Labyrinth バラの迷宮 pickup143『シルクロード』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | 日本 ロサオリエンティス プログレッシオ |
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花色 | オレンジからコーラルピンク |
花型 | 小中輪/ロゼット咲き |
香質 | フルーツの強香 |
樹形 | 高さ1.2~1.5×幅2.5mの横張りシュラブ |
オレンジ色の小中輪・房咲き。小さい花弁がたくさん重なる浅いカップ咲きから、開花にしたがって整ったロゼット咲きになり、花色は外側の花弁から落ち着いたコーラルピンクに変わっていく。四季咲き。
少し小さめに咲く夏花も整って咲き、秋もよく咲く。フルーツの強香。枝は細めで葉は小さめ。
樹は高さ1.2~1.5×幅2.5mの横張りシュラブ。広めのスペースでふわっとした自然樹形とするか、伸びた枝を冬に構造物に誘引し四季咲きつるバラとして。鉢植えにも。
耐病性は高く、バラの家のタイプ0。2022年秋発表のロサ オリエンティス プログレッシオ。
花名は、かわいい花と、エキゾチックさを感じる枝葉の印象から命名。
オレンジ色に染まる残照の砂丘を行くラクダの隊商を描いた絵画に触発された。
著者紹介
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。