山野草おススメ10選｜初心者でも育てやすい品種を中心にご紹介

山野草は、明確な定義はありませんが、山や野原に自生する観賞価値のある草花のことを総称します。山野草として品種改良された、ラン科のエビネやキンポウゲ科のオオミスミソウなどの園芸品種もよく知られています。一般的には、季節感を感じさせる素朴で可憐な草花が人気が高いです。山野草は、自生地の環境や花の咲く季節育て方などさまざまで、ひとくくりにすることができません。この記事では、そんな山野草の人気種を紹介します。

科：サクラソウ科
原産地：日本、中国、朝鮮半島
花の色：紫、白、ピンク、など
開花期間：4月～5月
耐寒性：強
耐暑性：弱

自生地では林間のやや湿った草原や原野の草間に見られる。湿り気のある土を好み、土が乾ききると枯れてしまいます。寒さには強いですが、暑さには弱いです。

科：スミレ科
原産地：日本、中国、朝鮮半島
花の色：紫、白、ピンク、など
開花期間：4月～5月
耐寒性：強
耐暑性：強

自生のスミレは、スミレは日当たりのよい草地や田畑のわきに生えます。初心者にも育てやすく、盆栽にも向きます。花壇でほったらかし気味でも元気に育ってくれます。

科：ラン科
原産地：アジア、オセアニアの熱帯
花の色：紫、赤、白、ピンク、など
開花期間：7月～9月
耐寒性：弱
耐暑性：強

耐陰性があり日陰でも育てることができます。ラン科の植物ではありますが、華美すぎず落ち着いた姿に魅力があります。

科：リンドウ科
原産地：日本
花の色：紫、青
開花期間：9月～10月
耐寒性：普通
耐暑性：普通

秋の山野草の代表品種です。野山や明るい山地に見られます。晴れた日にだけ花を咲かせます。

科：キキョウ科
原産地：日本、東北アジア、朝鮮半島
花の色：白、ピンク、紫
開花期間：5月～7月
耐寒性：強
耐暑性：普通

耐陰性があり日陰でも育てることができます。自生のホタルブクロは、日当たりのよい草原や、林で見ることができます。手間をかけずに育てることができ、ガーデニングでも人気があります。

科：ユリ科
原産地：日本
花の色：白、ピンク、紫、黄色
開花期間：8月～9月
耐寒性：強
耐暑性：普通

耐陰性があり日陰でも育てることができます。自生のホトトギスは、日崖や山野の日陰で見ることができます。育てやすいですが、ほかの植物との競争に弱いため、鉢植えにして育てます。

科：キンポウゲ科
原産地：日本
花の色：白、ピンク、紫、など
開花期間：2月～5月
耐寒性：普通
耐暑性：普通

春が近づくと、雪の間から花を咲かせるミスミソウ（雪割草）。色とりどりの花を咲かせます。二段咲きや八重咲きなど花形も豊富です。

科：ラン科
原産地：日本、中国、朝鮮半島
花の色：白、ピンク、緑
開花期間：6月～7月
耐寒性：普通
耐暑性：強

耐陰性があり日陰でも育てることができます。富貴蘭（風蘭）は白く太い気根を長く伸ばし、樹木や岩の上に着生します。江戸時代から園芸に利用されてきました。病害虫の被害も少ないです。

科：ユリ科
原産地：日本、中国、朝鮮半島
花の色：白、ピンク、黄色、紫
開花期間：4月
耐寒性：普通
耐暑性：弱

根が片栗粉の原料となることで知られる山野草です。日差しが直接当たらない場所で育てましょう。

科：キンポウゲ科
原産地：日本、朝鮮半島
花の色：白、ピンク、紫など
開花期間：4月～5月
耐寒性：強
耐暑性：普通

いかがでしたか？この記事では、おすすめの山野草をご紹介させていただきました。山野草の種類によって育て方は様々です。自生している場所を想像し、近い環境にしてあげることが上手に育てるポイントになります。ぜひ一度、山野草を育ててみてはいかがでしょうか？