Labyrinth バラの迷宮 pickup96『プリンセス ヴェール』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | ドイツ コルデス |
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花色 | 淡いピンク |
花型 | 中輪/花弁数120~130枚・花径8㎝のロゼット咲き/四季咲き |
香質 | 強香 |
樹形 | 高さ0.8mの木立性・半直立性 |
Princess Veil(KORADDILU)
少しグリーンを含む蕾から、周囲が白く中央に淡ピンク、淡アプリコットも感じるロゼット咲きに開花。房咲き。フルーティな強い芳香が漂う。
四季咲き性が強く、繰り返してよく咲き、秋花は深いカップ咲きになることも。
枝は細く上へ向かって伸び、高さ0.8mの半直立性のコンパクトな株にまとまるFLタイプ。耐病性が高い。
2011年作出、アデレード国際バラコンクール入賞・芳香賞などを受賞。2019年日本発表。
京成バラ園芸の「フルーリーテラスコレクション」の一つ。
「フルーリーテラスコレクション」は、樹がコンパクト・四季咲き性・耐病性の高い品種をピックアップした京成バラ園芸が紹介するシリーズ。
ベランダ・玄関先など小さなスペースで鉢植えにして栽培するのに最適。
2019年発表で華麗な品種に隠れがちながら、いまの注目品種。花は中輪で程良い大きさ。さわやかさもある甘い芳香。
株は半直立性で大きくなり過ぎず耐病性もあるので、育てやすく、鉢植えにして身近な場所で気軽に楽しめる。
庭植えなら手前に。花保ちが良いので切り花にして室内を飾ってもよい。
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。