Labyrinth バラの迷宮 pickup139『マーサ』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | ロサオリエンティス プログレッシオ |
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花色 | ごく淡いピンクから淡いピンクのグラデーションの中輪 |
花型 | ロゼット咲き |
香質 | ダマスク+ティー、グリーンの中香 |
樹形 | 高さ1.8×幅1.5mのシュラブ |
緑色を感じる蕾から開きはじめ、ほんのりとしたピンクから淡いピンクへのグラデーションの、おおらかな花に開花。花芯を少し覗かせることも。
ロゼット咲き中輪・房咲き。
花色は日射量や気温、肥料等で微妙に変化し、春や高温期には白からほんのりピンクへのグラデーションとなったり、中央が濃いめのピンクに咲くことも。四季咲き。
ダマスクにティーとグリーンの清々しい香り。
葉の耐病性が高く、年2回の剪定後の殺菌剤散布で葉をきれいに保つバラの家のタイプ0。
樹は高さ1.8×幅1.5mのまとまりの良いシュラブ。つるバラとしても育てられる。2022年春発表のロサ オリエンティス プログレッシオ。
花名は小説『秘密の花園』で主人公メアリー・レノックスのお世話役。孤児で気難しく育ったメアリーを特別扱いすることなく、生き生きと子供らしく成長させた。
‘シャリマー’と同じ実親で、花粉親は‘ペネロペイア’(‘シャリマー’はシェエラザード’)。花はよりふくよかに。
樹は‘シャリマー’よりタテに大きくなり、無理なくつるバラ仕立てができる。
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。