女性に大人気!手軽で簡単「ジャーマンカモミール」を育てよう。
その高い美容効果で、女性から人気を集めているカモミール。ハーブティーとして、日常的に口にしている方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなカモミールが与えてくれる効果と育て方をご紹介します。
女性に嬉しい!カモミールの効果
カモミールには、ジャーマンカモミールとローマンカモミールがあります。ハーブティーなどで使用されているのはジャーマンカモミールで、精油で使用されることが多いものがローマンカモミールです。今回は、ジャーマンカモミールについてご紹介します♪
リラックス効果
ジャーマンカモミールは、青りんごのような甘い香りがするのですが、この香りには、疲労を軽減し、イライラを抑えてくれる効果があるといわれています。この効果で、寝付きもよくなるそうですよ。
美肌効果
保湿効果が高いジャーマンカモミールは、化粧水や乳液などのスキンケア用品によく用いられます。また、肌の衰えを引き起こす原因のひとつである「糖化」を抑える効果もあります。実は、ローマンカモミールのほうが糖化を防ぐ効果は強いといわれているのですが、「美味しさ」ではジャーマンカモミールが勝っています。体内から糖化を防止するには、ジャーマンカモミールが適しているといえるでしょう。
その他にもジャーマンカモミールには、身体をあたためて発汗を促したり、生理痛やアレルギー症状を緩和したりする効果があります。さまざまな効果を持つジャーマンカモミールは、美味しい女性の味方なのです。
初心者でも簡単!ジャーマンカモミールの育て方
ジャーマンカモミールは、ガーデニング初心者でも簡単に育てることができます。以下のポイントに気をつけて、育ててみてくださいね。
日当たり・気温
ジャーマンカモミールの生育に適した温度は、15~20℃。庭植えで屋外でも、室内でも育てることができます。ただし、屋外で育てる場合は直射日光を避けるようにしましょう。日当たりのよい場所を好む植物ではありますが、暑さに弱いという特徴があります。そのため、夏場は屋外でも室内でも、半日陰で育てることをおすすめします。寒さには比較的強いですよ♪
土について
やや湿った土を好むため、あまり乾燥しすぎないよう、土の表面が乾いてきたら水をたっぷりと与えましょう。
害虫について
梅雨の時期には、アブラムシがついてしまう可能性があります。対策としては、風通りのよい場所で育てることがおすすめです。
肥料について
ジャーマンカモミールは、植え付けの際に元肥をしっかり土に混ぜ込みましょう。
収穫・保存方法について
収穫は、3~5月頃にすることができます。「花びらが下に反ってきた」「花の中央の黄色い部分が盛り上がってきた」ら、それが収穫時期のサイン。ジャーマンカモミールの有効成分は、中央の黄色い部分にあるため、収穫の際には花びらをとっても問題ありません。最もよいとされる収穫のタイミングは、晴れた日の午前中です。ジャーマンカモミールの香りが飛びにくくなる、といわれています。
収穫したら、風通しがよく、直射日光の当たらないところで、約1週間陰干ししましょう。キッチンペーパーを敷いたザルなどの上に並べるだけでOKです。小さくなって乾いてきたら、乾燥剤と一緒に容器や袋に入れて保存しましょう。あとは、ハーブティーにしたり、入浴剤代わりにしたり、お好きに楽しんでください♪
🌸間室みどりさんの植物のお手入れ術!
この記事で紹介された植物について
ジャーマンカモミール
学名:Matricaria recutita /科名:キク科 /別名:カミツレ、カモマイル /原産地:ヨーロッパ /分類:一年草 /耐寒性:中 /耐暑性:やや弱
一般的に知られているカモミールはジャーマン種。