更新日:2019.08.22
秋のお庭を彩るガーベラ、育て方のポイントは?
赤やピンク・黄色・オレンジなど、色とりどりの花を咲かせるガーベラ。育てやすいうえに開花時期が長いため、花壇やガーデニングにおすすめです。今回は、そんなガーベラの育て方のポイントをご紹介します。
ガーベラってどんな植物?
ガーベラは、南アフリカを原産とするキク科ガーベラ科の多年草です。耐寒性・耐暑性ともに強く、とても育てやすい植物だといわれています。開花時期は、4月から6月にかけての春季と、10月から11月にかけての秋季。花の色は赤やピンク、オレンジ、黄色とさまざまで、まっすぐな茎の先に凛と一輪の花をつける姿には、独特の美しさがあります。
ガーベラの育て方のポイント
・植え付けの適期
ガーベラを育てるには、苗を購入して植え替えるのがおすすめです。種から栽培することも可能ですが、時間がかかります。植え付けの適期は、3月~5月、もしくは9月~10月。
・栽培場所
ガーベラは、鉢植えでも庭植えでも育てることができます。鉢植えの場合には、5号鉢に1株、60cm幅のプランターに2株が目安です。根を深く張る植物のため、深さのある鉢やプランターを選ぶようにしましょう。
・用土
鉢植えの場合には、市販の草花用培養土か、赤玉土に腐葉土、パーライトを加えた土を1週間程度寝かせたものを使用しましょう。庭植えをする場合には、堆肥を加えた有機質の多い土壌が適しています。また、水はけの良い場所を選ぶのも、上手に育てるポイントです。
・水やり
ガーベラは、比較的乾燥に強い植物です。水やりは、鉢土の表面が乾いたら行うようにしましょう。水やり時には、花や葉、茎に水が直接かからないよう、株から離れた位置にあげるようにしてください。
なお、庭植えの場合には、基本的には水やりは不要です。ただし、乾燥が激しいときには水をあげる必要があります。
・肥料
鉢植えの場合には、植え付け時に元肥(マグァンプk中粒)を混ぜ込んでおくと生育がスムーズになります。また、その後も定期的に追肥を。生育が緩慢になる夏季と冬季を除いて、一週間に一回液体肥料(ハイポネックス原液)を与えましょう。
庭植えの場合には、開花時期になったら株のまわりにコーティング肥料(ネクスコートいろいろな植物用)をばらまきます。
ガーベラの元気がないなと思ったら……
ガーベラの茎がしなっていたり、葉が垂れていたりしたら、早めに花やツボミ、枯れてきている葉を取り除きましょう。
なお、こういったとき、ついつい水を与えたくなるかもしれませんが「元気がない=水が足りない」と考えるのは早計。ガーベラは水が苦手な植物ですので、水を過剰に与えると余計に状態が悪化してしまうおそれがあります。あくまで、土が湿っているのであれば水は与えないようにしてください。
今回は、ガーベラの育て方のポイントをご紹介しました。今年の秋は、鮮やかなガーベラがお庭を彩るよう、ガーベラを育ててみてはいかがでしょうか。