幸せを呼ぶハーブ・オレガノ。上手に育てるポイントは?
「ガーデニングを始めてみたいけどお花を育てるのは自信がない・・・」
という方にもおすすめなのがハーブ栽培。
ハーブ栽培は、キッチンの出窓やべランダなどで気軽に始めることができます。
今回ご紹介するのは、そんなハーブ類の中でも人気の高いオレガノ。
ここでは、オレガノの特長や育て方のポイント、育て方の注意点などをご紹介します。
オレガノの特長
オレガノは、地中海沿岸地方を原産とするシソ科の多年草。
ヨーロッパでは紀元前から使われているといわれ大変歴史の長いハーブです。
強い香りが特徴で、乾燥させた葉は、お肉料理や魚料理・ピザなどをはじめさまざまな料理に用いられています。
また、幸せを呼ぶハーブとも呼ばれ、その葉を結んで花冠して用いる風習もあります。
丈夫で育てやすいため、はじめてガーデニングをするという方にもおすすめです。
オレガノの育て方のポイント、育て方の注意点
育てやすいオレガノですが、上手に育てるためにはいくつかポイントがあります。
以下を参照してぜひチャレンジしてみてくださいね。
種まき・苗植えについて
オレガノは、種まきでも苗植えでも育てることができます。
種まき・苗植えいずれも、適期は4月〜5月または9月〜10月。
種まきの場合
底の浅い育苗ポットにハーブ用の土を入れ、種同士が重なり合わないように撒き、上から薄く土をかぶせます。
たっぷりと水をあげ、土を乾燥させないよう、適時水やりをしてください。
発芽後、本葉が出たら間引きし、強い株だけを残します。
その後、本葉が6枚から8枚程度になったら、培養土を使って鉢やプランターに植え替えをしましょう。
苗同士の間隔が狭いと株が蒸れてしまいますので、30cm程度空けます。
苗植えの場合
購入したポット苗よりひとまわり大きな鉢に植え替えをします。
植えつけ時に根を崩さないように注意してください。
複数の苗をプランターに植え替える場合は、苗同士の間隔を30cm程度空けます。
栽培場所
オレガノは日光を好む性質をしていますが、まだ株が弱いときにいきなり強い日差しに当てると、葉焼けを起こして枯れやすくなってしまいます。
最初のうちは日陰や半日陰で管理し、徐々に明るい場所に移動させ、慣らしていきましょう。
また、夏場は直射日光や西日で葉焼けを起こしやすくなるので、半日陰で管理してください。
このほか、オレガノは多湿が苦手ですので、湿度の高い場所に置いたり、雨の当たる場所に置いたりするのは避けましょう。
水やりについて
オレガノは乾燥気味にしたほうが上手に育ちます。
鉢植えの場合の水やりは土の表面が完全に乾くまで待ってから。
庭植えの場合は水やりは基本的に必要ありません。
肥料について
植えつけ時に、元肥として緩効性肥料「マグァンプK中粒」を混ぜ込むか、あらかじめ元肥マグァンプKが配合された用土「ハイポネックス培養土 鉢・プランター用」を用いましょう。
追肥とは生育の様子をみながら、肥料効果が約2~3ヶ月持続する「「Plantia」花と野菜と果実の肥料」を株元にバラまきます。