Labyrinth バラの迷宮 pickup90『ヴィウー ローズ』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作出 | フランス デルバール |
---|---|
花色 | ニュアンスのある赤紫色 |
花型 | ロゼット咲き/四季咲き |
花径 | 大輪 |
香質 | 強香 |
樹形 | 高さ1.0×幅0.8mの木立性 |
黒光りする葉の上にニュアンスのあるシックな花色の存在感。
花は彩度を落とした赤紫色で咲き始め、開花にしたがい灰色みの強い濃いめのピンク色に。
花名はこの色表現「Vieux Rose」(英語では「Old Rose」)から。
高芯気味から開いてロゼット咲きとなる大輪花。とても強い香り。
艶のある赤芽から芽吹き、照りの強い黒みをおびた濃緑色の楕円形の葉に展開。
葉脈・鋸歯が目立つ。四季咲き。
トゲの少ない枝はまっすぐ上に伸び、まとまった株になる。
木立性で高さ1.0×幅0.8m。耐病性が高い。2019年秋発表。
葉は花の印象を左右する。‘ヴィウー ローズ’は、目立ちながらもニュアンスある色の花が、出芽の銅葉と展開して黒く光る濃緑の葉が一緒に視界に入り、株全体がとてもシックに見える。
庭植えや、鉢植えの寄せ鉢でほかのバラや草花と組み合わせると、デザインに変化をつけることができる。
花の無い時期には低木のカラーリーフのようにも。
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。