ジャガイモが大きく育たない・・・育て方のポイント
家庭菜園で人気のジャガイモ。
手間をかけなくても比較的簡単に育てられる野菜として、とても人気があります。
いろいろな料理に使えるのも魅力的ですね。
しかし、そんなジャガイモですが、実際に育てていると「大きくならない」「思うように育たない」というお悩みが。
そこで今回は、ジャガイモの育て方のポイントや育て方の注意点についてご紹介します。
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ジャガイモ
学名 Solanum tuberosum 科名 ナス科 原産地 南米アンデス高原 分類 一年草 耐寒性 やや強 耐暑性 弱 栽培カレンダー
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月収穫時期植えつけ・植えかえ施肥
秋植えは難しい!?ジャガイモは春植えがおすすめ
ジャガイモ栽培では、園芸店やホームセンターでタネイモを購入して植えつけを行います。
タネイモの植えつけは3月から4月の春に植えつけるのが一般的です。
しかし、寒冷地を除いた比較的暖かい地域では、年2回植えつけることができます。
秋植えは8月下旬から9月に行います。
初めてジャガイモ栽培する方には春の植えつけがおすすめです。
品種と育てやすさはあまり関係がない!?
スーパーによく行く方はご存知かと思いますが、ジャガイモには様々な品種があります。
男爵・メークイン・インカのめざめ・キタアカリあたりなどが多いですね。
「どれが育てやすいの?」と迷ってしまう方もいるかもしれませんが、栽培方法はどれもそれほど差がありません。
ですから、「収穫したらどんな料理に使いたいか」「どの品種が好きか」で選べばOKです。
タネイモを切り分けるなら、切り口の処理をしてから植えつけを
購入したタネイモが大きい場合、タネイモをいくつかに切り分けてから植えつけることがあります。
これは一般的な方法なのですが、切り分けた切り口をそのままにしていると病原菌が入って腐ってしまう恐れがあります。
切り分けた場合は、切り口が乾燥してから植えつけるのがポイントです。
ジャガイモは水はけの良い土壌で育てて
水はけの悪い土壌だと、タネイモが腐りやすくなります。
また、せっかく根が出てきても生長途中で根腐れを起こしてしまうこともあります。
ジャガイモ栽培では連作は避けて
過去2〜3年の間にジャガイモなどのナス科を育てたことのある場所に植えつけるのは避けましょう。
連作障害と言って、同じ土壌に連続で植えることで生育が悪くなります。
深く植えつけすぎると芽が出にくくなることも
植えつけの深さは、地中5cm程度を目安に。あまり深すぎると芽が出にくくなります。
大きいジャガイモにしたいなら、「芽かき」をしっかり行おう
地上部に生えてきた芽を間引く作業のことを「芽かき」といいます。
ジャガイモは、この芽から地中に伸びている地下茎の先にできますので、イモを大きく育てたいのであれば芽かきをしっかり行いましょう。
というのも、一株にできるイモの総重量はほぼ一定。
芽かきを行わずに芽の数が多いままにしていると、たくさんのイモが実りますがその分サイズは小ぶりになってしまうのです。
芽かきをするタイミングは、芽が5cm程度に伸びてきたら。硬くてしっかりとした芽を数本残してあとは引き抜いてしまいましょう。
なお、芽かきする際に、タネイモごと引き抜いてしまわないよう注意を。株元の土を抑えながらそっと行ってください。
土寄せと追肥
生育とともに地上部が大きくなり倒れやすくなります。
また、タネイモが土の表面に上がってくる場合もあります。土寄せをすることで地上部を安定させましょう。
土寄せの際には追肥を行います。おすすめは、『今日から野菜 野菜を育てる肥料』です。
花が咲いたら早めに摘んでしまおう
ジャガイモの花が咲いたら、地中のジャガイモが太り始めている合図。
ここで花を咲かせたままにしていると、花の方に養分がいってしまい、イモが大きくなれません。
家庭菜園で少しでもジャガイモを大きく育てたい場合は、花を摘み取るようにしましょう。
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