Labyrinth バラの迷宮 pickup140『敦煌(とんこう)』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | 日本 ロサオリエンティス プログレッシオ |
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花色 | クリーム色の中大輪 |
花型 | 半剣弁高芯咲き~ロゼット咲き |
香質 | ティーにグリーンの中香 |
樹形 | 高さ1.2×幅1.0mの木立性 |
耐病性が高い“新世代のHT”。花はクリーム色の中大輪で、黄色とのクラデーションに咲くことも。
半剣弁高芯咲きから、おおらかなロゼットに咲き進む。ティーにグリーンの中香。四季咲き。
花保ち良く、切り花にも向く。
樹は高さ1.2×幅1.0mの木立性。耐病性が高く、年に5回の剪定後ごとの殺菌剤散布で一年間美しい葉を維持。
バラの家のタイプ1。花名はシルクロードのオアシス都市近隣にある仏教遺跡、莫高窟(ばっこうくつ)のそびえたつ姿をイメージして命名。
2022年秋発表のPRG。
青みの強いマットな質感の葉は耐病性が高い。
通常HTは樹勢はあるが耐病性に劣る品種が多かったが、ロサ オリエンティスではここ数年‘ベン ウェザースタッフ’‘メアリー レノックス’‘エリーゼ’など、HTスタイルの特長~〇大輪から中大輪〇四季咲き〇樹は半直立性の木立性~で、耐病性が高い品種を発表。
‘敦煌’もその一つで、咲き始めの半剣弁高芯咲きがカッコイイ。
咲き進んで丸いロゼット咲きになったときも花の魅力は十分。
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。