可愛い花姿といい香りが魅力!ニオイスミレの育て方、育て方のポイント
お花の楽しみ方として、花色、花形を見て楽しむだけでなく、芳香も重要なポイントではないでしょうか?
今回ご紹介するのは、見た目も可愛くて香りのいいニオイスミレです。
ここでは、ニオイスミレの特長や育て方のポイント、育て方の注意点などをご紹介します。
ニオイスミレってどんな植物?
ニオイスミレは、西アジアやヨーロッパ、北アメリカを原産とするスミレ科の植物です。
スイートバイオレット、西洋スミレとも呼ばれています。
花の色は紫色や青・ピンク・黄色・白などで、草丈は10cmから15cmほど。
秋に植え付けをすると、春に直径2cmほどの可愛らしい花を咲かせます。
可憐な花姿でガーデニング植物として大変人気です。
また、ニオイスミレには、名前の通り高い芳香があります。
スミレの花の砂糖菓子のようにエディブルフラワーとして用いられたり、香水の原料としても使われたり、観賞用以外でもさまざまな用途で重宝されています。
ニオイスミレの育て方のポイント、育て方の注意点
ニオイスミレは匍匐性(ほふく性)でどんどん増える、育てやすい植物です。
寒さにも強く丈夫なので、ガーデニングが初めての方にもおすすめできます。
以下のポイントや注意点を参考に、ぜひ栽培してみてくださいね。
植えつけ時のポイント
秋になるとニオイスミレの苗が出回りますので、購入して植えつけをしましょう。
種から育てることもできますが、苗からの方が簡単です。
植えつけ適期は10月前後。この時期に植えつけをすると、春に花が咲きます。
庭植えの場合は、株間を30cmほど空けて。
鉢植えの場合は、根の乾燥を防ぐために一回り大きな鉢を用いるようにしましょう。
用土選びのポイント
栽培場所について
ニオイスミレは、明るい半日陰で管理しましょう。
特に夏場は直射日光や強い西日が当たらないようにしてください。
寒さには強い性質をしていますが、暑さには弱いので、夏場は温度管理にも注意が必要です。
水やりの仕方
ニオイスミレは、やや湿っぽい土壌を好みます。
基本的には土の表面が乾いてから水を与えるようにしますが、水が不足すると枯れてしまいますので、株の状態を見ながら調節しましょう。
特に、乾燥する夏場の水やりはたっぷりと。
栽培環境にもよりますが、朝晩2回与えてください。
肥料の与え方
秋から春にかけて、週に1度を目安に液体肥料「ハイポネックス原液」を与えると、花付きがよくなります。
病害虫について
ニオイスミレは丈夫な性質をしているため、病害虫の被害はさほど心配ありません。
ただし、新芽やツボミにアブラムシが発生することがあります。
アブラムシの退治と肥料やりが同時にできる「ハイポネックス原液 殺虫剤入り」を250倍に希釈して株元に散布しましよう。
その他の注意点
ニオイスミレはエディブルフラワーとして用いられていますが、食べられるのは花と葉のみ。
根と種には毒性が含まれていますので注意してください。