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12月に咲く花5選|寒い冬でも楽しめるおすすめ植物や育て方のコツを紹介!

12月に咲く花5選|寒い冬でも楽しめるおすすめ植物や育て方のコツを紹介!
12月に咲く花

12月は本格的に寒さが強くなる時期です。休眠に入る植物も少なくありません。ただ、12月でも花を咲かせる植物はたくさんあります。

ぜひお好きな花を育てて、冬のガーデニングを楽しみましょう。今回は、12月に咲く花を5種類ご紹介します。

12月に咲く花1:エラチオール・ベゴニア

エラチオール・ベゴニア

ベゴニアは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の植物です。木立ち性ベゴニアや球根ベゴニア、根茎性ベゴニアなど、いくつかの種類に分けられています。

エラチオール・ベゴニアはベゴニア・ソコトラナと球根ベゴニアを交配してつくられた園芸品種群となります。

9月中旬から6月下旬まで、条件が合えば開花させられることが特徴です。真夏以外であれば年間を通して鉢植えを購入することができます。

エラチオール・ベゴニアの花の色はピンクや赤、オレンジ、黄、白などです。複色のものもあります。ぜひお好きな色味の花を探して育ててみましょう。

エラチオール・ベゴニアの好む栽培環境

エラチオール・ベゴニアは、暑さ・寒さのどちらにも弱いことが特徴です。生育適温は20℃前後とされています。冬は最低でも10℃以上を保てる室内にて管理しましょう。

できるだけ日に当てることがおすすめですが、窓辺は夜間に気温が下がりやすいため注意が必要です。日差しが強くなってきたら直射日光を避け、レースカーテン越しの光を当てましょう。

暖かい時期は屋外で育てられます。外で管理する場合は、風通しの良い半日陰の場所に置くことがおすすめです。

植えつけ

エラチオール・ベゴニアは、季節に応じて移動させやすいよう、鉢植えで育てることが一般的です。水はけの良い用土を準備して植えつけましょう。

ご自分で配合するなら赤玉土と腐葉土、パーライトを5:4:1で混ぜたものがおすすめです。

市販されている草花用培養土でも問題ありません。適期は5月中旬~6月中旬、9月中旬~10月上旬です。

植えつけの際は元肥として緩効性肥料マグァンプK中粒 を土に混ぜ込みます。

水やり

水やりは、土の表面が乾いたタイミングで行います。できれば晴れた日の午前中に与えることがおすすめです。

葉をめくって、株元に優しくそそぎましょう。底面吸水鉢の場合は受け皿に水をためておきます。

肥料

エラチオール・ベゴニアは、花の咲いた鉢植えで売られているケースが多く見られます。購入してから1カ月後をめどに追肥を始めましょう。

1週間~10日に1回程度の頻度で液体肥料ハイポネックス原液をあたえます。夏場は施肥をストップしましょう。冬は10℃以上を保っている場合、追肥を続けます。

また、植え替え時には元肥として緩効性肥料マグァンプK中粒 を土に混ぜ込みます。

うどんこ病・アブラムシ対策

エラチオール・ベゴニアには、うどんこ病やアブラムシといった病害虫被害が生じることがあります。

どちらも蒸れやすい環境で発生しやすいため、風通しの良い状態を保つことが重要です。専用の薬剤も使って対策していきましょう。

虫を予防するマグァンプDは肥料やり+害虫の予防・退治が同時にできるのでおすすめです。

動画でわかりやすく!植物の育て方を紹介する【PlantiaQ&A】

☘68:ベゴニアの育て方|きれいな花をさかせるにはどうすればいいの?水やりや肥料、冬越えの方法もご紹介【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

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12月に咲く花2:シネラリア(サイネリア)

シネラリア(サイネリア)

キク科のシネラリア(サイネリア)は、11月~5月にかけて咲く花です。草丈は20cmから30cmで、ドーム状にこんもりと花をつけます。

シネラリアと野生種を交配して誕生した、草丈が50cm程度になる木立ち性シネラリアという種類もあります。

本来は多年草ですが、日本の気候では一年草扱いになることが基本です。

花の色は青や紫、ピンク、白、黄、茶、複色など多彩です。冬は室内で育てますが、カラフルなシネラリアの鉢がひとつあるだけで、お部屋がとても華やぐはず。

ぜひお好きな花をつける品種を探してみましょう。

シネラリア(サイネリア)好む栽培環境

シネラリアは耐暑性・耐寒性ともに弱いため、基本的には室内で花を楽しみます。

夏の終わりから秋にかけての育苗期間は、屋外の涼しい場所で管理しましょう。気温が下がってきたら、霜が降り始める前に取り込みます。

室内でも日当たりの良い場所へ置きましょう。しっかりと光を当てなければ、花つきが悪くなってしまいます。

春になって霜の心配がなくなったら屋外に出しても問題ありません。雨に当てないよう、軒下などへ置くことがおすすめです。

種まき

シネラリアは種から育てることができます。種まき適期は9月から10月です。雨を避けられる半日陰の場所で管理しましょう。

光がなければ発芽しないため、土はかぶせずにおきます。彼岸を過ぎた頃からは日当たりの良い場所へ移しましょう。

植えつけ

育苗ポットに種まきした場合、本葉が出る頃には鉢へ植えつけることができます。2.5号~3号鉢へ鉢上げしましょう。1カ月ほど経ったら4号~5号鉢へ鉢増しします。

花のついた鉢植えを購入した場合は、しばらくの間はそのまま管理します。

ある程度花を楽しんだ後、開花が少なくなってきたら一回り大きな鉢へ植え替えましょう。その際、同時に切り戻しも済ませます。

水やり

シネラリアの水やりは、土の表面が乾燥したときに行います。花に直接水がかからないように気をつけながら水をそそぎましょう。

また、植木鉢の土の表面全体が葉で覆われてしまうことがあります。そうなると株元が蒸れやすいため、水のあげすぎに気をつけましょう。

肥料

シネラリアは次々と花を咲かせるため、定期的に肥料を与えることが大切です。植えつけの際は元肥として緩効性肥料マグァンプK中粒 を土に混ぜ込みます。

また10月から4月にかけて追肥を行います。緩効性肥料プロミックいろいろな植物用は、置くだけで肥料効果が約2カ月間持続するのでおすすめです。

うどんこ病・アブラムシ対策

シネラリアの栽培時は、うどんこ病やアブラムシなどに注意しましょう。予防のためには、風通しの良い環境を整えると同時に、しっかりと日に当てることも重要です。

肥料過多によってアブラムシが発生しやすくなることがあるため、適量を守ることもポイントです。

動画でわかりやすく!植物の育て方を紹介する【PlantiaQ&A】

☘36::サイネリアの育て方|肥料の与え方、切り戻しや花がら摘みなどの管理方法、枯れる主な理由もご紹介|【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

12月に咲く花3:シンビジウム(シンビジューム)

シンビジウム

シンビジウム(シンビジューム)はラン科の多年草です。明るく華やかなカラーの花をつける品種もあれば、シックな色味の花を咲かせる品種もあります。

ランは育てるのが難しいというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、シンビジウムは丈夫で育てやすいことが魅力。

開花時期は12月から4月にかけてです。白やピンク、黄、オレンジ、茶、緑、複色などの花を咲かせます。

根元にはぷっくりと膨らんだ「バルブ」と呼ばれる部分があります。この部分に養分や水分を蓄積して生長することが特徴です。

シンビジウム(シンビジューム)の好む栽培環境

シンビジウムは耐暑性が強く、耐寒性が弱い植物です。春から秋は屋外で、冬の間は屋内で育てることがおすすめです。

戸外でも室内でも、よく日の当たる場所で管理しましょう。ただし、日差しが強まってくる5月から9月の間は、半日陰程度の場所へ移すことがおすすめです。

遮光ネットを使って日よけをつくっても良いでしょう。

空気がこもって停滞するような環境は苦手とするため、風通しの良い場所で育てることも重要です。つねに葉が風で揺れているような環境が理想とされます。

複数の株を育てる場合、株間はしっかりとあけておきましょう。室内で管理する際も、暖かい日中は窓を開けて風を当てることがおすすめです。

植えつけ

シンビジウムは着生植物のため、本来は木の幹などに根を張って生長します。野菜などを育てるときに使う一般的な培養土に植えてしまうと、うまく育たないことも。

そのため、植えつけの際はバークやミックスコンポストなどの植え込み材を使います。苗が小さなうちは小粒で、大きくなってきたら中粒に切り替えましょう。

水やり

春の新芽の時期から秋にかけては、乾かさないように管理します。とくに、バルブがしっかりと大きくなるまでは水切れしないように気をつけましょう。

夏は毎日たっぷりと水やりします。秋から冬に向かう時期は、徐々に水やりを減らしていきます。11月頃からは週に1回から2回の頻度になるのが目安です。

春になり、再び新芽が出る時期となったら水やりの数を増やしていきましょう。

肥料

シンビジウムの肥料は春から夏の間に与えます。置くだけで約2カ月に1回の頻度で置肥プロミックいろいろな植物用を施しましょう。

9月頃には施肥をストップし、3月頃から再開します。

動画でわかりやすく!【川瀬良子さんのHYPONeX Smile】

🌱042:シンビジュームを楽しみ尽くす!

アブラムシ対策

蕾が出てくるとアブラムシが発生しやすくなります。風通しの良さを維持しながら、薬剤を使って防除することがおすすめです。

なるべく大量発生する前に対処し、シンビジウムを守りましょう。

アブラムシを見つけたらアブラムシ退治と肥料やりが同時にできるハイポネックス原液殺虫剤入りがおすすめです。

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12月に咲く花4:ヤツデ

ヤツデ

ヤツデはウコギ科ヤツデ属の低木です。樹高2m~3mで、庭木として育てられることも多い植物です。

とても大きな掌状葉をつけることが特徴で、年間を通してつやつやとした葉を見ることができます。

開花時期は11月から12月にかけてです。白い複合花序はとても個性的。花後は実がつき、5月頃に黒く熟します。

ヤツデは耐陰性があり、日陰でも育てやすいことが大きな魅力です。それほど日当たりが良くないお庭でガーデニングを楽しみたい方にもおすすめできます。

ヤツデの好む栽培環境

ヤツデは強い日光を避けられる場所へ植えつけます。半日陰のところで育てましょう。また、乾燥も嫌うため、湿り気のある土を使うことがおすすめです。

植えつけ

ヤツデの植えつけ適期は5月~6月にかけてです。用土は、腐植質が多く、水はけと水もちの良いものがおすすめです。

自分で配合する場合は黒土をメインにして、赤玉土や腐葉土などを加えてみましょう。

水やり

地植えの場合、とくに水やりする必要はなく、降雨に任せます。乾燥した日が続いたら水をあげましょう。鉢植えの場合は土の表面が乾いたタイミングで水やりします。

肥料

ヤツデはそれほど肥料を必要としませんが、葉の色が薄くなってきたときは施肥することがおすすめです。1月から3月にかけての時期には寒肥を、6月には追肥を行いましょう。

追肥にはバラまくだけで肥料効果が約2~3カ月間持続するプランティア花と野菜と果実の肥料がおすすめです。

剪定

ヤツデの剪定は3年に1回程度を目安に行います。適期は春から夏にかけてです。古い枝は根元から切って間引きましょう。

樹形を整えたい場合は、枝を2分の1から3分の1ほどに切り詰めます。不要な葉も適宜切り落としましょう。

増やし方

ヤツデは挿し木や株分け、種まきなどで増やすことができます。挿し木は真夏を除いた春から秋にかけての時期が適期です。

3月~4月は前年に伸びた枝、6月~9月は今年になって伸びた枝を挿し穂としましょう。

株分けは鉢植えの植え替えと同時に行うと効率的です。適期は4月~7月となります。種の採取は5月頃、実が成熟してから行えます。種を採ったらすぐに土へまきましょう。

12月に咲く花5:パンジー、ビオラ

12月に咲く花

パンジー、ビオラはスミレ科スミレ属の植物です。草丈は10cmから30cm程度とコンパクトで、幅広い場所で育てられています。

開花時期は10月下旬頃から5月までと長く、冬の間もカラフルな花を観賞できます。花の色は黄色や紫、青、オレンジ、赤、白、ピンク、茶、黒、複色など大変豊富です。

かつて、パンジーとビオラは花の大きさで区別されていました。大輪のものがパンジーで、小輪のものがビオラとされていましたが、現在は大輪のビオラや小輪のパンジーもあります。

厳密に区別することは難しいといえるでしょう。

パンジー、ビオラの好む栽培環境

パンジー、ビオラは日当たりと水はけ、風通しの良い場所を好みます。耐寒性が強いため、冬も屋外で管理することが可能です。

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植えつけ

植えつけ適期は10月から12月にかけてです。まだ暑いうちは徒長しやすいため、涼しくなってから植えつけましょう。用土は市販の草花用培養土などがおすすめです。

水やり

地植えの場合は、植えつけ後にたっぷりと水を与えたら、その後はほとんど水やりせずに管理できます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水をあげましょう。

寒さが厳しい時期は水やりの頻度を減らします。凍結を防ぐため、暖かい日中に水をあげましょう。

肥料

植えつけの際は元肥として緩効性肥料マグァンプK中粒 を土に混ぜ込みます。

花が次々と咲いている間は、1週間~10日に1回程度の頻度で液体肥料ハイポネックス原液をあたえます。

花壇や庭植えの方にはバラまくだけで肥料効果が約2~3カ月間持続するプランティア花と野菜と果実の肥料がおすすめです。

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ビオラ・パンジーの育て方 春まで楽しむ栽培法 #長く楽しむためのお手入れ術

アブラムシ対策

パンジー、ビオラにはアブラムシがついてしまうことがあります。大量発生する前に駆除することが大切です。専用薬剤を使って防除しましょう。

おすすめは肥料やりと害虫の予防・退治が同時にできる 虫を予防するマグァンプDです。

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おわりに

寒さが厳しくなってくる12月でも、花を楽しめる品種はたくさんあります。素朴な花をつけるものもあれば、元気いっぱいに鮮やかな花をつけるものも。

室内やベランダ、お庭などで育て、冬の間も花の観賞、ガーデニングを楽しみましょう。

公開:2022年11月30

更新:2023年11月28日

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