Labyrinth バラの迷宮 pickup204『ムーンライト ソナタ』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | 日本 ロサオリエンティス プログレッシオ |
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花色 | 淡いピンクからコーラルがかるピンクのグラデーション |
花径 | 中輪 |
花型 | 宝珠弁咲き |
開花特性 | 四季咲き |
香質 | ティー・グリーンの中香 |
樹形 | 高さ1.8×幅1.2mのシュラブ |
淡いピンクからコーラルピンクのグラデーション。オレンジ味を感じることも。宝珠弁の中輪・房咲き。四季咲き性が強く、よく繰り返し咲く。花保ちが良い。ティーにグリーンの中香。
樹は高さ1.8×幅1.2mの直立性シュラブ。自立シュラブとしても育てられ、伸びた枝を誘引してつる仕立てとしてもよい。樹勢・耐病性ともに高くタイプ1。
2024年秋発表のロサ オリエンティス プログレッシオ。
‘ペネロペイア’(2018年発表の直立性シュラブ、タイプ2、ダマスクとスパイスの強香)の発展形。
黄昏時に風に揺らいで咲く姿がきれいであったことから、ベートーヴェンの「月光のソナタ」の名が命名された。
淡いピンクとコーラルの花が、少し伸びて直立する株の上に咲く。春花(写真:バラの家)
コーラルのトーンで房に咲いた花が、秋の風に揺れる
著者紹介
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#ムーンライトソナタ #バラの育て方 #特集
玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。