Labyrinth バラの迷宮 pickup84『パブロワ』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | フランス デルバール |
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花色 | 白色 |
花型 | ロゼット咲き/四季咲き |
花径 | 大輪 |
香質 | 強香 |
樹形 | 高さ1.8×幅1.2mのシュラブ |
白色の大輪ロゼット咲きシュラブ。花の中央にほんのり灰色味をおびる。四季咲き性が強い。
「ローズ・スミレ+リンゴ・杏+若草」(デルバール社の香りのピラミッド)の強香。
葉は濃緑の照葉で硬質。枝はやや太めで樹勢があってよく伸び、高さ1.8×幅1.2mのシュラブ樹型をかたちづくる。
耐病性が高い。品種名は焼いたメレンゲ+ホイップクリーム+ベリー類などで作られる流行りのスイーツから。2019年秋発表。
枝が伸びるタイプのシュラブ。強剪定すれば中型のシュラブに、伸びたシュートを冬に構造物等に誘引すればつるバラとしても利用できる。
伸びた枝の先にはほぼ必ず花を咲かせるので数少ない「白の四季咲きつるバラ」としても。トゲが少なく仕立てやすい。
樹勢が強く、植え付け後早くから楽しめる。
冬に植え付けた大苗の春の開花。シュラブとして仕立て、株の高さは0.6m
(背景:左上の赤花は‘リパブリック ドゥ モンマルトル’、中上は‘フラマン ローズ’)
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。