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【家庭菜園】 カリフラワーの育て方|収穫するまでに気をつけたいポイントは?

【家庭菜園】 カリフラワーの育て方|収穫するまでに気をつけたいポイントは?
カリフラワー

アブラナ科の野菜の一種であるカリフラワー。ご自宅で栽培するときは、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。栽培を始める前に、基本的な育て方や管理方法を確かめておきましょう。今回は、カリフラワーの基礎知識や育て方、管理のコツなど、さまざまな情報をご紹介します。

カリフラワーの特徴や魅力は?

まずは、カリフラワーの基礎知識をご紹介します。ブロッコリーとの違いや主な種類、栄養などについてチェックしていきましょう。

ブロッコリーとの関係

ブロッコリーとカリフラワーはよく似ています。両方ともアブラナ科の植物で、原産地は地中海沿岸の東部といわれています。花蕾と呼ばれるつぼみの部分を食べることも同じです。

ただ、ブロッコリーは主枝につく頂花蕾と側枝につく側花蕾を食べられる品種があります。一方、カリフラワーは頂花蕾のみを食べることが基本です。

カリフラワーの種類

カリフラワーには、早生種・中生種・晩生種などの種類があります。早生種は株が小さいうちに低温に合うと花芽が文化し、花蕾がつくられることが特徴です。晩生種は株が大きくなってから分化します。さまざまな品種がありますが、家庭菜園であれば栽培期間が短く管理しやすい早生品種や中生品種などがおすすめです。

春まき・夏まきの違い

カリフラワーの発芽適温は20~25℃、生育適温は15~25℃です。涼しい時期に収穫できるよう、逆算して種まきや苗の植えつけを行います。

カリフラワーの主な種まき時期は、春と夏に分けられます。春まきの場合は1月から3月にかけて種まきし、5月から6月に収穫することが基本です。夏まきの場合は7月から8月に種まきし、10月から2月頃に収穫します。家庭菜園初心者の場合は夏まき栽培がおすすめです。種まきしてから気温が下がっていくため、春まき栽培よりも苗を管理しやすくなるでしょう。

栄養や美味しさ

カリフラワーはビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンCなどが豊富です。カリウムや食物繊維なども多く、栄養価の高い野菜としても知られています。

また、カリフラワーは、ブロッコリーよりも甘みがあるといわれています。サラダはもちろん、ポタージュや炒めもの、蒸し料理などとの相性も抜群です。ぜひご自宅で育てた新鮮なカリフラワーで、さまざまな料理を味わいましょう。

カリフラワーの基本的な育て方

カリフラワー

カリフラワーはご自宅のお庭やベランダなどで気軽に育てられます。新鮮なカリフラワーを味わうため、ぜひ家庭菜園にチャレンジしてみましょう。こちらでは、カリフラワーの基本的な育て方をご紹介します。

カリフラワーの好む栽培環境

カリフラワーは日当たりの良い場所で育てます。日陰だと徒長してしまうこともあるため気をつけましょう。湿度が高い場所では苗が腐ってしまうこともあるため、風通しの良さも重要です。

また、カリフラワーはひとつの花蕾をなるべく大きく育てて収穫することが一般的です。外葉を十分に伸ばせるよう、スペースは広めにとりましょう。プランター栽培の場合は、周囲に10cmほどの余裕があると安心です。

土づくり

畑に地植えする場合は、植えつけの2週間前までに苦土石灰をまいて耕しておきます。1週間前には堆肥と元肥を加えておきましょう。元肥には野菜の生育に必要な成分と有機成分をバランスよく配合した、今日から野菜 野菜の肥料がおすすめです。

プランター栽培なら野菜用の培養土を使うことがおすすめです。今日から野菜 野菜を育てる土は、天然素材と有機原料を使用した野菜の植えつけに適した培養土です。

種まき・育苗

カリフラワーは種から育てることができます。育苗ポットを使う場合は、ひとつあたり3~4粒が目安です。深さ1cm、直径3cm程度の穴を掘って種をまきましょう。順調にいけば、種まきから3日程度で芽が出ます。元気なものを残して間引いていき、最終的に一本立ちにしましょう。

夏まきの場合は直射日光を避けるため、寒冷紗やよしずで日よけを作りましょう。春まきの場合はトンネルなどで保温します。

植えつけ

夏まきの場合、種まきから1カ月ほどたって本葉が5~6枚になったら植えつけ可能です。春まきの場合は本葉4枚程度のタイミングで植えつけます。育苗の手間を省きたい場合や、プランター栽培などで育てる数が少ない場合は苗を購入して植えつけたほうが良いでしょう。

地植えの場合、株間は40cmほどとります。畝は少し高めに立てましょう。プランター栽培の場合、深さ25cm以上、幅60cm以上の大きめのプランターを用意します。このサイズであれば3株ほど植えられるでしょう。株間は15~20cm程度が目安です。

水やり

種まき後、発芽するまでは乾かさないように水をあげましょう。発芽後は土の表面が乾いたタイミングで水やりします。過湿に弱いため、水のあげすぎに気をつけましょう。

肥料

植えつけの際、元肥として緩効性肥料を施しておきます。1回目の追肥は植えつけから約2週間後です。その後、2~3週間たったら2回目の追肥を行います。今日から野菜 野菜の肥料は、元肥・追肥に使用することができ、ゆっくり長く効き続けるので肥料不足を起こさず、野菜が元気おいしく育ちます。

病害虫対策

カリフラワー栽培で注意したい害虫のひとつがアブラムシです。カリフラワーの汁を吸ってしまうほか、ウイルス病を媒介することもあります。見つけたらすぐに駆除しましょう。

美味しいカリフラワーを収穫するための注意点

カリフラワー

病害虫や変色などの対策をしっかりと行うことで、より美味しいカリフラワーを収穫できます。最後に、カリフラワー栽培のポイントや収穫のコツなどをご紹介します。

防虫ネットを設置する

アブラムシをはじめとする害虫被害を防ぐため、種まきや植えつけの直後から防虫ネットをかぶせておく方法があります。苗の葉裏や土などに虫が隠れていないか、しっかりと確認してからネットをかぶせましょう。

また、ネットの固定が甘い場合、隙間から害虫が入り込んでしまうことがあるため注意が必要です。外れないように丁寧に固定しておきましょう。

外葉を束ねる

カリフラワーの花蕾には、白や紫、オレンジ、黄緑など、さまざまな色があります。真っ白な花蕾をつける品種の場合、気をつけたいのが変色です。直射日光や寒さなどの影響で、花蕾の一部が黄色や紫色になってしまうことがあります。変色を防ぐため、早めに対策しておきましょう。

カリフラワーの苗が小さいうちは、花蕾は葉に包まれています。ある程度大きくなり、花蕾が葉から露出するようになったら、外葉を一枚切り取って上にかぶせると良いでしょう。こうすることで日焼けによる変色を予防できます。

また、外葉を束ねて上のほうで縛る方法もあります。こちらの方法なら霜や凍結なども防ぎやすくなります。

中耕・土寄せする

美味しいカリフラワーをつくるためには、中耕や土寄せも欠かせません。中耕とは土の表面を軽く耕すことです。固くなった土をほぐすことで空気と水が通りやすくなります。土寄せとは、株元に土を寄せることです。株が倒れたり、根が露出したりすることを防げます。追肥をするついでに、中耕・土寄せも済ませておきましょう。

収穫のコツ

品種によりますが、花蕾の直径が15~20cmになった頃が収穫適期です。花蕾のついた茎ごとカットして収穫しましょう。

採り遅れると表面がザラザラとしてきて、隙間ができてしまうこともあります。味が落ちてしまうため、花蕾が固く締まっているうちに収穫することがおすすめです。

また、上記の通り、カリフラワーは側花蕾の収穫ができません。収穫後は株を引き抜いて片付けましょう。

おわりに

カリフラワー

カリフラワーは春まきもできますが、初めて栽培する場合は育てやすい夏まきがおすすめです。畑はもちろん、プランターに植えてベランダ栽培にも挑戦できます。ぜひご自宅で育てて、きれいなカリフラワーの収穫を目指しましょう。

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