初夏のお庭をビビッドに彩る。ブーゲンビリアの育て方
ビビッドな花色でお庭を明るく彩るブーゲンビリア。
暑さに強く、長期間花が咲くので、夏のガーデニングにおすすめです。
今回は、そんなブーゲンビリアの育て方や育て方のポイントをご紹介します。
ブーゲンビリアってどんな植物?
ブーゲンビリアは、オシロイバナ科イカダズラ属のツル性植物です。
原産地は、中央アメリカや南アメリカの熱帯雨林。
そのため暑さに強い性質をしています。
花の色は、赤やピンク・黄色・オレンジ・白・紫などさまざま。
カラフルな花色に反して香りがほとんどないという特徴があります。
ブーゲンビリアの育て方のポイント
ブーゲンビリアの植えつけ適期は、4月から6月。
開花時期がとても長く、5月から10月頃まで花を楽しめます。
暑さに強いため育てやすい植物ですが、いくつか育て方のポイントがあります。
・ブーゲンビリアは苗から育てるのが一般的
ブーゲンビリアの種は、一般にはあまり出回っていません。
園芸店などで苗、鉢植えを購入して育てましょう。
・ブーゲンビリアは地植えより鉢植えがベター
ブーゲンビリアは鉢植えでも地植えでも育てられます。
しかし、ブーゲンビリアは熱帯地方を原産とする植物で耐寒性は強くないので、冬越しをさせたい人には鉢植えをおすすめします。
・日光をしっかり与える
ブーゲンビリアは日光を非常に好む植物です。
たっぷりと日が当たる場所で栽培しましょう。
日当たりが足りないと、葉っぱが変色したり花が落ちたりする原因になります。
なお、ブーゲンビリアはツル性の植物なので、ツルが絡み合って中のほうの葉が日陰になることがあります。
日当たりが足りない箇所があったら、ツルの絡みをとって日光が当たるようにしてあげましょう。
・乾燥気味で育てる
ブーゲンビリアは乾燥気味に育てたほうが花つきがよくなります。
水を与えすぎると、ツルや葉の生育はよくなりますが、花芽は育ちにくくなってしまうのです。
春から夏にかけては、葉が萎れてきてから水をあげるくらいで十分。
ただし、水やりをするときは、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えてください。
冬はさらに水を控え、土が乾いてから数日後にようやく水を与えるくらいでも平気です。
・肥料は控えめにする
長期間に渡って花を咲かせるブーゲンビリアには、ゆっくりと効果の出る緩効性肥料が向いています。
生育期の4~10月に『プロミック 草花・鉢花用』を与えましょう。
ただし、水やりと同じく、肥料を与えすぎると葉やツルばかりが育って花が咲きにくくなります。
特に開花直前の肥料は控えたほうがいいでしょう。
その後、秋になって花が咲き終わったら、お礼肥として『ハイグレード原液』を1000倍の希釈で与えましょう。
お礼肥を与えることで、株を充実させて翌年に花芽がつきやすくなります。
・2年に1度、鉢の植え換えを
ブーゲンビリアは、2年に1度のペースで鉢を植え換えましょう。
植え換え時期は、気温が20℃以上になっており、まだ花が咲いていない4月中旬頃が最適。
一回り大きな鉢を用意し、新しい用土でリフレッシュしてあげましょう。
植えつけの際には、元肥として緩効性肥料「マグァンプK大粒」を土に混ぜ込みます。
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公開: 2018年4月5日
更新:2021年6月30日
この記事で紹介された植物について
ブーゲンビリア
学名:Bougainvillea /科名:オシロイバナ科 /別名:イカダカズラ、ブーゲンビレア /原産地:中南米 /分類:常緑ツル性低木 /耐寒性:やや弱/耐暑性:強
トロピカルな雰囲気満点のブーゲンビリア。