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【スモークツリーの育て方】|ふわふわの花を楽しむための栽培のコツ

【スモークツリーの育て方】|ふわふわの花を楽しむための栽培のコツ

煙が立ち上るような姿が印象的なスモークツリー。

独特の柔らかい雰囲気がお好きな方も多いのではないでしょうか。

スモークツリーは管理の手間がかかりにくく、ガーデニング初心者にもおすすめできる庭木のひとつです。

ぜひご自宅に植えて観賞を楽しみましょう。

今回は、スモークツリーの基礎知識や基本的な育て方、増やし方などをご紹介します。

スモークツリーの育て方|花の特徴

スモークツリーはウルシ科の落葉性の花木です。地植えすると樹高3m~4mほどに生長することがあります。

ふわふわとした煙のように見える姿が大きな特徴です。個性的な姿から「ケムリノキ(煙の木)」という和名でも呼ばれることがあります。

スモークツリーは6月~8月になると、枝先にとても小さな花をたくさんつけます。

花が咲いた後、花柄が綿毛のように伸びて、煙のような姿になります。特有の形はインパクトがあり、切り花としても人気です。

ほかの植物にはなかなか出せない、柔らかな質感が魅力といえます。

ドライフラワーになっても見た目が大きく変わらず、スワッグやリースの素材としても使われます。

見た目も楽しいスモークツリーですが、ウルシ科の植物であるため、人によっては樹液でかぶれる可能性があります。

とくに、樹液には直接触れないほうが良いでしょう。扱う際は手袋をして皮膚を守ることがポイントです。

スモークツリーの育て方|栽培のコツ

スモークツリーはお手入れの手間がかかりにくい庭木のひとつです。ぜひご自宅に植えてみましょう。

ここでは、スモークツリーの基本的な栽培方法を解説します。

スモークツリーの好む栽培環境

スモークツリーは生育旺盛な植物です。鉢植えで育てることも可能ですが、こまめに剪定してコンパクトに仕立てることが求められます。

根詰まりを防ぐために年に1回は植えかえることもポイントです。こういった管理の手間を軽減したい場合は地植えにしたほうが良いでしょう。

その際は、スモークツリーがのびのびと育つよう、広めのスペースを確保する必要があります。

枝は横にも広がるため、ほかの植物や家屋などと干渉しないよう、スペースには余裕を持たせておきましょう。

日当たりや風通し、水はけの良い場所を選ぶことも重要です。

ただ、スモークツリーの根は浅く張るため、強風にあおられると倒れてしまう可能性があります。強い風を防げるような場所に植えることがおすすめです。

土づくり

スモークツリーは水はけの良い土で元気に育ちます。地植えする場合は植えつけ予定地を掘り上げ、腐葉土や堆肥、緩効性肥料『マグァンプK大粒』を混ぜて耕しておきましょう。

『土を豊かにする肥料』は、堆肥と肥料成分がペレット状になっており、肥料効と同時に土の中の微生物の働きをうながすのでおすすめです。

排水性を高めたい場合は川砂を加えておくことがおすすめです。

鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土、川砂を5:3:2で混ぜたものや、市販されている庭木用の培養土などが適しています。元肥として緩効性肥料緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。

元肥入りの培養土を使う場合は、植えつけ時に元肥(肥料)を追加する必要はありません。『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』は、元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合された鉢栽培、プランター栽培に最適な培養土です。

植えつけ

スモークツリーの植えつけ適期は落葉中の11月~3月にかけてです。

ただし、寒さが厳しくなる真冬の時期の作業は避けましょう。厳寒期に苗木を入手した場合は、3月頃まで待ってから植えることがおすすめです。

植えつけの際、根鉢は3分の1ほどほぐしてあげます。根を切ってしまわないように気をつけましょう。

地植えする場合、深さと直径がともに50cm程度の穴を掘ります。苗木を入れたら土を戻して固めましょう。

鉢植えの場合、10号鉢程度の大きめの鉢を用意して植えつけを行います。鉢底には軽石などを敷いて水はけを良くしましょう。

植えつけ作業が済んだら、たっぷりと水を与えます。倒れるのが心配な場合は、根づくまで支柱を立ててあげると良いでしょう。

水やり

スモークツリーは乾燥に強い一方で、多湿を苦手とします。水を必要以上に与えないよう、気をつけて管理しましょう。

地植えの場合、植えつけてからしばらくの間は、土が乾いてから水をたっぷりと与えます。

その後は雨が降るのに任せ、基本的に水やりしなくても問題ありません。乾燥した日が続いたり、土が割れたりしていたら水をあげましょう。

鉢植えの場合、土の表面が乾いたタイミングで水やりします。鉢の底から水が流れ出るほどたっぷりとあげましょう。

乾燥しやすい夏の時期は水が不足しやすくなるため、土の状態をこまめにチェックすることがポイントです。

反対に、冬は土が乾きにくくなるため水やり頻度は少なくなるでしょう。

肥料

植えつけ時には元肥を施しておきます。生育が悪い場合は、12月~3月の間に寒肥として『土を豊かにする肥料』を与えましょう。『土を豊かにする肥料』は堆肥と肥料成分がペレット状にひとつになっているのでおすすめです。

この時期に肥料を与えておくことで、春からの生長を助けてくれます。

地植えの場合は、生育の悪い場合に緩効性肥料『プランティア花と野菜と果実の肥料』で追肥を行います。

鉢植えの場合は、花後、秋口、春(新芽が出始める頃)の年3回、『プランティア花と野菜と果実の肥料』で追肥を行います。

『プランティア花と野菜と果実の肥料』は、バラまくだけで肥料効果が約2~3カ月間持続します。

うどんこ病対策

スモークツリーを栽培していると、うどんこ病が発生してしまうことがあります。うどんこ病は植物の葉などに生じ、発症したら白い粉をまぶしたような状態になります。

そのままにしていると葉が枯れてしまうため注意が必要です。被害も広がってしまうため、すぐに対処しましょう。うどんこ病にかかっている箇所は取り除いて処分し、殺菌剤をかけておきます。

また、うどんこ病を防ぐためには蒸れにくい状態を保つことも大切です。風通しの良い場所に植えつけるとともに、適宜剪定を行ってあげましょう。

剪定

スモークツリーは枝を旺盛に伸ばします。成木になると樹形は自然と整うようになりますが、若木のうちは乱れてしまうこともあるため、剪定して整えましょう。

剪定の適期は落葉期です。放置していると枝がどんどん伸びるため、基本的に毎年剪定したほうが良いでしょう。

剪定の際は古い枝や伸びすぎた枝などをカットしていきます。

ただ、この時期にはすでに次のシーズンに咲く花芽ができ始めています。花芽を切りすぎてしまわないように気をつけながら作業を進めましょう。

植えかえ

鉢植えのスモークツリーを植えっぱなしにしていると、鉢に根が回ってしまい、根詰まりする可能性があります。1年~2年に1回の頻度で植えかえを行いましょう。

植えかえ時には新しい用土を準備しておきます。根鉢を掘り上げたら傷んだものを取り除き、準備していた用土を使って植えかえましょう。

鉢の大きさを変えたくない場合は根鉢を2分の1~3分の1ほど小さくします。

大きく育てたい場合は、一回り大きな鉢へ植えましょう。その際、根鉢は軽く崩す程度にとどめます。

スモークツリーの育て方|増やし方や注意点

スモークツリーは種まきや株分けなどで増やすことができます。

ここでは、スモークツリーの増やし方をご紹介します。

種の採取

スモークツリーが結実すれば、種を採取することができます。

9月~10月に実ができているのを見つけたら採取して、育苗ポットなどに種まきしてみましょう。

明るい日陰で水やりしながら育て、発芽したら日なたへ移します。ある程度大きく育ったらお好きな鉢やお庭へ植えかえましょう。

株分け

スモークツリーは株分けで増やすこともできます。根元から生えてきたひこばえを使うことがポイントです。

若いスモークツリーは、地際から旺盛にひこばえを伸ばすことがあります。

ひこばえに根がつくように切り取って、別の鉢などへ植えつけてみましょう。植えつけた株は、親株と同じように水や肥料を施しながら育てていきます。

おわりに

スモークツリーは丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめできる庭木です。

初夏になれば、ふわふわと揺れる煙のような姿を楽しむことができます。

お好きな方はぜひご自宅に植えて、剪定や植えかえなどのお手入れを行いながら育てていきましょう。

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