更新日:2021.11.19
ダリアの王様「皇帝ダリア」、晩秋に美しい花を咲かせるコツ
生長すると5mほどの大きさになる皇帝ダリア。
その貫禄ある花姿から、「ダリアの王様」と呼ばれることも。
他の花々を見下ろすように咲き乱れる姿は、圧倒的な存在感があります。
今回は、そんな皇帝ダリアの特長や育て方のポイント・育て方の注意点をご紹介します。
皇帝ダリアの特長
皇帝ダリアは、メキシコや中米を原産とするキク科の球根植物です。
一般的なダリアは生長しても1m程度にしかなりませんが、皇帝ダリアは5m程度の草丈にまでなります。
花色は、ピンクや紫色。
デコラティブな花姿はダリアの王様にふさわしい気高さがあります。
皇帝ダリアは暖かい地方を原産とすることから、耐寒性は高くありません。
11月から12月にかけて開花します。
冬場に、霜が当たると地上部が枯れ、さらに地中の温度が5度を下回ると球根もかれてしまうことがあります。
温度管理が少し難しい植物ではありますが、大きく育ち美しい花をつけた時の達成感はひとしおです。
皇帝ダリアの育て方のポイント・育て方の注意点
植えつけのポイント
皇帝ダリアは庭植えするのが最適です。
鉢植えでは大きく育たず花もつきにくくなってしまいます。
植えつけの適期は3月上旬から5月下旬にかけて。
園芸店やホームセンターなどで苗を購入して植えつけましょう。
栽培場所
皇帝ダリアは日当たりを好む植物ですので、しっかりと日光が当たる場所に植えつけましょう。
午前から午後にかけて日が当たる、開けた場所が理想的です。
また、皇帝ダリアは短日植物ですので、光が完全に当たらない時間を作ってあげる必要があります。
夜間でも街灯や部屋の明かり・玄関の明かりなどが当たる場所だと、蕾がつきにくくなってしまいます。
このほか、皇帝ダリアは草丈が高くなりますので、栽培場所を決めるときは、日当たりがいいこと・人工的な光が当たらないことに加えて、高く伸びても平気な場所を選んでください。
水やりの仕方
庭植えの場合、水やりにはそれほど神経質になる必要はありません。
長期間雨が降らないときや、夏場の乾燥が激しい時期など、土の表面が乾いている場合は水をたっぷり与えましょう。
肥料について
植えつけのときに用土に緩効性肥料「マグァンプK中粒」を混ぜ込んでおきましょう。
植えつけ1ヶ月後には、追肥として肥効期間が約2~3ヶ月持続する「Plantia 花と野菜と果実の肥料」を施しましょう。
支柱について
皇帝ダリアはとても背が高くなるのに加え、根が浅い性質があります。
風や雨で倒れてしまうのを防ぐために支柱を立てましょう。
植えつけの際にあらかじめ立てておくのがおすすめです。
剪定について
繰り返しになりますが、皇帝ダリアは放っておくと5mほどの高さになります。
そこまで背を高くしたくない場合は、株が生長し1mを超えたら、枝を短く切って草丈を調節しましょう。
生長とともに茎が木質化していきますので、早めの段階で剪定をしておくのがポイントです。
遅くとも9月までには済ませておきましょう。
10月を過ぎてから剪定を行うと、花芽を落としてしまう恐れがあります。
皇帝ダリア栽培では、ヨウトムシに注意が必要です。
6月から10月前後にかけてヨウトムシが発生すると、新芽や葉を食い荒らしてしまいます。
葉をよく観察し、被害を見かけたらできるだけ早めに適用のある薬剤で対処をしましょう。
公開: 2018年11月7日
更新:2021年11月19日
この記事で紹介された植物について
ダリア
特長
あでやかで華のある花を咲かせる、春植え球根。花の色や大きさ、草丈などのバリエーションが豊富に揃います。花弁のつき方によっていくつかの系統があり、デコラティブ咲きやカクタス咲き、ポンポン咲きなどに分けられています。
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