【家庭菜園】春植え野菜・春まき野菜10選|家庭菜園初心者におすすめの品種と、育て方などご紹介
朝や夜の寒さが落ち着き、気候が安定してくる春は、比較的簡単に野菜が育てることができる季節になります。初心者でも挑戦しやすい野菜がたくさんあります。春に植える野菜は、プランターや鉢植えで栽培できる品種も多く、手軽に挑戦できます。この記事では、植えつけ方法や水やりなど基本的な育て方や、おすすめの品種をご紹介します。
- 目次
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- 購入前にチェック|品種の選び方
- 苗の状態をチェックしよう
- 栽培日数をチェックしよう
- 育て方の基礎知識
- 土作り
- 水やり
- 肥料
- 春植え野菜・春まき野菜の注意点
- 雑草対策
- 病害虫対策
- トウ立ちする前に収穫する
- 1.ホウレンソウ
- 基本情報
- 特徴や魅力
- 2.キュウリ
- 基本情報
- 特徴や魅力
- 3.ナス
- 基本情報
- 特徴や魅力
- 4.トマト
- 基本情報
- 特徴や魅力
- 5.アスパラガス
- 基本情報
- 特徴や魅力
- 6.ピーマン
- 基本情報
- 特徴や魅力
- 7.ニンジン
- 基本情報
- 特徴や魅力
- 8.オクラ
- 基本情報
- 特徴や魅力
- 9.枝豆
- 基本情報
- 特徴や魅力
- 10.大根 ※春まき
- 基本情報
- 特徴や魅力
- 初心者におすすめの育てやすい春野菜のポイント
購入前にチェック|品種の選び方
初心者の方は種から育てる品種よりも、ポット苗を購入してきて植えつける方がおすすめです。間引きなどの作業が少なくて済むためです。また、同じ野菜でも収穫までの期間が短い品種や遅い品種などもあるので、早く収穫を楽しみたい方は、早生の品種を選ぶと良いでしょう。
苗の状態をチェックしよう
葉に虫がついていないか、葉の表だけでなく裏側もチェックしましょう。みずみずしく張りがあるものを選ぶようにします。 また株がブヨブヨしていたり、グラグラするものも避けるようにしましょう。
栽培日数をチェックしよう
早い時期から植えられて短期間で収穫できる品種を「早生」、ゆっくり育つ品種を「晩生」と呼びます。早生は栽培期間が短く、病害虫の被害に遭いにくいため初心者にもおすすめです。晩生は栽培期間が長い分、味の良い実が収穫できます。
育て方の基礎知識
野菜の種類や地域、育てる環境により管理方法は異なりますが、ここでは基礎として身につけておきたいことをご紹介します。
土作り
おいしい野菜は土作りが大切です。育てる環境や、野菜の品種によって異なりますが、初心者の場合は、通気性、水はけ(排水性)、水持ち(保水性)を意識することから始めましょう。
プランターの場合
初心者の方は、最初から複数の用土を準備してブレンドすることは難しいと思いますので、あらかじめブレンドされた培養土がおすすめです。天然素材と有機原料を使用した野菜の植えつけに適した培養土『今日から野菜 野菜を育てる土』がおすすめです。
地植えの場合
地植えの場合、植えつけの2週間前までに堆肥と苦土石灰を混ぜて耕しておきます。元肥として『Plantia花と野菜と果実の肥料』混ぜ込みます。
水やり
プランターの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。 春~秋の水やりは、鉢の底から水が流れ出るまで、たっぷりと水やりをしてください。鉢底から流れるほど与えることで土に残留している不要な汚れやごみなども流しだすことが出来ます。ただし、真夏の気温が高い時間帯に、水やりをすると、日中の高温で、鉢の中の温度も上昇して煮えたようになってしまいます。根にダメージを与えますので、夏場の水やりは、早朝に行いましょう。冬の水やりは、午前中からお昼頃までには終わらせておきます。根が凍らないように夜の水やりは避けましょう。
肥料
野菜の“栄養”として欠かせないのが肥料です。肥料は野菜の生長を促し、実を大きくしたり、おいしくしたりする役目があります。肥料は大きく分けて、リン鉱石など鉱物を原料として作った「化学肥料」、植物性由来の油かすや骨粉などを原料とした「有機肥料」があります。
元肥・追肥には、野菜の生育に必要な成分と有機成分をバランスよく配合した『今日から野菜 野菜を育てる肥料』がおすすめです。野菜栽培で起こりやすいカルシウム欠乏症を防ぎ、丈夫な根に育て、実のつきをよくしてくれます。 肥料を与えたら株元の土を集める「土寄せ」を行い株が倒れないように支えてあげましょう。
春植え野菜・春まき野菜の注意点
基本的な育て方の他に、ここでは春植え野菜・春まき野菜を上手に育てるための注意点をご紹介します。
雑草対策
春は雑草もどんどん生長します。雑草に養分をとられてしまわないように、こまめに雑草を抜きましょう。
病害虫対策
雑草が多くなると、株周りが混み合ってきて風通しが悪くなり病害虫が発生しやすくなります。特に梅雨の時期は、病害虫の発生も多くなるので、こまめに雑草をとり、病害虫が発生する前に早めの予防や対策が大切です。
トウ立ちする前に収穫する
春植えに適した葉野菜はたくさんありますが、それぞれ収穫期をむかえたら、タイミングを逃さないように早めに収穫を済ませたほうが良いでしょう。理由は、収穫時期が遅れるとトウ立ちしやすい葉野菜が多いためです。
1.ホウレンソウ
☘117:【Q&A】ホウレンソウの育て方|夏や冬の管理方法は?植えつけ方法や、水やりと肥料の与え方などもご紹介夏や冬の管理方法は?植えつけ方法や、水やりと肥料の与え方などもご紹介
基本情報
科名:アカザ科
原産地:中央アジア
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
栽培適温:15℃~20℃
種まき時期:3月~5月
植えつけ時期:3月~5月
収穫時期:4月~7月
特徴や魅力
冷涼な気候を好みます。耐寒性は強く土質もあまり選ばないため、初心者でも育てやすいです。トウ立ちしやすいので、早めの収穫を心がけましょう。
2.キュウリ
☘71:キュウリの育て方|次々と沢山収穫したい!植えつけ方法や、水やりと肥料、下葉かきなどもご紹介
基本情報
科名:ウリ科
原産地:インド北部のヒマラヤ山麓
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
栽培適温:20℃~25℃
種まき時期:4月~5月
植えつけ時期:4月~5月
収穫時期:6月~9月
特徴や魅力
ウリ科の植物なので連作障害が起こらないように、毎年新しい土で育てましょう。真夏の収穫期は水切れを起こさないように、こまめに水やりをしましょう。
3.ナス
☘63:ナスの育て方|秋まで長く収穫したい!重要な苗の選び方、最重要な水やりと肥料、下葉かきや剪定もご紹介
基本情報
科名:ナス科
原産地:インド
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
栽培適温:20℃~25℃
種まき時期:4月
植えつけ時期:4月~5月
収穫時期:6月~9月
特徴や魅力
ナスも連作障害が起こらないように、毎年新しい土で育てましょう。雨にも強く育てやすいです。日照時間が長いほど収穫量が多くなります。「ナスは水で育つ」といわれるくらい水が大切ですので、水不足に気をつけましょう。
4.トマト
☘59:ミニトマトの育て方|おいしい実を付けるには?水やりと肥料の与え方、わき芽かきや摘心などの管理方法もご紹介
基本情報
科名:ナス科
原産地:南アメリカ
耐寒性:弱い
耐暑性:弱い
栽培適温:20℃~30℃
種まき時期:4月
植えつけ時期:4月~5月
収穫時期:6月~10月
特徴や魅力
夏野菜の代表で種類主豊富です。支柱を立てたり、芽かきなどの作業も多いですが、病害虫に気をつければ育てやすい夏の代表野菜です。
5.アスパラガス
☘167:アスパラガスの育て方|美味しく収穫する方法は?年度別の管理方法もご紹介
基本情報
科名:ユリ科
原産地:地中海東部
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
栽培適温:25℃~30℃
種まき時期:3月~4月
植えつけ時期:3月~5月
収穫時期:3月~5月
特徴や魅力
生育には冷涼な気候が適します。他の野菜とは異なり多年草で、植えつけてから収穫まで3年かかりますが栽培の手間はあまりかかりません。上手に育てると、一つの株で10年収穫することができます。
6.ピーマン
☘84:ピーマンの育て方|沢山実らせるにはどうすればいいの?植えつけ方法や、水やり、肥料の与え方などもご紹介
基本情報
科名:ナス科
原産地:南アメリカ
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
栽培適温:20℃~30℃
種まき時期:2月~3月
植えつけ時期:4月~6月
収穫時期:6月~11月
特徴や魅力
夏の暑さにも強く、病害虫にも強いです。たくさんの実を付けますので、追肥を欠かさないようにしましょう。
7.ニンジン
☘118:【Q&A】ニンジンの育て方|発芽の成功のカギを握る種まき、おいしく収穫するためのコツや、間引きや土寄せなどもご紹介
基本情報
科名:セリ科
原産地:アフガニスタン
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
栽培適温:20℃~25℃
種まき時期:3月~4月
収穫時期:7月~8月
特徴や魅力
ニンジンは種まきから育てます。雑草に養分をとられないように、雑草をこまめに抜き取りましょう。種まき後は乾燥に弱いため、発芽するまでは土を乾燥させないように気をつけましょう。
8.オクラ
☘58:オクラの育て方|植えつけ方法や日々の管理、プランターでの育て方や収穫のコツなどご紹介
基本情報
科名:アオイ科
原産地:東北アフリカ
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
栽培適温:20℃~30℃
種まき時期:5月~6月
植えつけ時期:5月~6月
収穫時期:7月~10月
特徴や魅力
オクラは寒さに弱く10℃以下では生育できないため、十分に暖かくなってから植えつけを行いましょう。
9.枝豆
☘74:枝豆の育て方|美味しい枝豆を実らせるコツは?植えつけや時期や、水やりと肥料の与え方などもご紹介
基本情報
科名:マメ科
原産地:中国
耐寒性:弱い
耐暑性:弱い
栽培適温:20℃~25℃
種まき時期:4月~5月
植えつけ時期:5月
収穫時期:6月~9月
特徴や魅力
枝豆も連作障害が起こらないように、毎年新しい土で育てましょう。風で倒れやすいので支柱を立てて育てましょう。マメ科の植物は、肥料を控えめにして育てます。
10.大根 ※春まき
☘05:大根(ダイコン)の育て方|種まきや間引き、収穫まで、よくある疑問にお応えします|
基本情報
科名:アブラナ科
原産地:地中海地方
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
栽培適温:20℃~25℃
種まき時期:4月
収穫時期:6月
特徴や魅力
冬にも育てられますが、春まきで育てると夏前に収穫できます。収穫が遅れると「す」が入ってしまうので早めに収穫しましょう。
初心者におすすめの育てやすい春野菜のポイント
いかがでしたか?この記事では、春植え野菜・春まき野菜を中心に、初心者の方にも知っておいて欲しい、選び方や、育て方の基礎知識などもご紹介させていただきました。ぜひおいしい野菜をたくさん収穫してくださいね。