Labyrinth バラの迷宮 pickup114『メアリー レノックス』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
Data
作出 | 日本 ロサ オリエンティス プログレッシオ |
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花色 | ミルキーなピンク |
花型 | 中大輪/ロゼット咲き/四季咲き |
香質 | ダマスク・ミルラの強香 |
樹形 | 高さ1.5×幅1.2mの木立性 |
ピンクベージュから開花、咲き進んでミルキーなピンクのおおらかなロゼット咲きの大きめの花に。房咲き。
四季咲きで、一年間の花色や花型の変化が少なく、安定して開花。
花保ちが良く切り花にも。ダマスクにミルラの強い香りがある。
葉の耐病性はとても高く、樹勢がある。樹は高さ1.5×幅1.2mの木立性で、花が上を向いて咲く。
2021年春発表のロサ オリエンティス プログレッシオ。
花名はイギリス生まれのアメリカ人、フランシス・バーネットの2011年発表の名作『秘密の花園』の主人公名。
2020年秋発表の同小説の老ガーデナー名の‘ベン ウェザースタッフ’に続くシリーズ。バーネットは自らイギリスの古い荒れた庭を再生したという。
直立する茎の上に大きめの花を咲かせるHTスタイル。
葉の耐病性を向上させ、従来の同スタイルのバラの弱点~樹勢がありながら葉の耐病性に劣る~を克服。
年5回(冬剪定後、芽が膨らみ始めたとき、1番花開花後、2番花開花後、夏剪定後、秋花が咲いた花後剪定後)の殺菌剤散布で葉をきれいに保つ。
バラの家のタイプ1。たとえ多少葉を落としても、すぐ新芽を伸ばし、枝葉を吹きなおす。
初心者でもあでやかな花を気軽に楽しめる。
著者紹介
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玉置一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。