは耐えることができるため育てやすいでしょう。ただし、直射日光は苦手なため、明るい半日陰の環境で管理しましょう。
アデラエはモウセンゴケのなかでも大型に分類されており、10㎝~20㎝まで育ちます。葉はロゼッタ状に広がり、可愛らしい星型の花を咲かせます。
花の色はクリーム色やオレンジ、深紅など、育成環境によって異なるのが特徴です。
ネットでも販売されているため、自宅にいながら好きな苗を選んで購入できます。そのため、忙しくてなかなか園芸店に行けないという方でも入手しやすいでしょう。
カペンシス
「アフリカナガバノモウセンゴケ」とも呼ばれている、モウセンゴケの代表ともいえる品種です。
名前に「アフリカ」とあるように南アフリカ原産ですが、日本でも古くから園芸用に栽培されており、教材や温室植物としても広く活用されています。
カペンシスはとても丈夫で育てやすいのが特徴で、水切れと温度が0℃以下にならないことさえ気をつければほとんど問題なく育つため、初心者でも栽培しやすいでしょう。
カペンシスはモウセンゴケのなかでは中型に分類されており、生長すると7㎝程度の高さになります。葉の長さは4~6cmほどで、先端が細長いへら状になっているのが特徴です。
日本でもっとも多く販売されている品種で、赤みの強い「カペンシスレッド」や白色をした「カペンシスアルバ」などがホームセンターや園芸店で購入可能です。
ハミルトニー
西オーストラリアの沿岸地域に自生している品種です。へら形の葉はすべて根生葉で、長さ2~3㎝のロゼッタ状をしており、基部は地面を這うように横へと広がります。
葉の表面には白色の腺毛がありますが、ほかのモウセンゴケと比べると数は少ないように見受けられるでしょう。
ここ数年で日本にも普及し始めた新しい品種で、日本での栽培は比較的難しいとされています。充実した株なら春先に長い花茎を伸ばして、直径3㎝ほどの赤紫色をした大輪の花を咲かせますが、日本ではなかなか開花は見られないといわれています。
モウセンゴケを育てたことがある方や少し栽培が難しい品種を育ててみたい方は、ぜひハミルトニーの栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。開花した姿を見られたら、きっと感動することでしょう。
ビナータ
オーストラリアやニュージーランドで自生している種類で、「サスマタモウセンゴケ」という和名を持っています。その名のとおり、サスマタのように葉が二股に分かれている品種です。二股に分かれた葉の先端に、無数の腺毛が生えています。
ほかにもビナータには葉が4つに分かれた「ヨツマタモウセンゴケ」、葉が8つ以上に分かれた「ヤツマタモウセンゴケ」もあり、多いものでは葉の先端が20以上に分かれているものもあります。
ビナータは、モウセンゴケのなかでも大型に分類されています。葉は線型をしており、長さはおよそ5~10㎝、葉幅はおよそ2cmです。長い葉柄は茎のような役割も果たしており、花茎もおよそ10~100cmととても長いのが特徴です。
開花時期には花茎のてっぺんに白い花が複数開花します。ホームセンターや園芸店でも購入できるので、比較的手に入りやすいでしょう。ボリュームのあるモウセンゴケを育てたい方におすすめの種類です。
まとめ
虫を捕食するモウセンゴケは、独特のフォルムや光に輝く美しい腺毛などたくさんの魅力を持つ植物です。また、肥料をやる必要がなく場所も取らないため、初心者でも育てやすいでしょう。
しかし、猛暑や0℃以下の凍える環境には弱いので注意が必要です。また、害虫や直射日光の当たりすぎにも気をつけなければいけません。注意すべきポイントをしっかり把握すれば、立派に生長してくれるでしょう。
モウセンゴケにはさまざまな種類があり、それぞれ葉のフォルムや花の形が異なります。いろいろなモウセンゴケを比較して、好みの種類を探すのもおすすめです。ぜひお気に入りのモウセンゴケを見つけて、栽培にチャレンジしてみてください。