更新日:2017.11.10
独特な形の多いアドロミスクス属『天錦章(てんきんしょう)』
ベンケイソウ科アドロミスクス属の『天錦章(てんきんしょう)』は、少し珍しい形をしており、茎元は丸みがあり葉先にかけて平らな扇型になります。
小魚のヒレを長くしたような特徴的な葉肉を持っています。色は濃いめの緑で、葉先にかけて黒い斑点があります。
葉が取れやすいので丁寧に扱ってあげましょう。取れやすい以外には他の春秋型の多肉植物と似ているので育てやすいです。
今回は、アドロミスクス属の中から『天錦章』をご紹介します。
太い葉が取れやすい
『天錦章』を始めとしたアドロミスクス属は葉が取れやすいのが難点ですが、逆手に取れば葉挿ししやすいので取れても増やすことができます。一枚だとコロンとしていて葉挿し姿も可愛らしいですよ。
取れるのが嫌な場合は、植え替え時や移動させる時は取れないようにそっと扱ってあげましょう。
密集した根元に注意
『天錦章』は春秋が成長期です。春秋は土が乾いてから水をあげ、夏はしっかり断水します。
根元が太く密集しているので腐らないように湿気に注意しながら、風通しの良い明るいところに置きましょう。
見た目とは真逆の可愛らしい花
根元中央から長い茎を伸ばし初夏頃に薄ピンクの花を咲かせます。色味がはっきりした濃い色の見た目からは想像できないような小さな花です。
新芽も根元中央から出てきます。鮮やかな赤い新芽が特徴的です。
この記事で紹介された植物について
天錦章
学名:Adromischus clavifolius 科・属名 ベンケイソウ科・アドロミスクス属 原産地:アフリカ