色彩豊かで華やかなガザニア。美しい花を咲かせるコツは?
鮮やかな色彩の円形に咲く花が印象的なガザニア。
春から秋まで開花するため、長期間お庭を彩ります。
今回は、ガザニアの育て方や育て方の注意点・育て方のポイントについてご紹介します。
ガザニアってどんな植物?
ガザニアは、南アフリカを原産とするキク科ガザニア属の多年草。
花の色は赤や白・オレンジ・黄色などさまざまで、直径5~15cmほどの長い花びらが特徴です。
日光が当たっている間花開き、夕方から夜や曇りの日には閉じるという性質をしています。
光沢のある鮮やかな色彩の花が日差しに当たってキラキラと輝く様子はとても美しく、ガーデニング植物として人気です。
また、品種によっては照り葉や銀葉など、美しい模様の葉も楽しめます。
ガザニアの育て方、育て方の注意点とポイント
ガザニアは高温と乾燥に強く、育てやすい植物です。
以下の育て方のポイントを参照し、ぜひチャレンジしてみてください。
種まき、植え付けについて
ガザニアは種からでも苗からでも育てることができます。
種まきの適期は4月または9月。
ただし、9月に種まきをすると、越冬にコツがいりますので4月蒔きがおすすめです。
苗を購入して育てるのであれば、4~5月または9~10月に。
その後、4月前後から10月前後まで開花します。
栽培場所について
南アフリカを原産とするガザニアは、日当たりと風通しの良い環境を好みます。
日当たりが悪いと花が咲かなくなるので、十分に日の当たる場所で栽培しましょう。
ただし、夏場の日差しや直射日光には注意を。
明るい日陰や半日陰に移動させるか、遮光をして日光の量を調節してください。
また、ガザニアは耐寒性がそれほど高くありませんので、冬になったら室内に取り込むことをおすすめします。
水やりについて
ガザニアは多湿に弱いため、乾燥気味に育てるようにしましょう。
生育期に当たる春から秋にかけて、鉢植えの水やりは土の表面が乾いてから。
生育が緩慢になり、水を吸い上げる力が弱くなる冬季は、土の表面が乾いてから2~3日後に水を与えます。
庭植えの場合は、基本的には水やりは必要ありません。
肥料について
植えつけの際に、緩効性肥料マグァンプK中粒を用土に混ぜ込んでおきます。
また、春と秋の生育期が旺盛な時期には液体肥料ハイポネックス原液を1週間に1回程度与えましょう。
この時期に肥料が切れると花つきが悪くなりますので、肥料を欠かさないように気をつけてください。
また、秋以降、花が咲かなくなったら肥料はひかえます。
間引きについて
梅雨時期以降、気温が上昇すると葉同士が蒸れやすくなります。
茂りすぎた葉は間引きをして風通しを良くしてください。
植え替えについて
越冬させる場合、3月から5月の間に植え替えが必要です。
植え替えをしないと根詰まりを起こしやすくなり、水を吸い上げられなくなったり株が弱ったりしてしまいます。
植え替えの際には、一回り大きな鉢を用意して、株同士の間隔を30cmほど空けてください。
新しい土で植え替えます。
その際には、元肥「マグァンプK中粒」を忘れずに!