Labyrinth バラの迷宮 pickup78『バリスタ』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | オランダ ヤンスペック |
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花色 | 濃い赤茶色 |
花形 | 中輪/半八重咲き |
香質 | ティーの淡香 |
樹形 | 高さ1.0mの半直立性 |
花期 | 四季咲き |
エスプレッソコーヒー職人(バリスタBARISTA)ならぬ、バラ育種家の腕の妙。
しっとりとした深みのある赤茶色の花色は、赤色に朱色や紫色も感じる。
花弁の裏側は淡く、花芯は黄色をぼかし黄色のしべを見せる半八重咲き。数輪の房咲き。
花弁に黄色の筋を出したり、中央の花弁を躍らせて咲くことも。繰り返してよく咲く。ティーの淡香。
細い茎と小さめの濃い緑の照葉が花とのバランス良く、一層スタイリッシュに見せる。
耐病性が高い。枝は細く樹はすらっとした半直立性で高さ1.0m。2019年日本発表。
ヤンスペック社は1890年創業。130年の歴史がある切花とガーデンローズの育種・生産会社。自社育種品種とオランダ国外の育種家の作出品種を取り扱う。
日本ではフェアリーシリーズや‘イングリッシュ アイズ’、最近ではベルギーの育種家の紹介品種で‘プリンセス クレア ドゥ ベルジック’ ‘パトラッシュ’ ‘マリールイーズ ドゥ ラ ラメー’などがある。
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。