今年こそ元気なヒマワリを育てたい!ヒマワリ栽培のよくある疑問に答えます
夏の花といえば、まっさきに名前が挙がるヒマワリ。
今年の夏はおうちでヒマワリ栽培に挑戦しようと思っている人もいるのではないでしょうか。
基本的には、ヒマワリの育て方はそこまで難しくないといわれています。
しかし、ヒマワリを育てたことがある人からは「途中で病気にかかって枯れてしまった」「害虫被害に遭ってしまった」「綺麗に花が咲かなかった」といった声を聞くことも。
そこで今回は、ヒマワリの育て方に関するよくある疑問や育て方の注意点をご紹介します。
ヒマワリを種から育てるのは難しい?
ヒマワリの種は大きく、発芽率も高いので、初めての人でもさほど失敗せずに発芽させることができます。
種まきの際に大事なのは、種と種の間隔を30cm以上空けたほうがいいということです。
ヒマワリは生長すると大きな葉が外側にせり出すので、株同士でぶつからないよう十分に間隔を空けておきましょう。
プランターで栽培する場合は、横幅60〜80cm程度のプランターに2株植えるのが目安です。
葉っぱに白い粉ができている…どうしたらいい?
生育途中に、ヒマワリの葉っぱや茎に白い斑点が出てしまったという声をよく聞きます。
この原因は、うどんこ病という病気。
うどんこ病は多くの植物が発病する代表的な病気です。
うどんこ(小麦粉)のように見えるのは、白いカビ(糸状菌)が発生しているためです。
進行すると、茎や葉がねじれてしまい、ひどい場合には葉が黄化して枯れてしまいます。
他の葉に伝染するため、早めに防除するようにしましょう。
うどんこ病には、予防と治療に効果のある「BrilliantGarden フローラガードAL」を散布してください。
アブラムシがついている…とうしたらいい?
ヒマワリに限ったことではありませんが、気温が上昇して暖かくなってくると、植物はアブラムシの被害に遭いやすくなります。
アブラムシは葉や茎から養分を吸う害虫で、さまざまな菌やウイルスを媒介します。アブラムシが付着すること自体でヒマワリが枯れることはありませんが、さまざまなトラブルをもたらす厄介な虫なのです。
たかがアブラムシと油断せずに、対策を行いましょう。
すでにアブラムシが発生している場合は、『ハイポネックス原液 殺虫剤入り』を水で薄めて、株元にあげてください。
この液体肥料は、殺虫剤が配合されていますので、肥料効果とアブラムシ駆除が同時にできます。
花をたくさんつけさせるにはどうしたらいい?
ヒマワリの花をたくさん咲かせるためには、摘芯作業を行いましょう。
本葉が5~6枚に生育したら、芽の先端を摘み取ります。
こうすることで、わき芽が育ち花がたくさんつくようになります。
また、メインの茎が伸びすぎるのを防ぐこともできますので、あまり高さのある株に育てない場合にも摘芯作業をするといいでしょう。
株に元気がない…どうしたらいい?
株に元気がないときは、養分不足になっている可能性があります。
そんなときは、まず、植物用活力液「リキダス」を少量ずつ与えるにしましょう。
その後、様子を観察しながら、液体肥料「ハイポネックス原液」を1週間に1回あたえるようにしましょう。
このほか追肥として、土にばらまくだけで1シーズン(3~4ヶ月)肥料効果が持続する「「Plantia」花と野菜と果実の肥料」がおすすめです。
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☘49:ひまわりの育て方|上手に咲かせるには?種まきの基本、日々の管理や水やりや肥料の与え方、種の取り方もご紹介
この記事で紹介された植物について
ヒマワリ
学名:Helianthus annuus /科名:キク科 /別名:サンフラワー /原産地:北アメリカ /分類:一年草 /耐寒性:弱 /耐暑性:強
あざやかな黄色が夏の風物詩として知られるヒマワリ。