Labyrinth バラの迷宮 pickup134『ピクシー』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | 日本 ロサオリエンティス プログレッシオ |
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花色 | 青みを感じるピンク色の中輪 |
花型 | ロゼット咲き |
香質 | 強香 |
樹形 | 高さ1.2~1.5mの木立性 |
青みを感じるピンク色の花弁が少なめのロゼット咲き。房咲き。四季咲きでよく繰り返し咲く。ダマスクにグリーンの強香。
樹は木立性で高さ幅とも1.2~1.5mの木立性。
樹勢が強く、耐病性がとても高く、冬剪定・夏剪定の後、半年に一度の殺菌剤散布で葉をきれいに保つ。
バラの家の区分でタイプ0。
地植えでは庭の前方から半ばに。鉢植えにも。
花名はイギリスの民間伝承に登場する、いたずら好きのかわいらしい妖精から。
JRC2021年度F系金賞・芳香賞受賞。2022年発表のロサオリエンティス プログレッシオ。
高い耐病性を前提に、育種上困難な、花弁数少ない+強香の花を実現。
赤みがかった茎の先に房咲きになって軽やかに、花茎と花茎の間に空気感のある咲き方をする。
咲く時期に関わらず安定した花をよく繰り返し咲かせ、花一輪や房というより、株全体にいつも花が咲く姿を楽しむ。
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。