ローズライフアドバイザー有島薫の~Fragrance Garden~ 『有島薫流 新芽を勢いづける肥料の使い方』
3月から4月にかけて、気温が暖かくなってくると、バラの枝先では、みずみずしい新芽が膨らみはじめます。バラも開花時期を今か今かと待っています。
そんな時期だからこそ、新芽を生育させるために追肥を行いましょう。
また、一つの枝先から複数の芽が出ているものがあれば、一番立派な芽だけを残して不要な芽を摘みとりましょう。複数の芽が出ているものをそのままにしていると、栄養が分散されてしまい生育が悪くなってしまいます。特に、大輪の花をつける品種では芽かき作業も行いましょう。
今回はローズライフアドバイザーの有島薫先生に、
『有島薫流 新芽を勢いづける肥料の使い方』をご紹介頂きます。
バラの芽が膨らみ、萌芽してくるとハイポネックス・「バラのまくだけ肥料」を撒くタイミングです。
この肥料はリン酸分が23と花を咲かせる成分が圧倒的に多いので、五月の満開が期待できます。
私は袋からプラスチック容器に移してやって居ます。
この方が撒きやすいのと、密封容器なので必要な時簡単に使えます。
撒く量は8~10号鉢で30㌘なので、一度計量してその量をスプーンに入れて、その位の量を撒くようにしています。
ここまでしなくてもカレーのスプーンに軽く盛り上げるくらいの量で大丈夫です。
撒くのは鉢に沿って軽く溝を作って撒き、土と混ぜるようにして埋め戻します。
その後ジョーロで散水してください。
肥料を土になじませます。
■新芽の伸び始めが薬剤散布に効果的
新芽が動き出すタイミングでうどんこ病や黒星病対策として薬剤散布することも重要です。
新芽が膨らみ始めたタイミングは効率的に予防と治療ができます。
さらに予防効果により春~梅雨の時期の病害虫被害の軽減につながります。
うどんこ病・黒星病の予防と治療には、『BrilliantGarden サルバトーレME』がおすすめです。
■まだまだ寒い日もある3月、寒冷地では霜よけ対策も
3月、4月になると暖かくなってくるとはいえ、まだまだ寒い日もあります。
特に寒冷地では日によっては霜が降りることもあるでしょう。
せっかく吹き出た新芽が寒さで傷んでしまわないように、寒冷地では霜よけ対策も重要です。
鉢植えの場合は、霜が当たらない軒下などで管理をしましょう。
また、植え替えたばかりの苗は不織布を鉢にかぶせると寒さ対策になります。
この時期の追肥、策剤散布をしっかり行うことが5月の開花に大きく影響します。
新芽を大切に生育させましょう。
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02:ローズライフアドバイザー有島薫の~Fragrance Garden~ 第バラの管理方法
ローズライフアドバイザーの有島薫先生に、ハイポネックス製品を使って、肥料の話、病害虫に対する薬品の話を、丁寧に説明していただきました。
有島先生の管理方法を動画で確認
🌹ローズライフアドバイザー有島薫の~Fragrance Garden~
https://www.youtube.com/playlist?list=PLxSecB2S2YsL9iuGlKoDr5oQFgDpMhqHF
有島 薫
ローズライフアドバイザー
グリーンアドバイザー園芸ソムリエ
バラを鉢植えでコンパクトに仕立てる剪定・資材の利用のテクニックを全国各地で講習会、後援会をされています。
また都内のマンションでバラと草花の鉢植えの庭を自らデザインされ、
新しいバラの栽培、研究をしながら四季の草花を、暮らしに取り入れる提案をされています。園芸誌への執筆活動をはじめTV出演も多数。
これまでの主な執筆
小学館 バラのコンテナガーデン 監修
NHK出版 バラ大百科 品種解説
NHK出版 イングリッシュローズのすべて 監修
その他、バラ、クリスマスローズの出版物、雑誌掲載多数