Labyrinth バラの迷宮 pickup100『フレーズ』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | ロサ オリエンティス(バラの家) |
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花色 | 濃ピンク |
花型 | 中輪/ロゼット咲き/四季咲き |
香質 | ダマスク+パウダリーの中香 |
樹形 | 高さ1.2mの木立性シュラブ |
濃いピンク色のロゼット咲き中輪。細く短めの花枝の先に房咲きになって、少しうつむき加減に咲く。四季咲き。ダマスクとパウダリーの中香。
やや横に広がるシュラブ樹形で高さは1.2m。葉はうどんこ病に特に強く、黒星病にも強い。
月に一度の殺菌剤散布で葉をきれいに保つ。花名Fraisesは、フランス語で「イチゴ」の意味。2020年春発表。
バラは花一輪または房に咲く姿だけではなく、株姿全体でも観賞したい。
‘フレーズ’はコンパクトで丸い株にまんべんなく咲く姿がきれい。
シーズン中も枝が伸び過ぎて飛び出ることはなく、花が株元から上部までほどよい空気感で咲き、同じような樹形の‘マイローズ’や‘リュシオール’などとともに、「ラウンドシュラブ」と呼べる株姿。
耐病性がとても高く、きれいな葉を保って初夏から冬まで保って繰り返して咲き、庭を彩る。
満開少し前。大苗の翌年の春の株で高さ約0.6m。このような株姿のバラには、丈の低い草花がよく似合う
(手前:キャンディタフト、右中:ベンケイソウ、右下:ワイルドストロベリー)
同じ株の1月2日のようす。9月に枝先をさわるくらいの秋剪定を行い、その後11月に咲く。
その間殺菌剤の散布は行っていないが、これだけの花付き&葉の保ち具合
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。