Labyrinth バラの迷宮 pickup170 『アンヌ』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
| 作出 | 日本 河本バラ園 ローズ ドゥ メルスリー |
|---|---|
| 花色 | 淡いアプリコットイエロー～クリーム色にピンク |
| 花径 | 中輪 |
| 花型 | ロゼット咲き／四季咲き |
| 香質 | フルーツにハーブの強香 |
| 樹形 | 高さ1.0～1.2mのシュラブ樹形 |
グリーンを含んだ丸い蕾から開花。淡いアプリコットイエロー、クリームが微妙に入り混じるロゼット咲きに。
花びらには乾いた筆で描いたようにピンク色がのる。同じ株・時期に咲く花でもピンクになったりイエローになったり、上を向いて咲いたりうつむき加減に咲いたりと、ニュアンスが違うのが大きな特徴。
少し大きめに感じる中輪。房咲き。四季咲きでよく繰り返し咲く。甘いフルーツにさわやかなハーブの強香。
樹は高さ1.0～1.2mのシュラブ樹型でまとまりが良い。耐病性が高い。優しくかわいらしい雰囲気の中に強さを持った、しなやかな女性をイメージして命名。2023年秋発表のローズ ドゥ メルスリー。
淡いピンクにアプリコット、クリームが入り混じる春花（写真：河本バラ園）
やわらかくうつむいて咲く秋花。一輪で十分見応えがある
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやＰＲプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。