ガーデニング初心者向け!情熱的なサルビアで花壇を彩ろう
夏から秋にかけての花壇に欠かせない、サルビア。
稲穂のような形をした、赤や紫・青色など情熱的な色調の花が特長です。
そんなサルビアは、初心者にもおすすめの育てやすい植物です。
開花時期は春から11月頃にかけてと、長期間花を楽しむことができます。
今回は、サルビアの特長や育て方のポイント、育て方の注意点などをご紹介します。
サルビアの特長
サルビアは、南米や北米を原産とする、シソ科サルビア属の植物です。
草丈は20cm~160cm程度で、花色は赤やピンク・紫・白・青・褐色などさまざま。
本来は多年草ですが、耐寒性があまり高くないため寒い地域での越冬しは難しく、日本では一年草として扱われることもあります。
品種数が非常に多く、世界各地に900以上の品種が存在するといわれています。
ガーデニングや観賞用として用いられる品種のほかに、「セージ」の名で調理用ハーブや薬用ハーブとして使われる品種もあります。
サルビアの育て方のポイント、育て方の注意点
・種まき・植えつけの適期は?
サルビアは、種からでも苗からでも育てることができます。
種まきの適期は気温が25℃~30℃になる5月以降。
あまり早い時期に種まきをしても、なかなか芽が出ません。
苗を購入して植えつける場合も、同時期に行いましょう。
苗で植え付ける場合、元肥として「マグァンプK中粒」を混ぜ込むとよいでしょう。
・用土にはどんな土がよい?
サルビアの用土には、野菜や花用の培養土または、ハーブ用の土が適しています。
・栽培場所と日照管理方法
サルビアは日当たりを好む植物ですが、夏場の強い直射日光や夕方の西日は苦手です。
また、高温多湿状態も嫌います。
風通しがよく、1日のうち数時間だけ日光に当たるような半日陰で育てましょう。
また、このように日照時間を管理することで、春から秋にかけて長期間花を咲かせるようになります。
・水枯れにも、過湿にも注意
水やりは、用土の表面が乾き始めたらたっぷりと行うようにしてください。
サルビアは、水枯れに弱く、水が足りないと下葉が枯れてきてしまいます。
しかし一方で過湿になると根腐れの原因に。
神経質になりすぎる必要はありませんが、水やりのタイミングや量には注意しましょう。
早朝の涼しい時間帯が最適です。
気温の高い昼間に水やりをすると、土の中の温度が上がって根腐れを起こす原因になります。
・真夏は花をお休みさせるとGOOD
サルビアは、真夏の間も花を咲かせ続けることで体力を激しく消耗してしまいます。
そこで、暑さが最盛期を迎える8月前半に一度花ごと切り戻しをすることをおすすめします。
こうすることで、暑さが一段落してからまた新しい花がきれいに咲くようになります。
・開花時期は液体肥料を
サルビアは、肥料切れすると花つきが悪くなります。
開花期間には、1週間から10日に一度程度を目安に液体肥料「ハイポネックス原液」を水で薄めて与えてください。
ただし、前述したように真夏に花をお休みさせる場合は、その間の肥料もストップします。
・咲き終わった花がらはまめに摘んで
咲き終わって落ちた花がらをそのままにしておくと、そこから病気や害虫が発生しやすくなります。
花がら摘みはこまめに行うようにしましょう。