Labyrinth バラの迷宮 pickup65『ル サブリエ 』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | 日本 バラの家 ロサ オリエンティス |
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花色 | 淡い茶色/中輪 |
花形 | ロゼット咲き |
香質 | ティー・パウダリーの香り |
樹形 | 高さ0.8mのシュラブ |
花期 | 四季咲き |
咲き始めから咲き進むまで花色と花形が微妙に変化。蕾は橙色、開くにつれて花弁の周囲に紫をぼかす茶色の花に開花。
咲き進んで次第に淡い茶色になり、小さな舟弁がたくさん重なるロゼット咲きに。
開くにつれ中央にボタンアイを覗かせ、開花の最終段階では先がとがった花弁を外側にふわっと広げて周りの空気に溶け込み、はらはらとこぼれ散る。中輪・房咲き。
四季咲きで初冬まで咲き続ける。枝は細く、花はうつむき加減に咲く。
葉は小さく、耐病性は普通で、月3回の殺菌剤散布で葉をきれいに保つ。
樹は高さ0.8mのまとまりの良いシュラブで地植え鉢植え共に向くが、鉢植えの方がより良く育ち、花の変化の妙が身近に味わえる。
春や秋の低温期には肥料を少なめに与えると花弁が伸びやかになる。花名はフランス語で砂時計を意味する言葉から。
2019年発表のロサ オリエンティス
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。