更新日:2016.12.21
瓶の中で育てるあなただけの「大自然」。テラリウムの美しい世界
「テラリウム」という言葉を聞いたことはありますか。
テラリウムとは、透明な瓶の中で植物を栽培すること。テレビや雑誌などで取り上げられたことをきっかけに、最近ジワジワと人気が高まってきています。
テラリウムは、「植物を育てることに興味はあるけど手間のかかることはできない」という方にもおすすめの園芸です。今回は、テラリウムの作り方と育て方をご紹介します。
テラリウムってなに?
テラリウムとは、水槽やガラス瓶など透明の容器の中に植物などを入れて栽培する園芸のこと。
コケやサボテン、多肉植物などを寄せ植えし、そこに小石や砂、流木、貝殻、フィギュアなどのアイテムを組み合わせるのが定番です。
テラリウムが人気の理由は、一般的な草木や花よりも育て方が簡単で、なおかつ小さな容器の中に自分の世界を表現できるという点にあります。また、見た目がオシャレなのでインテリアとしてもGOOD。写真を撮ってSNSにあげれば、たくさんの「いいね」がもらえそうですね。
意外と簡単!テラリウムの育て方
テラリウムの育て方はとっても簡単。まずは、透明のガラス容器を用意しましょう。お好みで小石や砂利、コケ、土などを敷きます。植物を植え、表面を小石やコケなどでカバー。土が湿る程度に水をやり、フタをしたら完成です。でき上がったテラリウムは、直射日光が当たらないように注意し、明るい窓辺やベランダで育てましょう。
通常の管理として、『植物用活力液リキダス』を希釈し霧吹き等で葉面散布するか、『速効スプレー液』で、コケやカバーの過度な乾燥を防ぎましょう。
テラリウムをきれいに作るコツは、小石や砂利、コケ、土といった「層」の重なりを意識すること。細かい部分は、ピンセットを使いながら作業していきましょう。
また、性質の違う植物を一緒に入れないこともポイントです。例えば、多肉植物とエアプランツ、観葉植物と多肉植物など、育て方や好む環境、生長時期の異なる植物を一緒にすると、互いの生長を妨げ合ってしまうことがあります。
自分だけのミニチュア世界をつくろう
テラリウムの魅力は、中に入れるもの次第で自分だけの世界を表現できるということ。
例えば、白い化粧砂を敷いたところに貝殻やエアプランツ、流木を入れれば、ビーチを思わせる夏らしいテラリウムができます。旅行の思い出に貝殻や木を拾ってきて、それらを使って作るというのも素敵ですね。一緒に旅行に行った友人や恋人へのプレゼントにも喜ばれるのではないでしょうか。
また、コケや多肉植物を草原や森に見立て、そこにフィギュアやロゴブロックを配置すれば、ガラス容器の中にファンタジックなミニチュア世界を作れます。好きな風景や映画やアニメのワンシーンを再現するのもいいですね。
ほかにも、透明な電球を容器代わりにしたり、容器を天井から吊り下げたり、複数組み合わせて飾ったりするのもおしゃれ。
いかがでしたか。
育て方が簡単で、工夫次第で自分だけのオリジナル世界が楽しめるテラリウム。ぜひチャレンジしてみてくださいね。