Labyrinth バラの迷宮 pickup62『はいから』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | 日本 京阪園芸F&Gローズ「ネオモダン」(今井ナーセリー作出) |
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花色 | クリムゾン~黒赤色~ワインレッド |
花形 | 8~10㎝の中大輪/カップ咲き/四季咲き |
香質 | 濃厚なダマスクの香り |
樹形 | 高さ1.2~1.4mの木立性 |
華やかな花色ながら落ち着いた印象の花。黒みの強い深みのあるクリムゾン色から開花、咲き進んで紫をおびたワインレッドに。
咲き方もコロンとしとカップ咲きからフォーマルなロゼット咲きになる。花からは濃厚なダマスク芳香が漂う。
花付き良く、秋まで繰り返してよく咲き、晩秋の花は蕾も黒みの強いディープカップ咲きに。
株は木立性で、葉は赤みの強い深緑色。株のまとまりが良い。
株全体としてアーリーモダンローズのようなノスタルジックな雰囲気で、庭植え、鉢植えともに向く。
花名の元の意味は明治から大正、昭和初期の西洋風の華やかな装い「ハイ・カラー」を示し、オペラ歌手三浦環が音楽学校時代、矢羽絣の着物に海老茶色の袴で自転車に乗った姿が典型とされた。2016年発表。
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。