Labyrinth バラの迷宮 pickup131『ベビー アイスバーグ』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | ドイツ コルデス |
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花色 | 純白 |
花型 | 小中輪/半八重咲き |
香質 | 微香 |
樹形 | 高さ0.7~0.8mの直立性 |
‘アイスバーグ’(Iceberg/別名シュネーヴィッチェンSchneewittchen)の耐病性をはるかに高くし、株はよりコンパクトに。
花径5~7㎝の半八重咲き。房咲き。四季咲きで年間を通じてとても花付きが良く、夏にもよく咲く。微香。
樹は直立性で高さ0.7~0.8mとコンパクト。鉢植えや小さい庭に。
2020作出、同年バルセロナの国際コンクールでベストシュラブ賞、ボローニャ金賞、ルロー入賞。
2022年春日本発表、秋から苗を販売。
花名は‘アイスバーグ’ Icebergとよく似ていることから命名。別名も‘ベビー シュネーヴィッチェン’Baby Schneewittchen(小さい白雪姫)。‘アイスバーグ’は1958年作出で、バラの殿堂入りもしている世界中で誰からも愛される銘花。
しかし60年以上前の作出なので、いまのバラに比べ耐病性は劣る。
この品種では耐病性をはるかに高めて、樹をコンパクト化。夏剪定をしなくても生育旺盛だが、花がら摘みは必要。
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。