Labyrinth バラの迷宮 pickup135『マティアス クラウディウス ローズ』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | 独タンタウ |
---|---|
花色 | アプリコットの中大輪 |
花型 | ロゼット咲き |
香質 | 中香 |
樹形 | 高さ2.0mのシュラブ |
クリーミーなアプリコット色のロゼット咲きで、花径6~9㎝の中大輪。多くの花を咲かせる。リンゴのような心地良い芳香。
樹はやや横広がりになるシュラブ。高さ2.0mにもなりつるバラとしても仕立てられる。
花名は18~19世紀に活躍した著名な詩人Matthias Claudiusにちなみ、同氏の協会と夫妻の墓前に植栽された。
耐病性が高く2017年ADR認証に加え、2019年ルクセンブルグ大賞、オルレアン銀賞、2020年バガテルでベストシュラブ賞を受賞するなど各種国際コンクールで評価されている。
2021年にはドイツのバラ会でローズ・オブ・ザ・イヤーに選ばれる。2018年作出、2022年日本発表。
とても強健ながらふんわりとした姿の樹にやさしく繊細な花を咲かせ、株全体として気品がある。花は雨や暑さにも強い。
著者紹介
関連記事
関連記事
玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。