更新日:2021.08.20
【観葉植物】 室内でも育てやすいドラセナ(幸福の木)の育て方とは?育てる場所などをご紹介!
観葉植物を育ててみたいけど枯らしてしまいそう・・・、管理が難しそう・・・、と不安に思われている方にこそぜひおすすめの観葉植物がドラセナ(幸福の木)です。室内でも育てやすいドラセナ(幸福の木)は品種が豊富で、その名のとおり幸せを呼ぶ縁起のよい観葉植物として人気があります。
ここでは、はじめて観葉植物を育てる方が押さえておきたいドラセナ(幸福の木)の基本情報をはじめ、ドラセナ(幸福の木)が好む栽培環境や育てる場所、植えつけ(植え替え)のやり方、剪定方法や増やし方、気をつけたい害虫について詳しく紹介します。
- 目次
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- 動画でわかりやすく栽培法をご紹介|【PlantiaQ&A】
- ドラセナ(幸福の木)とは
- ドラセナ(幸福の木)の特徴
- ドラセナ(幸福の木)は長く楽しめる!
- ドラセナの花言葉について
- ラセナ(幸福の木)の栽培環境、育てる場所
- ドラセナが好む置き場所
- ドラセナ(幸福の木)の生育適温
- ドラセナ(幸福の木)の水やり
- ドラセナ(幸福の木)の水やりのタイミング
- ドラセナ(幸福の木)の春~秋の水やり
- ドラセナ(幸福の木)の冬の水やり
- ドラセナ(幸福の木)の根腐れ
- ドラセナ(幸福の木)の肥料について
- ドラセナ(幸福の木)の肥料と与え方
- ドラセナ(幸福の木)の植え替え(植えつけ)方法
- ドラセナ(幸福の木)の植え替え(植えつけ)時期
- ドラセナ(幸福の木)の植え替え用の土
- ドラセナ(幸福の木)の植え替えのやり方
- ドラセナ(幸福の木)の剪定方法
- ドラセナ(幸福の木)を剪定するメリット
- ドラセナ(幸福の木)を剪定のやり方
- ドラセナ(幸福の木)の花芽の剪定
- ドラセナ(幸福の木)の挿し木の増やし方
- ドラセナ(幸福の木)を挿し木で増やす方法
- ドラセナ(幸福の木)の害虫
- ・ハダニ
- ・カイガラムシ
- ・アブラムシ
動画でわかりやすく栽培法をご紹介|【PlantiaQ&A】
☘97:ドラセナの育て方|日当たりや冬越しの方法、剪定や日々の管理などもご紹介【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
ドラセナ(幸福の木)とは
ドラセナ(幸福の木)は、キジカクシ科ドラセナ属の観葉植物です。原産地は熱帯アフリカや熱帯アジアで、100種類以上の品種が自生しているといわれています。
ドラセナ(幸福の木)の特徴
ドラセナ(幸福の木)の見た目は品種によってさまざまですが、幸福の木と呼ばれる「マッサンゲアナ」は初心者でも育てやすく、縁起がよいとされることから室内インテリアとしてはもちろん、贈り物としても人気があります。幸福の木と呼ばれるようになった由来は、玄関に置くことで幸福を呼ぶという言い伝えからだとされています。
ドラセナ(幸福の木)は品種や育て方によって、卓上スペースに置けるくらいのコンパクトなサイズもあれば、室内栽培も可能な1mくらいの大きさのもの、屋外栽培したものだと20mくらいまで大きく育ったものもあります。葉の形が美しく、色のバリエーションも豊富なドラセナ(幸福の木)は、葉の先端が尖っている種類や、葉の先が丸みを帯びた種類など形状や幹の太さなどもさまざまです。
ドラセナ(幸福の木)は長く楽しめる!
ドラセナ(幸福の木)は初心者向きの観葉植物でもあり、長く生長を楽しみたい方にもおすすめです。基本の育て方を知っていれば、10年以上は健やかに生長しますし、5年~10年に1度のペースで花を咲かせる神秘的な植物です。とても貴重なドラセナ(幸福の木)の花の形状は品種よって異なりますが、小さくて細長い花を咲かせる品種もあれば、丸くかわいらしい花を咲かせる品種もあります。
ドラセナの花言葉について
5年~10年に1度花を咲かせるドラセナ(幸福の木)の花言葉は、「幸福」「隠しきれない幸せ」「永遠の愛」などがあります。品種により花言葉の内容はやや異なりますが、ドラセナ(幸福の木)という名前がついた品種には共通して「幸福」という花言葉がついています。
ラセナ(幸福の木)の栽培環境、育てる場所
ドラセナ(幸福の木)は熱帯アフリカや熱帯アジアといった亜熱帯エリアで自生しています。耐暑性に優れていて、乾燥している場所でも元気に育つ非常に丈夫な観葉植物です。丈夫で管理のしやすいドラセナ(幸福の木)なら、はじめての方でも育てやすく、インテリアグリーンとして長く美しく楽しめるでしょう。
ドラセナが好む置き場所
ドラセナ(幸福の木)は強くて丈夫な観葉植物ですが、育てるときに特に注意すべきポイントが「置き場所」です。耐暑性に優れており、日光を好むドラセナ(幸福の木)ですが、夏の暑い時期に、長い時間、直射日光に当てすぎるとドラセナ(幸福の木)の葉が焼けて変色することがあります。ドラセナ(幸福の木)は日の光を好みますが、直射日光に当たらないようにレースカーテンや日除けを使うなどしてあげましょう。難しい場合は、出来るだけ明るい日陰においてください。
一方で、ドラセナ(幸福の木)を日陰に置いたことで葉や枝に元気がなくなってしまったときは日照不足が原因ですので、より日の光が入る場所に移動させましょう。
ドラセナ(幸福の木)の生育適温
耐暑性に優れたドラセナ(幸福の木)は暑さには強い一方で、寒さには弱い性質があります。10度以下の気温が低い環境では、ドラセナ(幸福の木)が枯れしまうことがあるので気温が低くなってきたら暖かい室内に移動させて育てるのがおすすめです。
冬場は室内で育てるので、置く場所によってはドラセナ(幸福の木)が十分な日光に当たれず、日照不足になることが多いです。そういった時には、気温が高くなる日中に明るい場所へ移動させて日の光に当ててあげましょう。
ドラセナ(幸福の木)の水やり
ドラセナ(幸福の木)は乾燥にも強いので、やや乾燥気味なくらいを好みます。水やりもそれほど頻繁に行う必要はありません。ここでは、ドラセナ(幸福の木)の水やりのタイミングやポイントを紹介します。
ドラセナ(幸福の木)の水やりのタイミング
いつどのタイミングで水やりをすればいいのか?観葉植物をはじめて育てる方なら誰もが気になるところではないでしょうか。ドラセナ(幸福の木)の水やりのタイミングとして覚えておきたいのは、「土が乾いてから」、「土の表面が白くなってから」です。
ドラセナ(幸福の木)の春~秋の水やり
春から秋にかけてはドラセナ(幸福の木)が大きく生長する生育期にあたるため、土の表面が白っぽく乾いてきたらたっぷり水を与えましょう。水の量は鉢底から水が流れるくらいが目安で、受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。受け皿に水を溜めたままにすると、ドラセナ(幸福の木)が根腐れを起こしてしまうので注意しましょう。
ドラセナ(幸福の木)の冬の水やり
冬の寒い時期は、ドラセナ(幸福の木)が休眠期に入ります。この時期は生長がストップするので、乾燥気味に育てるのがコツです。春から秋のように乾いてからすぐに水やりをするのではなく、土が乾いたことを確認してから2日~3日くらい経ってから水やりをするくらいで大丈夫です。
ドラセナ(幸福の木)の根腐れ
乾燥に強いドラセナ(幸福の木)は、その一方で多湿に弱く、水分過多になると根腐れを起こして枯れる原因になります。水やりをするときに土の表面を確認して、土が完全に乾いていないのにドラセナ(幸福の木)の葉が乾いている、元気がなく弱々しいといったときはすでに根腐れの状態になっている可能性が高いです。
この状態になったときは、一旦水やりはせずに、直射日光が当たらない明るくて暖かい場所にドラセナ(幸福の木)を移動して回復させます。生育期にあたる春から秋にかけては、ドラセナ(幸福の木)の生長が活発になるので、環境を変えてあげることで回復する可能性が十分にあります。
置き場所を移動しても回復しないときは、一度ドラセナ(幸福の木)を鉢から引き抜き、根腐れを起こしている部分をカットして新しい鉢に植え替えるのも一つの方法です。
ドラセナ(幸福の木)の肥料について
ドラセナ(幸福の木)は、5月~10月の生育期に生長を促すために肥料を施します。春~秋にかけての生育期はたくさんの栄養をドラセナ(幸福の木)が必要としているので、与えすぎに注意して肥料を与えてあげましょう。
ドラセナ(幸福の木)の肥料と与え方
ドラセナ(幸福の木)は適量の肥料を施すことでよく育ち、より丈夫になります。与える肥料は「プロミック 観葉植物用」等の緩効性化成肥料を2ヶ月に1回を目安に施します。緩効性化成肥料はドラセナ(幸福の木)の根元や幹に直接当たらないように、少し離れた位置に置き肥します。緩効性化成肥料ではなく、速効性に優れた「ハイポネックス原液」または「専用液肥 観葉植物」等の液体肥料を施す場合は、10日~2週間に1回のペースで水やりの代わりに与えます。なお、緩効性化成肥料を与える場合、4号鉢以下の小さい鉢に与える場合には、「プロミック 観葉植物用」の代わりに「ボタナイス 置くだけ!カンタン錠剤肥料」を施肥してください。
肥料を好むドラセナ(幸福の木)ですが、肥料の与えすぎには注意が必要です。肥料を与えすぎるとドラセナ(幸福の木)の根が栄養をうまく吸収できなくなり、株全体が少しずつ弱ってしまうからです。肥料を施すときは適量の肥料を、適切な頻度で与えてください。
ドラセナ(幸福の木)の植え替え(植えつけ)方法
生育期における生長が早いドラセナ(幸福の木)は、2年に1回のペースで「植え替え(植えつけ)」が必要です。植え替えをしないと根詰まりを起こしてドラセナ(幸福の木)の生長を妨げる恐れがありますし、根詰まりが原因で水やりをしても吸水しにくい、生長した根が鉢から飛び出した状態になることがあります。
ドラセナ(幸福の木)の植え替え(植えつけ)時期
ドラセナ(幸福の木)は2年に1回、5月の中旬~7月頃に新しい鉢に植え替え(植えつけ)をします。ホームセンターや園芸店などで購入したドラセナ(幸福の木)が2年経つ前に鉢から根がはみ出していたり、株だけが大きく生長していたり、水やりをしても土に水が吸い込まないように感じたときは、根づまりを起こしている可能性がありますので植え替えのサインと捉えて植え替えを行いましょう。
ドラセナ(幸福の木)の植え替え用の土
ドラセナ(幸福の木)を植え替えるときは、市販の観葉植物用の土があると便利です。土を自作したい場合は、水はけのよい土、よく肥えた土を用意します。小粒の赤玉土7に対し、腐葉土を2、堆肥を1の割合でブレンドした土を使います。
植え替えの際には、元肥として2年間肥料効果が持続する「マグァンプK大粒」を土に混ぜ込みましょう。
ドラセナ(幸福の木)の植え替えのやり方
ドラセナ(幸福の木)の植え替え用の土を用意できたら、これまでよりも一回り~二回り大きなサイズの鉢と、鉢底ネット、鉢底石、ハサミ、スコップ、水やり用のジョウロを用意します。
STEP1. 新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を入れる
STEP2. 土を1/3程度入れる
STEP3. 元々の鉢からドラセナ(幸福の木)を取り出す
STEP4. 根についた古い土を1/3程度落とす
STEP5. 腐った根はハサミで切り取る
STEP6. 新しい鉢の中心にドラセナ(幸福の木)を置く
STEP7. ドラセナ(幸福の木)と鉢のすき間に土を入れる
STEP8. 土を手で軽く押さえる
STEP9. たっぷり水やりをしたら植え替え完了
POIT:植えつけ後は根の活着促進のため植物用活力液『リキダス』を1,000倍に希釈して与えましょう。
ドラセナ(幸福の木)の大きさや植え替えたときのバランスを考えながら、これまでの鉢よりも一回りから二回り大きな鉢を用意して、鉢底ネットと鉢底石を入れて1/3くらい土を入れます。元々の鉢からドラセナ(幸福の木)を取り出すときは、強く力を入れすぎず少しずつ引き抜きます。
ドラセナ(幸福の木)の根についた土を1/3くらい手でほぐしながら落とし、腐っている根や黒くなっている根があればハサミを使って切り取ります。
土を入れた新しい鉢の真ん中にドラセナ(幸福の木)を置き、すき間に土を入れます。ウォータースペースが残るように鉢の縁から2cm~3cm下くらいまで土を入れたら、土を手で軽く押さえて植えつけます。最後にたっぷりの水を与えたら植え替えの作業は完了です。
ドラセナ(幸福の木)の剪定方法
ドラセナ(幸福の木)は生長すると上方向にどんどん大きく伸びる観葉植物です。ただし、枝が伸びすぎると形状が崩れてバランスがあまり良くありません。ドラセナ(幸福の木)が生長してバランスが悪くなっていると感じたときは、植え替え作業と同じ5月中旬~7月頃を目安に「剪定」を行います。植え替え作業をする前に剪定をすると、効率よく作業を進められます。
ドラセナ(幸福の木)を剪定するメリット
ドラセナ(幸福の木)を剪定すると、樹形が整いインテリアグリーンとして見た目が良くなるというメリットがあります。他にも、生長して枝が込み合っている部分を剪定により取り除くことで、通気性がよくなり、病害虫予防にもなります。剪定といっても作業自体はとても簡単ですので、生長するにつれて樹形のバランスが崩れてきたと感じたときは、思い切って剪定にチャレンジしてみてください!
ドラセナ(幸福の木)を剪定のやり方
ドラセナ(幸福の木)を剪定する前に清潔な剪定用のハサミを用意します。バランスが悪いと感じる枝にハサミを入れて、水平になるようにカットします。ハサミで切った枝の切り口からは、またしばらく育てていると新しい芽が出てきますので思い切って切り取ります。
枝を剪定するときに傷んでいる葉があれば、その都度切り取ります。一度枯れてしまった葉は元には戻らないので、黒く変色していたら斜めに切り取って樹形を整えます。
剪定で切り取った枝は、あとから挿し木として数を増やすときに使えるので取っておきましょう。剪定が終わったら、出来るだけ風通しと日当たりのよい場所にドラセナ(幸福の木)を置いて管理します。
ドラセナ(幸福の木)の花芽の剪定
ドラセナ(幸福の木)の生育期にあたる5月~9月頃に、花芽が出来ることが稀にあります。ドラセナ(幸福の木)は白い花や赤い花を咲かせますが、花芽をそのままにすると開花させることにエネルギーが消費されて株が弱ってしまいます。
ドラセナ(幸福の木)を長く楽しみたいというときは、もったいない気もしますが、思い切って花芽を根元の部分からハサミで切り取ります。花芽を切り取ったあとは、「ハイポネックス原液」または「専用液肥 観葉植物」等の液体肥料を施して栄養を与えます。
ドラセナ(幸福の木)の挿し木の増やし方
初心者でも育てやすく丈夫なドラセナ(幸福の木)は、挿し木や株分け、取り木といった方法で数を増やせます。今回は、ドラセナ(幸福の木)の数を増やすのに最も簡単な「挿し木」のやり方を紹介します。
今育てているドラセナ(幸福の木)を使って簡単に数を増やせるので、ぜひ挑戦してみてください。
ドラセナ(幸福の木)を挿し木で増やす方法
挿し木では剪定をする際に切り取った茎などを使い、発芽させて増やします。挿し木をする前に育苗用のポットとドラセナ(幸福の木)栽培用の土を用意します。
挿し木の適期は植え替えや剪定と同時期の5月中旬~7月頃です。
STEP1. ドラセナ(幸福の木)の茎を切り取る
STEP2. 傷んだ葉を切り取る
SETE3. 茎の切り口を下にして数時間水に浸けておく
STEP4. 育苗ポットに8割程度の土を入れる
STEP5. 挿し穴をあける
STEP6. 茎を1/2程度土に挿し込む
STEP7. 土を軽く手でおさえる
STEP8. 半日陰に置いて管理する
STEP9. 発芽するまで土が乾かないように管理する
STEP10. 発芽して新芽が生えたら植え替えをして完了
ドラセナ(幸福の木)の挿し木の手順はとてもシンプルです。挿し木に使う茎は、先端から20cmくらいの部分を切り口が斜めになるようにハサミで切り取ります。茎を切るときに傷んでいる葉があれば取り除いておきましょう。切り取った茎は3時間くらい水を入れたコップに切り口を下にして浸けておきます。育苗ポットにドラセナ(幸福の木)栽培用の土を8割くらい入れて、挿し穴をあけます。水に浸けておいた茎を1/2くらいの深さまで土に挿し込み、土を上から軽く手でおさえます。挿し木をした後は、発芽するまでは半日陰で風通しのよい場所に置いて管理をします。土が乾かないように水やりをして育てていると、1ヶ月くらいで発芽します。発芽して新芽が出始めたら、新しい鉢に植え替えをして育てます。これでドラセナ(幸福の木)を挿し木で増やす作業は完了です!
ドラセナ(幸福の木)の害虫
ドラセナ(幸福の木)は丈夫な観葉植物ですが、乾燥する時期や生育期である春~秋にかけては害虫が発生しやすくなります。害虫が発生する理由は、栽培環境や季節などが大きく関係しています。害虫被害に悩まされることなく元気に育てるためにも、ドラセナ(幸福の木)に発生しやすい害虫の種類や見つけたときの対処法、予防策などをしっかり押さえておきましょう。
・ハダニ
ドラセナ(幸福の木)に発生しやすい害虫のひとつが「ハダニ」です。ハダニはドラセナ(幸福の木)に限らず、いろいろな植物に発生する厄介な害虫です。体長が0.5mmくらいと小さく、植物の葉に寄生して栄養を吸汁します。見つけたハダニをそのままにしてしまうと、ドラセナ(幸福の木)の栄養がどんどん吸い取られて生長に影響します。ハダニを見つけたときはすぐに駆除して、大量発生を防ぐことが大切です。
ハダニの発生を抑制するための予防策として行いたいのが、「葉水」です。ハダニは水を嫌うので、定期的にドラセナ(幸福の木)に葉水をすることで発生しにくくなります。
・カイガラムシ
白い見た目で体長は2~10mmくらいの害虫です。ドラセナ(幸福の木)に発生すると吸汁して株を弱らせてしまいます。発見したカイガラムシをそのままにしておくと、排泄物にアリが引き寄せられて、病気を誘発する恐れがあるので見つけたらすぐに駆除しましょう。
成虫になると薬剤を使ってもカイガラムシの殻のせいで効き目が低くなりますので、幼虫のうちに歯ブラシなどを使って駆除するのが重要です。
・アブラムシ
ハダニと同じく、ドラセナ(幸福の木)の葉の裏について栄養を吸汁する害虫が「アブラムシ」です。早期発見、早期駆除が重要な対策となりますので、ドラセナ(幸福の木)の葉の裏側をこまめにチェックして見つけたらすぐに駆除しましょう。すでに発生してしまった場合は、施肥する際、「ハイポネックス原液」の代わりに「ハイポネックス原液 殺虫剤入り」を与えてもよいでしょう。肥料やりとアブラムシ駆除が一度に行えるので便利でおすすめです。
アブラムシは繁殖が旺盛なうえ、ウイルス病を媒介して病気を誘引する厄介な害虫です。反射光を苦手とする性質があるので、ドラセナ(幸福の木)の根元に反射用のアルミ泊を置くなどして予防します。
ドラセナ(幸福の木)は幸福を意味する縁起のよい観葉植物です。はじめての方でも育てやすく丈夫なドラセナ(幸福の木)は、インテリアグリーンとしてはもちろん、大切な方への贈り物としてもおすすめです。今回ご紹介したようにドラセナ(幸福の木)の育て方はとても簡単で、基本さえ知っていれば10年以上も長く育てることも可能です。
生育旺盛で購入してから2年ほど経つと鉢の中で根詰まりを起こしやすくなるので、水やりをしたときの吸水力や葉の状態を観察し、鉢の下から根っこが出ているようなときは植え替えをしてあげましょう。ドラセナ(幸福の木)栽培に慣れてきたら、挿し木などの方法で数を増やすことができますので、この機会にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
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