おしゃれな庭づくりに欠かせないオーナメンタルグラス。おすすめ品種
オーナメンタルグラスとは、鑑賞価値の高い草類のこと。
お花とはまたちがった魅力があり、ガーデニングに取り入れるとお庭がよりナチュラルな印象になります。
また、オーナメンタルグラスを植えることで、よりお花を美しく見せてくれる効果も。
今回は、そんなオーナメンタルグラスのおすすめ品種と育て方のポイントをご紹介します。
フェザーグラスの特長と育て方のポイント
フェザーグラスってどんな植物?
フェザーグラスは、アメリカ南西部やアルゼンチン・メキシコなどを原産とするイネ科の植物です。
フェザーグラスという名前の通り、羽のように軽やかに広がる白い花穂が特長です。
また、花穂だけでなく葉もきれいなので、花をつけない時期もオーナメンタルグラスとして利用できます。
フェザーグラスの育て方のポイント
フェザーグラスは、乾燥に強く丈夫な性質をしています。
また、繁殖力が高くこぼれ種でも育つので、一度植えつけると長い間楽しめます。
より見た目をよくするには、数株を固めるように植えつけましょう。
フェザーグラスの葉は華奢で繊細ですが、ギュッと固めて植えつけるとボリュームが出て存在感を発揮します。
また、生長すると大きくなるので、鉢植えよりも庭植えが適しています。
水はけがよく、日差しがよくあたる場所に植えつけましょう。
フェザーグラスの育て方の一番のポイントは、乾燥気味に管理することです。
庭植えの場合、水やりは基本的に必要ありません。また、肥料や病害虫防除も特に不要です。
冬になると枯れますが、そのまま放置して問題ありません。
春になると新芽が出てきますので、3月か4月に入ったら古くなった葉や枯れた葉を除去しましょう。
カレックスの特長と育て方のポイント
カレックスってどんな植物?
カレックスは、日本や東アジアを原産とするカヤツリグサ科の植物です。
カレックスとひとくちに言っても、とてもたくさんの種類があります。
ほとんどの品種は細長い葉をしていますが、葉の色は品種によってさまざま。
深いグリーンのものもあれば、明るいグリーンや赤・黄金色・白い斑が入ったグリーンなどもあります。
自生していることも多いので、公園や道端などで知らず知らずのうちに見かけている人が多いかもしれません。
カレックスの育て方のポイント
丈夫な性質をしているカレックスは、とても育てやすい植物だといえます。
栽培場所をあまり選ばず、日当たりのいい場所でも半日陰・日陰でもスクスクと育ちます。
ただし、夏場に強い直射日光が当たると葉焼けすることがありますので、気になる場合は半日陰を選ぶといいでしょう。
肥料も特に必要なく、病害虫の心配もほとんどありません。
また、カレックスは乾燥を好みますので、庭植えの場合、水やりは基本的に不要です。
夏場、雨が数日間降らず、土が激しく乾しているような場合のみ与えるようにしてください。
もしも、栽培途中で葉の先が茶色く変色したり株の元気がなくなってきたりしたときは、根本3cm程度を残して切り戻しをしましょう。
バッサリ切り戻しても春にはまた新芽があがってきます。
冬場の管理についても、寒さ対策は特に必要ありません。
ただし、品種によっては土まで凍るほどの寒さには耐えられないこともありますので、そういった場合は凍結対策を行いましょう。