寄せ植えにおすすめ!可憐な小花・スイートアリッサムを上手に育てるには?
小さな白い花がまとまって咲くスイートアリッサム。
そのルックスは、まるで小さなブーケがたくさん集まっているかのようでとても可憐です。
横方向に広がってカーペット状に生育していき、どんな草花と組み合わせても相性が良いため、寄せ植えの前面によく用いられます。
今回は、そんなスイートアリッサムの育て方や育て方のポイントをご紹介します。
スイートアリッサムの特徴
スイートアリッサムは、アブラナ科ニワナズナ属の多年草です。(ただし日本国内の気候条件では年越しは難しいため、日本では一年草として扱われるのが一般的です。)
原産地は地中海沿岸部やカナリア諸島などで、日当たりと風通しの良い砂浜や砂丘などに自生しています。
もともとは白色の花ですが、園芸用の品種改良によってピンクや赤・紫・オレンジなどカラフルなものもあります。
開花時期は2月下旬から6月上旬。
夏越しができた場合には、9月下旬から12月上旬にも花を咲かせます。
スイートアリッサムの育て方のコツ
スイートアリッサムはとても育てやすい植物ですので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。
種からでも苗からでも、地植えでもプランターでも育てることができます。
種から育てる場合には、3月から4月または9月から10月に種まきを。
苗から育てる場合には2月中旬から3月または9月下旬から11月上旬に植付けを。
以下の育て方のコツを参考に、ぜひ挑戦してみてください。
用土
スイートアリッサムを育てるには、水はけの土壌が向いています。(石灰はアルカリに作用します。)
また、「ハイポネックス培養土 鉢・プランター用」のような培養土を使うのも手軽でおすすめです。
栽培環境
スイートアリッサムは、日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。
温度管理
スイートアリッサムは、耐暑性・耐寒性ともにあまり強くありません。
ですから、真夏の高温多湿と真冬の寒さ・霜には注意が必要です。
夏場には、涼しい日陰に移動させるか、地植えの場合には強い日差しと暑さから守るために遮光を。
冬場には、霜の降りない場所に移動させるか、地植えの場合には霜よけを設置してあげましょう。
水やり
スイートアリッサムは乾燥気味の環境を好む植物です。
ですから、過度な水やりには注意。根腐れの原因になってしまいます。
地植えの場合は、基本的には水やりの必要はありません。
ただし、土の表面がカラカラに乾燥しているときや数日間雨が降らないときには水を与えてください。
プランター栽培の場合は、鉢土の表面が乾いたら水やりを。
肥料
あらかじめ、用土に元肥として緩効性肥料「マグァンプK大粒」を混ぜ込んでおきましょう。
その後、開花時期になったら花の生育を良くするため液体肥料「ハイポネックス原液」を定期的に与えると花色や花つきが良くなります。
整枝作業
春(生育期)に枝が間のびしてきたら、草丈の3分の1ほどに切り戻して株を整えましょう。
1カ月後に再び開花を楽しむことができます。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
この記事で紹介された植物について
スイートアリッサム
学名:Lobularia maritima /科名:アブラナ科 /別名:ニワナズナ /原産地:地中海北岸から西アジア /分類:一年草 /耐寒性:弱 /耐暑性:弱
白い小花を密につけ、ほんのりと甘い香りがあります。