Labyrinth バラの迷宮 pickup67『アイスフォーゲル』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | ドイツ・タンタウ |
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花色 | 中心茶色・周囲ピンク/花径9㎝の中大輪 |
花形 | 波状弁咲き~ロゼット咲き |
香質 | ミルラ感じるエキゾチックな強い香り |
樹形 | 高さ1.8mの半つる性 |
花期 | 返り咲き |
花の中心は温かみのあるカッパー(銅色)、周囲はクールバイオレット~ピンクのグラデーション。
開花段階と咲く花によって微妙にニュアンスを変える。
花は少し大きめで、咲き始めは70~80枚ある多くの花弁が波打って重なり、開くとロゼット咲きに。返り咲き。
ミルラを感じるエキゾチックな芳香がある。葉は濃緑色で丸め。
樹は高さ1.8mの半つる性。暑さにも強い。
Eisvogelは「翡翠(かわせみ)」の意味のドイツ語で、頭部・背中・頬が青色で腹部が橙色の鳥の色に見立てた花名。
同種の花色のバラには‘ディスタント ドラムス’(米国グリフィン・バック)や、‘ラ テラス’(仏ドリュ)などがあるが、いずれも木立性。
‘アイスフォーゲル’はつるバラとしても仕立てられるシュラブで、枝が細めで株姿がやわらかめ。2019年日本発表。
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。