落ち葉アート2019
昨年、大きな反響を頂いた落ち葉アート。仕掛け人の柵山直之さんは、落ち葉アートは「楽しいガーデニングの一環」、という思いを持って、今年も元気に挑戦中です。昨年同様、愛知県名古屋市千種区の星が丘を拠点に、さまざまな落ち葉アートを発信しています。また、ハッシュタグ #落ち葉アート星が丘2019 でインスタグラム投稿も受け付けています
過去の落ち葉アートの記事はこちら
晩秋のわずかな時間でしか楽しめない、そしてはかなく消えていく落ち葉アート。だからこそリアルに楽しんでみませんか、と柵山さんはいいます。そして落ち葉アートって、人と人が気軽に触れ合える、そして一緒に楽しめる、とても素敵なコミュニケーションツールでもあるといいます。
また、生徒会主導の環境活動の中で、秋の終わりを楽しむ企画としての落ち葉アートに挑戦する学校も出てきました。愛知教育大学附属名古屋中学校です。ここに柵山さんが呼ばれて、落ち葉アートの指導に行ったそうです。イチョウ並木の下、柵山さんの指導を受けながらたくさんの落ち葉をアートに仕上げていったとのこと、そして、最後は、そのほかの落ち葉も集めて腐葉土を作り、それを使って学校に花壇をしつらえて花を育てたいという提案が生徒さんからあったと、先生がブログで書いています。なんて素敵な発想、提案でしょう。落ち葉アートからそういった活動が生まれることに、植物の繋がり、自然の輪廻のようなものに知らず知らずのうちに、生徒さんたちが接している、そんな感じを受けました。翌日も朝から落ち葉アートに挑戦をしたとのこと、みな素晴らしい冬の朝を過ごしましたね。
落ち葉アート、身近で使いやすくて絵になりやすせいか、どうしてもイチョウの葉の作品が多くなってしまいますが、モミジバフウなどカラフルな落ち葉もたくさんあります。イチョウの葉のようにホウキで掃いて作品をつくるのではなく、1枚1枚の葉をアート的に並べることでできる作品もあります。
昨年に引き続き、歩道などでの落ち葉アートもやっています。足を止めて見ていく人も多くなり、柵山さん自身も前より恥ずかし気なくできるようになったといいます。ほんの少しかもしれませんが、落ち葉アートが認知されるようになってきからかもしれません。
自然と触れ合いながら季節の一瞬を切り取る落ち葉アート、今年の作品や活動をご紹介してきましたが、落ち葉の季節はもう少し続きます。あなたの町のどこかで、まだ間に合う、落ち葉アートに挑戦してみませんか!
写真協力:柵山直之、神奈川県立花と緑のふれあいセンター・花菜ガーデン
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