🕊Garden Tour🕊32：里山の雑木林をテーマに自然溢れる鳥たちの憩いのお庭

我が家は土地探しから家造りをスタートさせたのですが、この時点で、里山の雑木林をテーマに庭づくりを行うことに決めていました。

カブトムシやクワガタが暮らす小さな森の公園からほど近くに土地が決まり、家の設計に入りました。

可能な限り、庭優先で家を配置し、建物の南・西・北の３面に植栽を施しています。

家造りの過程で、完成後をイメージするのが困難でしたが、南の庭側を平屋にする事で、庭に奥行きを持たせる事に成功しました。

どんぐりの木のコナラとカツラを見上げると青空が見えます。

わが家にはコナラとシラカシの２種類のドングリの木があります。

コナラは落葉樹、シラカシは常緑樹のドングリの木です。

庭にドングリ？と聞くと驚かれる方もいらっしゃいますが、コナラもシラカシも定期的な剪定を行う事で、小さな庭でも楽しめます。

秋になると園児だった息子がドングリ拾いに大忙し、もしかしたら、リスさんが来てくれるかも！とワクワクしながら待っていました。

庭には息子の５歳の誕生日プレゼントに作った、小さな池と川があります。

2年が経過した今、トキワシノブ、ユキノシタ、苔など日陰を好む植物と共に、カニ・メダカ ・エビ・ドジョウなど4種以上の生き物も暮らしています。

池は息子の遊び場でもあり、私たち夫婦にとっての癒しです。

旅先で見つけた森で、木漏れ日、葉音、川のせせらぎ、鳥や虫の声など、自然の中で過ごす心地よさを感じました。

そのため、家にも小さな森を作ろうと決めました。

私にとってガーデニングとは、四季を通じて、癒しの空間です。

私たち家族のこだわりがたくさん詰まっていて、それぞれお気に入りの場所があり、大切にしている植物があります。

庭だけでなく、お部屋の中にも、お気に入りの植物を多数育てています。

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北側玄関です。庭の設計段階では、建物のすぐ北側の植物は育ちが悪いと思っていたので、ひとまずシェードガーデン向けの気に入った植物をどんどん植えていきました。

すると、どうでしょう、北側植物たちの落ち着いた雰囲気。どの方角の庭が好き？と尋ねられたら、迷わず、「北側」と答えます。

今年も、高岡麗子さんの生産する山紫陽花が見惚れるほど美しかったので、庭へ迎えました。

しばらくは鉢植えで楽しみたいと思い、玄関の木柵の下へ、水が切れない様にこまめな水やりを心がけています。

山紫陽花が好きで、庭のあちこちに山紫陽花を植えていますが、毎年綺麗に咲くのは、北側の山紫陽花だけなんです。

朝の僅かな時間しか日が当たらない、日陰の庭多湿な環境が合うんだと思います。

北側植栽は、木柵には、アイビーを絡ませました。他にはアオダモ、シロヤマブキ、ツリバナ、オガタマ、モミジ、ソロ、ヒュウガミズキ、クロモジ、常緑ヤマボウシ、オトコヨウゾメ、以上が、庭師さんによって施されたもの。

それ以外の、山紫陽花、フォスタ、ナルコユリ、シダ、ツワブキなどは全て自分たちの手で植えました。

唯一、ドクダミは自然発生したものですが、白い花がうちの庭にぴったりなので、そのまま楽しんでいます。

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息子の５歳の誕生日プレゼントとして、庭に小さな池と川を作りました。

「プレゼントは絶対、池と川！」と言い出した息子に、当初は聞き流していた夫と私。

興味本位で、WEB検索してみると、簡易的なものであれば製作可能だとわかりました。

すぐに準備に取り掛かり、みんなで位置を決め地面に線を引き、スコップで穴を掘る事からスタートさせ、家族３人で完成させました。

2年が経過した今、トキワシノブ、ユキノシタ、苔など日陰を好む植物と共に、カニ・メダカ ・エビ・ドジョウなど4種以上の生き物も暮らしています。

池は息子の遊び場でもあり、私たち夫婦にとっての癒しでもあります。

水面が揺れるのに合わせて、室内の漆喰の天井に光が反射し、とても幻想的です。

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南側の庭には、シマトネリコ、ヒュウガミズキ、マルバの木、カツラ、オオデマリ、ドウダン、コナラ、シラカシ、 ジューンベリー、ナツハゼ、アジサイ、ハクサンボク、コバノズイナ、ブルーベリーなど、様々な木を植えています。

春はテーブルでモーニングやランチを楽しんだり、夏は昆虫採取、秋はドングリ拾い、コナラの葉を集め腐葉土作り、冬は野鳥観察、四季を通して、家族みんなが安らげるプライベートな空間になっています。

庭に来てくれるシジュウカラが、営巣してくれないだろうかと２年前に設置した巣箱に、今年の５月、つがいのシジュウカラが巣作りを始めました。

キッチンの勝手口から見える巣箱、どんなに悪天候になろうとも、親鳥たちは１日に何十往復もして雛たちに餌を与えていました。

おかげで、巣立った雛は８羽、元気に飛び立って行きました。