更新日:2018.08.08
青白く神秘的な葉色が特徴の『万宝』
キク科 セネキオ(サワギク)属の『万宝』は、別名セネシオ セルペンスと言い、青白い葉色に白っぽい粉をまとっている葉肉が特徴です。肉厚な葉に縦線が模様のように入り、スタイリッシュさが感じられます。似た形で清涼刀がありますが、万宝は清涼刀よりも若干コンパクトに育ちます。万宝は葉先が清涼刀より丸いのが特徴です。
今回は、キク科 セネキオ(サワギク)属の中から『万宝』をご紹介します。
※この記事はGreenSnapからの寄稿になります。
過湿による根腐れが起きないようにしましょう
極端な暑さや、寒さには弱く、春秋の温暖な季節の方が育てやすいです。
直射日光に当たり、なおかつ風通しの良い場所を好みますが、夏場の強光は葉にダメージを与える可能性もあるので注意が必要です。
水やりは半月~1ヵ月に一度程度にとどめ、直接葉に水をやるのではなく、土の表面が湿るぐらいにします。
1週間以上土が湿った状態が続くまで水やりをしてしまうと、根腐れを起こしやすくなるので注意が必要です。
根腐れが起きるとカビが発生するので土が乾いてから水やりを行うのがベストです。
1年を通して自然の光を与える
風通しが良く明るい場所で育てることはもちろんですが、冬場もできる限り日に当ててあげましょう。冬場に直射日光に浴びない状態で、春夏にいきなり日光を浴びると、葉が傷んで葉焼けを起こしやすくなります。1年を通して十分に日光を浴びると、白い粉を帯びた青しろい葉の美しさとセネシオ属特有の葉脈が縦筋となって浮き出てキレイに育ちます。
年に数回小さな花を咲かせてくれます
春や秋の温暖な育てやすい季節には、上手くいくと花を咲かせます。大きさで言うと1センチ弱の小さな花です。葉の付け根から縦に長く花柄を伸ばし始め、筒状花となって可愛らしい姿となります。寒い時期になると、花の可愛さとはまた別で、葉の色がピンクに少し色づくのも魅力的です。
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この記事で紹介された植物について
万宝
学名:Senecio serpens 科・属名 キク科 セネキオ(サワギク)属 原産地:南アフリカ