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ミヤコワスレの育て方|基本のお手入れ方法や増やし方

ミヤコワスレの育て方|基本のお手入れ方法や増やし方

ミヤコワスレは春に咲くキク科の植物です。

茶花として愛されてきた歴史があり、和風の庭にも洋風の庭にも合わせやすい素朴な可愛らしさを持ちます。

ぜひお庭やベランダへ植えて育ててみることがおすすめです。

今回は、ミヤコワスレの特徴や基本的な育て方、増やし方などについてご紹介します。

ミヤコワスレの特徴や魅力

ミヤコワスレは、キク科のミヤマヨメナの園芸品種です。ミヤマヨメナは本州から九州に自生している植物で、淡青色の素朴な花を咲かせます。

園芸品種であるミヤコワスレは白やピンク、青、紫などの花を咲かせることが主な違いです。丈夫で日本の気候にも合うため、植えっぱなしでも長く育てやすいことが魅力のひとつです。

開花時期は4月~6月で、草丈は20cm~30cmほどに育ちます。耐暑性はやや弱く、開花が終わったらロゼット状になって夏越しします。

また、ミヤコワスレは江戸時代から茶花としても親しまれてきたといわれています。和歌の題材として詠まれることも多く、日本ではなじみ深い花のひとつといえるでしょう。

ミヤコワスレの育て方|基本のお手入れ方法

ミヤコワスレを育てるときは、どのようなお手入れを行えば良いのでしょうか。

基本的な栽培方法やお手入れのコツについて確かめておきましょう。

ミヤコワスレの好む栽培環境

ミヤコワスレは日当たりと風通し、水はけの良い場所を好みます。ただし、強い直射日光や西日が当たるような場所は避けましょう。

とくに、気温が高くなり日差しも強くなる6月~9月中旬頃は、半日陰程度の場所で管理することがおすすめです。

地植えの場合は日よけをつくり、鉢植えの場合は適した場所へ移動させましょう。

寒さには比較的強いものの、凍結や霜などを避けるため、冬は軒下へ移したほうが良い場合があります。

地植えの場合はマルチングすることで保温できます。冬場は日光が不足しやすいため、しっかりと日に当ててあげることも大切です。

土づくり

ミヤコワスレを栽培するときは水はけの良い用土を準備します。地植えする場合は、植えつけ場所に堆肥や腐葉土を加えて耕しておきましょう。

『土を豊かにする肥料』は、堆肥と肥料成分がペレット状になっているので、肥料効果と同時に土の中の微生物の働きをうながしますので土づくりに最適です。

鉢植えの場合、赤玉土と腐葉土、酸度調整済ピートモスを5:3:2で混ぜたものなどがおすすめです。市販されている園芸用培養土を使う場合は、鹿沼土などを加えると水はけが良くなります。

植えつけ

一般的に、ミヤコワスレを栽培する場合は苗を入手して植えつけます。元気の良い苗を選んで育てましょう。全体的にひょろひょろとしておらず、がっしりとして葉の色が濃いものがおすすめです。病害虫被害を受けた痕跡がないか、株元がぐらついていないかもチェックしてみましょう。

ミヤコワスレの植えつけ適期は5月~6月もしくは9月~10月です。苗の夏越しは難しいため、初心者の場合は秋に植えつけることがおすすめです。植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。

複数株を植える場合は株間を15cm~20cmほどあけましょう。植えつけ後は、根の活着促進のため植物用活力液『リキダス』を1,000倍に希釈してたっぷりと与えます。

水やり

地植えの場合、根づいた後はほとんど水やりする必要はなく、降雨に任せます。雨が降らない日が続いて極端に乾いてしまうときは水をあげましょう。とくに、夏は土が乾燥しやすくなるため水やりが必要になることがあります。

鉢植えの場合、基本的には土の表面が乾いてからたっぷりと水をあげます。夏場は水切れに注意が必要です。土の様子をこまめにチェックしておきましょう。

冬場は生育が停滞しますが、完全に水やりをストップせず、頻度を減らして水を与えます。気温が下がる夕方以降に水やりすると凍結する可能性もあるため、気温の高い日中に済ませましょう。

肥料

植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。

生育期間の3月~6月にかけて追肥しましょう。さらに、花後にも緩効性肥料を追肥しておくことで、次の開花に向けての栄養を与えることができます。気温が高くなってきたら施肥はストップしましょう。

追肥にはバラまくだけで肥料効果が約2~3カ月間持続する『プランティア花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。

花がら摘み

ミヤコワスレは一株にいくつもの花を咲かせてくれます。開花が終わった後、花がらをそのままにしておくと見た目が悪くなるほか、病気の原因になることもあるため気をつけましょう。こまめに花がら摘みを行ってきれいな状態を保つことが大切です。

切り戻し

早春から花が咲いた場合、一通り開花が終わってから切り戻すことで、再び花を楽しめることがあります。茎を切ることで脇芽が伸び、花数を増やすこともできるでしょう。

アブラムシ、うどんこ病対策

ミヤコワスレを育てていると、アブラムシやうどんこ病などの病害虫被害を受けることがあります。アブラムシは植物の汁を吸って弱らせるほか、ウイルス病を媒介することもある害虫です。見つけたらすぐに駆除しましょう。防除効果のある薬剤を使うこともおすすめです。

とくに、大量に発生している場合は一つひとつ駆除することが難しいため、薬剤を使うと便利です。『虫を予防するマグァンプD』は肥料やり+害虫の予防・退治が同時にできるのでおすすめです。

うどんこ病は糸状菌というカビの一種が原因となって生じる病気です。発症するとうどんこをまぶしたような状態になり、放置していると被害が広がってしまいます。

枯れる原因にもなってしまうため、うどんこ病にかかった部分はすぐに取り除いて処分しましょう。殺菌剤を使っておくことで、さらなる被害の拡大を予防できます。

植えかえ

ミヤコワスレは根を旺盛に伸ばします。鉢植えの場合は、1年に1回は植えかえたほうが良いでしょう。そのままにしておくと根詰まりを起こしてしまう可能性があります。地植えの場合も数年に1回は植えかえることがおすすめです。

植えかえの適期は植えつけと同じ5月~6月か9月~10月です。春に植えかえる場合は花が終わってから作業を行いましょう。植えかえの際も元肥として約1年間肥料効果が持続する『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みましょう。

ミヤコワスレの育て方|増やして楽しむ方法

ミヤコワスレは種をつくりにくく、株分けや挿し芽(挿し木)などの方法で増やすことが一般的です。栽培に慣れてきたら、株を増やして楽しむこともおすすめです。最後に、ミヤコワスレの増やし方をご紹介します。

株分け

ミヤコワスレの株分け適期は5月~6月の花後、もしくは9月~10月頃です。植えかえのついでに作業すると効率も良いでしょう。株分けをすることで新しい株を増やせるのはもちろん、株のリフレッシュにもつながります。

株分けをするときは水やりを行わず、土を乾燥させてから根を掘り上げます。古い土を落とし、傷んだ根があれば取り除きましょう。ひとつの株に芽が3~5個はつくように切り分け、それぞれ別に植えつけます。切り分ける刃物は事前に消毒した清潔なものを使いましょう。

植えつけ終えたら水をたくさん与え、しばらくは日陰で管理します。根づいたら少しずつ日当たりの良い場所へ戻してあげましょう。

挿し芽

ミヤコワスレの挿し芽の適期は花後となる6月頃です。元気の良い茎を選んで先端から2節~3節の位置でカットし、挿し穂をつくりましょう。挿し穂の下部についている葉は取り除き、30分ほど水につけて吸水させます。終わったら肥料分を含んでいない清潔な用土に挿しましょう。

順調にいけば1カ月程度で発根します。その間は直射日光の当たらない場所で、水切れしないように管理しましょう。発根したらお好きな鉢や花壇などへ植えかえて育てていくことができます。

おわりに

素朴なミヤコワスレの花は、環境が合えば元気に育ち、長く花を咲かせてくれます。お手入れの手間がかかりにくく丈夫な点も魅力のひとつです。ぜひご自宅のお好きな場所へ植えて育て、毎年の開花を楽しみに待ちましょう。

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